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コンフェデレーションズカップ2013 イタリアvs日本 掴みかけた勝利悔しいグループリーグ敗退



コンフェデレーションズカップ イタリアvs日本

コンフェデレーションズカップ ブラジル2013 イタリア代表vs日本代表の試合をNHK BS1の試合を録画してテレビ観戦しました。

試合経過

日本の先発は、GKに川島、CBに今野と吉田、右SBに内田、左SBに長友、ボランチに遠藤と長谷部、右SHに岡崎、左SHに香川、トップ下に本田、トップに前田という布陣でスタートとなった。

日本代表
コンフェデレーションズカップ vsイタリア代表 先発フォーメーション
18.前田
4.本田
9.岡崎
17.長谷部
7.遠藤
10.香川
6.内田
22.吉田
15.今野
5.長友
1.川島
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序盤から日本がボールをポゼッションしてゲームを支配する展開となる。

前半4分には、左サイドの香川からのクロスに前田が頭で合わせてファーストシュート。

さらにCKから遠藤のミドルシュート、香川がミドルシュートで狙う場面もあったがゴールならず。

イタリアはコンディションの悪さもあるが、パスミスもあって主導権を握れない展開。
バロッテリやピルロも日本の守備に抑えられている。

前半20分、川島のGKが相手陣内まで流れ、これをバックパスでGKに戻そうとしたが、これに岡崎が食らいつく。ブッフォンともつれて、PKの判定に。微妙な判定だったが、日本の先制点のチャンスとなる。
このPKを本田が冷静にゴール右に流しこんで、日本が先制点を上げる。

その後も日本がパスをつないでリズムを作る。長谷部や長友のミドルシュートはあったが、決定機が作れない。

それでも前半31分、岡崎が右サイドでボールを奪ってそのまましかける。ボールが流れたところを前田が拾ってスルーパス。長谷部がクロスを狙うがブロックされてCKになる。

このCKは相手がクリアしてルーズボールとなるが、香川が相手よりさきに反転してボレーシュート。ゴール右隅に決まって日本の2得点目を上げる。

さらに、本田が倒されてゴール前でFK。遠藤のボールはブッフォンの手前で落ちて、はじくだけになる。これを長谷部が狙うがブッフォンがボールを抑える。

ここから、イタリアはロングボールを交えて徐々に攻勢に出てくる。
前半41分、イタリアのCK。日本の選手が給水をとるなどして、準備が出来ていなかった事もあったが、ピルロのボールにピタリと合わされてヘディングで決められる。

1点を返されて、なおもイタリアのチャンスが続いたがこれを凌ぎ切って前半を終える。

後半、立ち上がりの4分。イタリアのFKは跳ね返したものの、跳ね返したボールをピルロがヘディングで裏に送り込む。吉田が対応するものの入れ替わられて中央に折り返される。内田がすべりこむがこれがボールはゴールに突き刺さる。オウンゴールでイタリアが同点に追いつく。

さらに、後半5分にはシュートをブロックにいった長谷部の手にボールが当たってPKの判定に。これをバロッテリが決めてイタリアが逆転する。

逆転を許した日本だったが、その後も日本がボールを回しながらチャンスを伺う展開となる。

大きなチャンスは作れなかったが日本がボールポゼッションで上回る流れが続く。
後半19分、右サイドに流れた長谷部が倒されてFKのチャンスになる。遠藤のボールを岡崎が相手DFの前でヘディングで合わせる。これが決まって日本が同点に追いつく。

さらに後半25分には、本田がドリブルで切れ込んでそのままシュートに持ち込むが、ブッフォンが跳ね返す。

後半27分、内田に代えて酒井宏樹を投入。

後半31分、吉田が持ち上がって本田へ。本田が右からクロスをいれるが弾き返される。このボールを長谷部がミドルシュートも、枠には飛ばず。

後半33分、前田に代えてハーフナーを投入。

後半36分、カウンターからハーフナーが持ち上がって本田へ。岡崎につないで、左サイドの長友に。長友が折り返したボールは相手がブロックするがこぼれ球を岡崎がシュートも、逆サイドのポストに当たってしまう。跳ね返ってきたボール、ゴール前はがら空きだったが香川のヘディングはバウンドしてバーに当たってしまう。

後半41分、自陣でのパスを受けたボールがクリアするが、これを相手に繋がれてチャンスに。スルーパスを入れられて、サイドからのクロスを決められる。4-3とイタリアが再びリードを奪う。

後半42分、日本はショートコーナーから香川がシュート。こぼれ球を本田が拾ってシュート気味のクロス。岡崎が反応してシュートもバーに当たる。これを吉田が押し込みゴールに入るが、オフサイドの判定でノーゴールに。

