2013年 総括 ジェフ千葉 シーズン後半
2013年シーズンの振り返りのジェフ千葉編。シーズン全体の振り返り、後半戦。第22節からを振り返ります。
6連勝
アウェイの徳島戦からの2連勝で折り返した前半戦。
続く、アウェイの富山戦でも勝利して迎えたホームのガンバ大阪戦。首位ガンバ相手に、今の勢いがどこまで通用するのかというところでしたが、今シーズンのベストゲームと言っていい試合となりました。
米倉の先制点は見事でした。あれを見てガンバが獲得を決めたのではと思っているくらいです。
そして、大塚と智が古巣相手に恩返し弾で、3-0で快勝しました。
やはり、ガンバ相手という事で一人ひとりの運動量も増えましたし、やってやろうという気持ちが見えました。それだけに、なぜこういう試合が続けられないのだろうとは思ってしまいます。
続く、アウェイの山形戦でも3-0と快勝。ホームでは思うようにやられてしまったので、胸のすく試合となりました。
さらに、アウェイの愛媛戦でも勝って、クラブタイ記録となる6連勝を飾りました。
決して、万全の試合が出来ていた訳ではないですが、結果がついてきました。鬼門の夏場を前に、今シーズンは乗りきれるのでは!?と思ったのですが・・・。
鬼門の夏場は今年も
7月のラスト、ホームの徳島戦ではキムの若さが裏目に出たりとやられてしまい敗戦。アウェイの徳島戦から続いた連勝は6でストップしてしまいました。
続くホームの水戸戦では勝利し、仕切り直しといきたいところでしたが、北九州、松本とアウェイ2連戦で連敗。さらに、ホームの群馬、岐阜相手にも勝てず、気がつけば8月は1勝しか出来ずに終えてしまいました。
ただ、順位的には混戦模様だった事で3位から4位に順位を落としたのみにとどまりました。ただ、自動昇格圏を狙うのがだんだん厳しくはなってきました。
- 2013年 J2 第26節 ジェフ千葉vs徳島ヴォルティス 痛恨の2失点で連勝ストップ
- 2013年 J2 第27節 ジェフ千葉vs水戸ホーリーホック 苦しい試合も連勝リスタートへ
- 2013年 J2 第31節 ジェフ千葉vsFC岐阜 魔の8月克服出来ず
失速止められず
9月に入って、アウェイの福岡戦は点の取り合いを制して5試合ぶりの勝利となったものの、続くホームの京都戦、アウェイの東京V戦、岡山戦戦でシーズン初の3連敗を喫していまいました。
前半戦は4敗だったのが、後半戦はここまでで6敗を喫してシーズン10敗目となってしまいました。
8月の段階では運動量の問題もありました。ケンペスがあまり守備で走れなくて苦しいところもありましたが、徐々に運動量も戻ってきてはいたものの勝てませんでした。特に、京都戦は力負けでした。
ヴェルディ戦は得点が奪えずに惜敗、岡山戦も3-0で完敗でした。悪い流れが断ち切れないまま9月を終えてしまいました。
8月と9月で2勝しか出来なかったのは、シーズンを通しても悔やまれます。
- 2013年 J2 第32節 アビスパ福岡vsジェフ千葉 大乱戦を制し反攻の9月へ
- 2013年 J2 第33節 ジェフ千葉vs京都サンガF.C. 何も出来ずに終わった後半で逆転負け
- 2013年 J2 第34節 東京ヴェルディvsジェフ千葉 崩しきれず一発に沈む
神戸に快勝も勢い続かず
3連敗で迎えたのが首位ヴィッセル神戸戦でした。試合の流れは悪くなかったものの神戸に先制されて嫌なムードになりかけましたが、後半の2得点で逆転勝ち。チームに勢いを取り戻させる1勝となりました。
続く、ホームの熊本戦では6得点と大当たりとなりました。森本が移籍後初ゴールを決めるなど大勝となりました。さらに、アウェイ横浜FC戦でも勝利し、3連勝と巻き返してきました。
ただ、順位的には自動昇格を狙うのは厳しく、プレーオフ進出を確実にして、より上の順位で終わる事が目標となってきました。
しかし、3連勝の勢いも、苦手としている札幌に負けると、ホームの長崎戦でも苦杯を喫して、プレーオフ進出争いでは下から追い上げられます。
続く、ホームの栃木戦でも勝てず、プレーオフ進出は最終節の鳥取戦までもつれ込むことになりました。その鳥取戦では2点を先行される苦しい展開になるものの、終盤に2得点をあげてかろうじて引き分けに持ち込みました。
なんとか、最終節でプレーオフ進出を決める事が出来ました。
結局、札幌と長崎には2連敗となりました。ガンバやヴィッセルには負けていないのに、なかなか他で勝てないという状況が多かったです。
