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2010年W杯 オランダvs日本 想定内の敗戦

日本代表の第2戦、オランダ戦をNHK BS1の生中継で観てました。

日本の先発は、GKに川島、CBに中澤と闘莉王、右SBに駒野、左SBに長友、アンカーに阿部、CMFに長谷部と遠藤、右SHに松井、左SHに大久保、トップに本田。カメルーン戦と同じメンバーとなった。

日本代表vsオランダ代表 先発フォーメーション
 18.本田 
16.大久保8.松井
7.遠藤17.長谷部
 2.阿部 
5.長友3.駒野
4.闘莉王22.中澤
 21.川島 

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前半、オランダがボールポゼッションで上回るものの、日本の守備は機能していた。カメルーン戦とメンバーこそいっしょだが、より前からプレッシャーをかける事で、オランダがボールを下げざるを得ない状況にしている。
そういった事もあり、ボールポゼッションで上回られても、さほどオランダ相手にも決定的チャンスを作られなかった。

ただ、日本は相変わらず松井と大久保のところで突破出来ないと苦しい。本田も前線でキープは出来ていたが、自身は攻撃に絡めなかった。
日本のチャンスはセットプレーから何度かあったが、ゴールには結びつかず。

日本は、前からプレッシャーをかけつつも、必要以上には追わないことで、昨年のオランダ戦よりは体力を温存出来ていたのではないか!?

結局、両者攻めあぐねる格好となり、前半を終える。

後半、オランダが立ち上がりからハイペースでくる。なんとか、オランダの攻撃を凌いでいた日本だったが、後半8分、こぼれ球がスナイデルの前に転がる。これをダイレクトで強烈なシュート。GK川島が弾きに行ったがこれがゴールに吸い込まれて、日本が先制を許す。

それでも、オランダがこの後さらに攻勢に出てこなかった事で、日本も落ち着いてボールを回せるようになる。
大久保のミドルシュートやCKからのチャンスもあったがゴールは奪えず。

後半19分、松井に代えて俊輔を投入する。
日本が果敢に攻め込むもなかなかチャンスに結びつかない。頼みの俊輔もゲームにはいりきれない感じで、なかなか持ち味を出せない。

後半32分には、大久保と長谷部を下げて、玉田と岡崎を投入する。
玉田は、ボールを持ってもなかなか前線に顔を出せない。岡崎もほとんど攻撃に絡めず。逆にカウンターから決定機を作られるものの、川島のファインセーブで事なきをえる。

最終盤には、闘莉王が前線にはいってチャンスを作るも、岡崎のシュートは枠を捉えられず。結局、最後までゴールを奪えずに最少失点での敗北となった。

日本代表 (2010WC vsオランダ代表 後半のフォーメーション)
18.本田 11.玉田
9.岡崎10.中村俊
7.遠藤2.阿部
3.駒野5.長友
4.闘莉王22.中澤
 21.川島 

0-1とはいえ、負けは負けでそれ自体は悔しい。それに、今の日本の攻撃陣では1点の重みは非常に大きいもので、得点差以上の差はあったとは思う。そういう意味では惜敗というのは合っていないのかもしれない。

ただ、0-1での敗戦は最低限の結果でもあったと思う。オランダ相手に勝つ事はおろか、引き分けも難しかった訳で、負けるにしても失点を出来るだけ少なく抑えるのが日本の目指すところだったはず。そういう意味では、この負けは想定内と言えるだろう。

敗戦そのものというよりも、後半の交代選手がうまく機能しなかったところが気になるところ。カメルーン戦では1-0でリードした事もあり、交代をうまく使って逃げ切った格好だったが、1点を追う展開での交代がうまくいかなかった。

俊輔に関しては、セットプレーでのキッカーとして期待しているようなコメントを試合後の会見で岡田監督はしていた。だが、ファウルが取れる、松井や大久保が下がってしまって、セットプレーの機会が終盤はほとんどなかった事で、俊輔の存在意義が薄れてしまった。
試合後、俊輔に関して批判的な意見が多くあったが、俊輔自体の問題でもあるがチームとしての問題でもある。なにせ、予選では俊輔が大黒柱であったわけだから、それが活かせないのは厳しい。
交代で入ったメンバーでは玉田、岡崎も結果を残せなかった。岡崎は決定機を外してしまって、あれはいただけない。

本田のところでボールが収まってはいたけれど、そこから効果的な攻めにつなげられなかった。本田が前を向くために、前線で本職のFWを入れられればよかったんだが・・・。
現時点では、森本が適任なんだろうが、ケガのせいなのかチームにフィットしてない事もあるのか使われなかった。
試合のテンポをあげるという意味では憲剛の投入があってもよかったかもしれない。

カメルーンvsデンマークで、デンマークが1得点差での勝利という事で、依然として日本がグループ2位をキープ。次戦のデンマーク戦では引き分け以上で決勝トーナメントに進める。このアドバンテージを活かせるかどうかがポイントになりそうです。

最後に、独断と偏見で選手評価。

GK 川島 6.5
DF 中澤 6.0
DF 闘莉王 6.0
DF 駒野 6.0
DF 長友 6.5
MF 阿部 6.0
MF 長谷部 6.0
MF 遠藤 6.0
MF 中村俊 5.0
MF 松井 6.0
MF 本田 5.5
FW 大久保 6.0
FW 岡崎 5.5
FW 玉田 5.0