2017年 J2 第7節 ジェフ千葉vsザスパクサツ群馬 壱晟J初ゴールも遠い2点目
2017年J2第7節 ジェフユナイテッド市原・千葉の試合vsザスパクサツ群馬の試合観戦で、フクダ電子アリーナまで行ってきました。
桜が満開となった蘇我。小雨が降るあいにくのお天気で、お客さんも前節同様少なめな感じでした。
試合経過
ジェフの先発は、GKに優也、CBに近藤、ボムヨン、多々良、アンカーに熊谷、ISHに真希と壱晟、右WBに北爪、左WBにサリーナス、2トップに清武とラリベイという布陣でした。CBの一角に多々良を起用してきました。サリーナスも先発に復帰しています。
序盤は、お互いにハイプレスでなかなか、ボールが落ち着かない展開となります。
前半5分、熊谷がセンターサークル付近でボールを奪われると、そのまま群馬の高井にロングシュート。優也が前に出ていて対応できず、このボールがそのままゴールに吸い込まれて群馬が先制します。
対するジェフは、前半8分、清武が右サイドからのシュート性のクロス。ラリベイが飛び込むがわずかに届かず。その後は、群馬のプレスになかなか前にボールを運べない展開となってペースをつかめず。
ジェフは、前半21分のCKを得るものの、これはファウルを取られてしまいます。群馬も、前半23分にCKも、これはジェフDFがはねかえします。
徐々にボールがつなげるようになってきたジェフ。前半24分のCKは、はねかえされます。さらに、前半33分に、FKのチャンスもこれも、はねかえされてしまいます。
群馬は前半40分、右からのボールからシュートも、これは上に外れます。ジェフは前半44分のCK。ショートCKから戻したボールを熊谷がスルーパスも反応できず。そのままラインを割ってしまいます。
前半は、このまま0-1で折り返します。
後半頭に、真希に代えて町田を投入します。
4バックに代えて、北爪が右SB、ボムヨンが左SBに、右SHにサリーナス、左SHに清武、1トップにラリベイとなり、町田はISHの位置に入りました。
1点を返したいジェフが攻勢にでます。後半7分、壱晟がシュートを狙うが、これはブロックされます。さらに、後半8分には、サリーナスが右からカットインしてシュートも上に外れてしまいます。
ジェフは後半13分に、CKも跳ね返されます。続く後半14分にもCK。跳ね返されたボールを清武が拾ってクロスを上げるものの折り返したボールには反応できずラインを割ってしまいます。
後半15分には、清武のロングスローに多々良が頭ですらしますが、シュートには持ち込めず。さらに、後半16分、右から北爪、サリーナスと繋いで、町田が狙うものの枠には飛ばせず。
後半20分、サリーナスに代えて船山を投入します。船山は、そのまま右SHに入ります。
群馬は、後半21分、シュートにまで持ち込むが、これは優也がキャッチします。
ジェフは、後半22分、町田からのスルーパスから北爪が抜け出して、折り返したボールを壱晟がスライディングしながらシュート。これが決まって、ジェフが同点に追いつきます。
群馬は、後半25分にCK。頭で合わせるも上に外れます。
ジェフは後半27分にCK。ボムヨンがシュートを狙うが打ちきれず。戻したボールを近藤がシュートもGKがキャッチします。後半28分には、熊谷がシュートを狙うが左に外れます。
さらに、後半29分、左からのボールに壱晟がシュートも、これもGKがキャッチします。後半33分には、左サイドに回っていた船山がカットインからのシュートも右に外れてしまいます。
その後も、ジェフがボールを握る展開がつづくものの、なかなかチャンスが作れず。
後半39分、清武に代えて羽生を投入します。町田が左SHに回ります。
後半46分には、羽生からのパスにラリベイが抜け出すがオフサイドとなってしまいます。
試合は、このまま得点生まれず。1-1の引き分けに終わりました。
戦評
開始早々の失点。熊谷があの位置でボールを奪われたところも悪かったのですが、GKが前に出ている状況なので、いずれやられる形ではありました。シーズン中に何回かはあの形での失点は覚悟する必要がありました。ただ、まだ開始5分で、時間は十分に残っていました。
群馬がこの試合では、ジェフのお株を奪うようなハイプレスで対応してきました。しかも、奪ったら迷いなく裏を狙って来る状況で、なかなかジェフのペースとはなりませんでした。群馬のハイプレスに苦しんではいましたが、既に1点をリードしていた事もあり、20分過ぎからはジェフがボールを持てるようになりました。ただ、前半は攻撃の形が作れなかった。少し慌てすぎているのか、パスミスやクロスの精度の悪さでチャンスがまったくといいほど作れずに前半を終えてしまいます。
後半、町田が入った事とフォーメーションを変えた事でジェフがペースを握るようになりました。ただ、シュート精度の問題もあってゴール自体はなかなか生まれず。ようやく攻撃が実ったのが壱晟のゴールでした。北爪からの折り返しも良かったですが、スライディングしながらで簡単ではないシュートだったと思います。枠にしっかり飛ばしているあたりは流石という感じでした。
この時間帯からしばらくは、ジェフがチャンスを作り続けます。完全に押せ押せでしたが、ゴールを奪う事が出来ず。船山のシュート以降はあまりチャンスらしいチャンスが作れないようになってしまいました。決して、群馬がペースを取り返したという訳でもなく、ジェフ自体の攻撃が悪かったという事でしょう。
群馬は6連敗中で、気迫のこもったプレーを見せてくれていました。もちろん、その影響はあったのですが、チャンスが作れなかったのは、ジェフの攻撃がまずかったというだけの気がします。後半は、完全にジェフペースで、1点を奪ってからもジェフが1点取れば勝てる状況でしたから。今の、ハイラインハイプレスのサッカーをやるなら、相手を押し込んで点をとりきらないと勝ち続けるのは難しいでしょう。1試合1点ペースでは物足りなくて、コンスタンスに複数得点取れるようにならないと、今後も苦しい戦いになってしまいます。
ただ、エスナイデル監督のやっているサッカー自体は面白いですから、後は選手が付いてここられるかだけです。もっと得点が奪えるようになれば自然と勝てる試合が多くなるはずなので、あとはケチャドバ待ちなんですよね。
次週は、アウェイで山口戦。昨年は、J3昇格シーズンで旋風を巻き起こしていましたが、今シーズンは出遅れています。ジェフとしては、これ以上下位チームに勝ち点を撮り損ねたくはないところです。しっかりと勝って戻って来てほしいところです。
選手評価
GK 優也 6.0
DF ボムヨン 6.0
DF 近藤 6.0
DF 多々良 5.5
MF 熊谷 5.5
MF 北爪 6.0
DF サリーナス 5.5
MF 真希 5.0
MF 壱晟 6.5
MF 町田 6.0
MF 羽生 -
FW 船山 5.5
FW 清武 5.5
FW ラリベイ 5.5
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