順位的にも、栃木戦、鳥取戦で勝てば4位以内に入れていたはずですが、最終的には5位で終わる事になりました。これも、もったいなかったと思います。
- 2013年 J2 第36節 ジェフ千葉vsヴィッセル神戸 逆襲の逆転勝利
- 2013年 J2 第37節 ジェフ千葉vsロアッソ熊本 ケンペスハット、森本初ゴールで6発大勝
- 2013年 J2 第38節 横浜FCvsジェフ千葉 佑昌、ケンペスアベック弾で3連勝
- 2013年 J2 第40節 ジェフ千葉vsV・ファーレン長崎 まんまと術中にはまり完敗
- 2013年 J2 第41節 ジェフ千葉vs栃木SC 痛恨の失点でPO進出決めれず
プレーオフ敗退
リーグ戦を5位で終えて迎えたJ1昇格プレーオフの準決勝。アウェイの徳島戦では、先制点を許してしまったのが痛かったですね。同点には追いついたもののレギュレーションで決勝には進めず。4年連続でJ1昇格を逃してしまいました。
2012年は決勝であと少しのところでJ1昇格を逃しただけに、それに比べれば気分的にはまだマシだったと思います。ただ、単純に力不足を感じました。
噛み合わなかった1年 若手の成長が収穫
1年通して波の多いシーズンだったと思います。連勝したかと思えばあっさりと負けてしまったり。中々、安定して力を発揮できませんでした。
そして、8月、9月で大失速してしまった事が直接的には、J1昇格に響いたと思います。
優勝したガンバ大阪、2位のヴィッセル神戸には、ホームで勝って、アウェイで引き分けという事で1勝1分で切り抜けています。勝った試合はいずれも内容が伴ったいい試合でした。ジェフに力がない訳ではないという事を証明出来たと思います。
逆に、コンサドーレ札幌と、V・ファーレン長崎には2連敗していまいました。また、栃木、鳥取には2分、岡山には1分1敗と勝てない相手が多かったです。力がないわけでないという事とは矛盾しますが、力不足を感じた1年でもありました。
やはりJ1昇格を狙うなら、1勝も出来ない相手はなくしていかなければならないと思います。まずは、2014年シーズンは札幌と長崎には勝っておかないとなりません。
2013年シーズンの収穫としては大塚や町田が延びてきて試合に出れるようになってきたというのがあります。米倉のブレイクや、大介もシーズン途中ではレギュラーを確保するなど若手の躍進がありました。
米倉や、大介は移籍してしまったので、2014年シーズンに結び付けられるのは大塚や町田という事になります。途中で怪我で離脱したナムも期待出来ますし、キムも竹内からレギュラーを奪うところまできました。ここは、大岩や栗山にも奮起してもらいたいところです。
こういったところは、鈴木監督が入ってきたところの成果だとは思います。もちろん、大塚や町田といったベンチ外にいた選手は江尻コーチが鍛えあげてくれたところも大きかったと思います。
その一方で鈴木監督は采配面で試合を勝利に導くという事は少なかった印象です。監督によって得手不得手というものがあるので致し方ないという部分もありますが、鈴木監督はトレーニングでチームを作っていくタイプの監督という感じですね。
となってくると、トレーニングでの成果はある程度は出ていたのかなとは思います。逆に走力の部分などでは物足りなさを感じました。また、鈴木監督自身もトレーニングで出来ていた事が出来ていなかったのかな?!という試合もあり、まだまだ改善が望まれるところです。
2014年シーズンも基本的には采配面での期待は出来ないというところで、トレーニングでチームを1段高いところに導いてもらわないと困ります。
2014年シーズンも鈴木監督が続投というところで、久しぶりに監督が変わらないシーズンとなりました。本当ならば、J2の1年目、2年目がこうであってほしかったところです。3年連続で監督が変わった結果が、チームの継続性をなくして毎年チームを作り直す結果になってしまったというところです。J1に昇格出来ればまだよかったものの、J2残留となってしまうとチームとしての積み上げが出来ない事はマイナスにしか働きませんでしたね。
遅ればせながらではありますが、2シーズン連続で監督が続くという事で継続性は維持出来ます。これが成績に反映できるようにしてもらいと思います。
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