アディショナルタイムに長谷部に代えて憲剛を投入。

憲剛のボールにハーフナーが狙うが相手がクリア。
その後も日本が攻め立てるもののゴールは最後まで奪えず。試合は4-3でイタリアが勝利する。日本のグループリーグ敗退が決まった。

日本代表
コンフェデレーションズカップ vsイタリア代表 試合終了時フォーメーション
11.ハーフナー
4.本田
9.岡崎
14.中村
7.遠藤
10.香川
21.酒井宏
22.吉田
15.今野
5.長友
1.川島

戦評

単純に、勝てるゲームだったと思う。前半の押し込んだ時間帯。後半、イタリアの足が止まって、試合を優位に進める時間帯にゴールが奪えれば勝てていただろう。

最も、4失点してしまった守備は頂けない。ただ、長谷部のPKは事故だったし、CKも気が抜けていたところはあったが相手が上だった。

2失点目の吉田の対応と、4失点目の今野の中途半端なクリアは直接失点に繋がってしまっただけに、もったいない失点だった。

このゲーム、警戒していたピルロもほぼ抑えこんでいたし、バロテッリもPKの1得点だけに抑えていただけに、ちょっとした隙で失点してしまったのが悔やまれる。

イタリアが中2日でのゲームだった事もあるが、ブラジル戦ではコンディション的に整ってなく今一つだった日本の動きが凄くよく、相手をボール回しで圧倒した。

コンディションがよければイタリア相手でも十分にボールを回す事が出来る。逆に言えば、コンディション不足だったブラジル戦も、もう少しなんとか出来なかったかなという気がした。

先発のいつもの11人での戦い方は既に熟成の行きに入ってきているところがある。後はチームとしての経験。個々のレベルアップといったところだろう。
時間帯を考えて、パスを繋ぐのか簡単にクリアするのか。試合の中での瞬間的な判断だけではなくゲームの流れを読む力がW杯本大会では大事になるだろう。

この試合、途中交代で入った、酒井やハーフナーがあまり見せ場を作る事が出来なかった。ハーフナーに至っては、ほとんど長身を活かすクロスボールが入ってこなくて、ハーフナーのせいにするのはかわいそうではあるが、チームとして交代した選手をもっと生かしても良かったと思う。

あの時間帯、イタリアが自陣に引いていて、日本がいくらでもボールをつないでいけるという事もあって、ハーフナーの頭を狙う選択肢を使わななかったのだろうが、あれでは少しもったいなかったかなと。

酒井にしても、あのタイミングでの役割ははっきり言えばクロッサーに徹する事だろう。内田のままでもいけたと思うが、あえて酒井を投入して期待されたのはそこだろうから。

憲剛の交代はもっと早くてもよかったかなと思う。トップ下で使われる事が多いが、ボランチでのプレーが出来る選手だし、守備面でのリスクよりは攻撃面でのメリットを考えてもよかっただろう。

イタリア相手でもボールが回せたし3得点できたのは誇ってもいいだろう。失点の場面は与えなくてよかったもののあり、改善できる。何しろ、ブラジル戦で失った自信を取り戻せたのは大きかった。

これで、グループリーグは敗退となってしまったが、W杯本大会でブラジル、イタリアが同組ってのはないだろうから、単純に2連敗を気にしすぎる必要はない。

第3戦の相手は消化ゲームとなるが、やはり強豪のメキシコ。昨年のロンドン五輪で金メダルをあげるなど、日本も苦杯を舐めた相手だ。
メキシコってのは結構曲者で、2005年のコンフェデレーションズカップでも破れているし、簡単に勝てる相手じゃない。

メキシコもボールを回せるチームだし、イタリア相手ほど日本もボールを回せないだろう。コンディション的にも大差はなく、難しい試合になりそうだ。

イタリア戦で得た自信を次に繋げられるか、それとも新たな課題を突きつけられるのか!?
ザック監督がどういうメンバーで臨んでくるのか!?長谷部は出場停止だが、それ以外の選手は継続するのか使い続けるのか!?

最後、勝って終わって、来年のW杯本大会に向けていいリスタートを切りたい。

選手評価
GK 川島 6.0
DF 今野 6.0
DF 吉田 5.0
DF 内田 6.0
DF 長友 6.0
DF 酒井宏 5.5
MF 遠藤 6.5
MF 長谷部 6.5
MF 中村 -
MF 本田 6.0
FW 香川 7.0
FW 岡崎 7.0
FW 前田 6.0
FW ハーフナー 5.0

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