2013年 J2 第17節 ジェフ千葉vsモンテディオ山形 危機感の募る完敗
J2 第15節 ジェフユナイテッド市原・千葉vsモンテディオ山形を観戦しにフクダ電子アリーナまで行って来ました。
秋津サッカー場でのジェフレディースの試合からのはしごで、予定より少し着くのが遅くなってしまい、一般入場開始直前の17時前に会場入り。
この日はヤックスマッチデー恒例の無料サンプリング配布イベントがあり、優先入場で入った人たちがかなり列に並んでいた事もあり、コンコースの人が少なめ。
結局、サンプリング配布列に並んでいたら1時間半くらいかかってしまい、席に戻ったのは選手発表終わってからでした。
ジェフは、4連勝のあと前節のアウェイ長崎戦で敗れ連勝ストップ。なんとか連敗は避けたいところ。
試合経過
ジェフの先発は、GKに岡本、CBに智と竹内、右SBに米倉、左SBに大岩、ボランチに勇人と兵藤、右SHに佑昌、左SHにジャイール、トップ下に谷澤、トップにケンペスという布陣でした。
前節の退場により、出場停止の健太郎のところに兵藤が入り、ジャイールが先発に入った。
序盤から山形の攻勢に押し込まれる展開となる。決定機こそ作られていないが、パスもほとんど回せない状況で苦しい立ち上がりとなった。
7分、谷澤、大岩とつないで、ジャイールのクロスは相手にクリアされCKに。このCKからヘディングシュートはヒットせず。
少しずつ、ボールをつなげるようになるものの、依然として山形ペースの状況が続く。
前半14分、ゴール左からの山形のFK。このFKを堀之内にヘディングで合わされて山形が先制する。
反撃をしたいジェフだったが、中々ボールが回せない。山形のプレッシャーもあり、パスミスを連発してペースを引き戻す事が出来ないまま時間が経過する。
27分山形のFK。ジャイールがクリアしようとしたボールが相手に当たりそのまま山形のチャンスに。ここは岡本のファインセーブに救われる。
29分には谷澤がドリブルで持ち上がり、右サイドの佑昌へ。佑昌のクロスはジャイールにわずかに合わず。
35分、スローインから佑昌が戻したボールを米倉がクロスをあげ、逆サイドの大岩がひろったもののシュートに持ち込めず。
結局、前半はゴールを上げることが出来ず、0-1で折り返す。
後半の立ち上がり、山形に攻め込まれるがなんとか凌ぎきる。
序盤、ジェフのチャンスが何度かあったもののゴールを上げることが出来ない。
逆に、山形のミドルシュートにひやりとさせられる。
後半13分、山形のシュート。岡本がかろうじて弾いて防ぐがこぼれ球をつめられる。岡本がキャッチにいくが相手と接触しPKを取られる。
このPKを決められて、0-2と山形のリードが広がる。
ここで、大岩に代えて高橋峻希を投入する。
直後のFKは相手にクリアされたが、このボールを拾ってチャンスにひろげる。佑昌が右サイドからクロスをいれたところにケンペスが合わせる。これはGKに弾かれたものの、FKの場面で上がっていた竹内が残っていて詰める。竹内のゴールで1-2と1点差とする。
このゴールで反撃の狼煙をあげたいところだったが、後半17分山形に攻めこまれ、伊東に対応した峻希が振り切られそのままシュートを許す。これが決まってしまい、1-3と再び2点差とされる。
直後に佑昌に代わってナムが投入される。ナムがトップ下に入って、谷澤が右サイドに回る。
後半34分、ゴール左でボールを受けたナムが角度のないところからシュートも枠を外れる。
後半35分、勇人に代えて大介を投入する。
山形のCKからの流れでミドルシュートをくらうも岡本が必死のセービング。
反撃をこころみるジェフだったが、得点をあげる事が出来ず1-3の敗戦となった。
戦評
試合全般を通じて山形が上回った試合内容だった。ジェフは、全てにおいて後手後手に回ってしまい、このスコアでもましな感じだった。
相手のプレッシャーにボールをつなげる事が出来ない。セカンドボールをひろえない。ボールを奪う位置が低く攻撃に繋げられない。
前節の長崎戦では暑さのせいか運動量が落ちたとされていたが、この日はナイトゲームで割と涼しかったが、運動量だけではなく判断のスピードが遅かった。
パスミスも多く、相手にカットされるだけではなく、パスしたボールがショートしてしまい相手に奪われる場面が多かった。ちょっと、ああいったパスは弱気に見えてしまうのでやめてもらいたいところ。
山形の方の調子もよかったのだろうが、ちょっと今のジェフとの差を感じてしまうゲームだった。山形のプレッシャーでボールを回せないようだと、この先非常に厳しい。
ただでさえも運動量に不安がある選手構成なだけに、ボールを回せないと試合にならない事が多くなる。
この日は健太郎のところに兵藤をいれたが、ジャイールが入ったのも合わせて守備面での負担が大きすぎた感じがする。結果的には、ジャイールのところにナムを使うとか、ボランチに山口慶辺りを入れて前目のポジションはいじらないほうが良かったかもしれない。
さらに、米倉のところもかなり突かれていて、なかなか米倉がチャンスに絡む事ができなかった。守備のところでの負担が大きくなり、調子に乗りきれないまま試合を終えた感じがする。
左サイドの大岩も、左足でのクロスに難があるところで、攻撃面では抑えられてしまった。両SBが攻撃に絡めなかったところも大きく影響したところだろう。
これで首位ガンバ大阪、2位ヴィッセル神戸との勝ち点差が9と広がった。まだ前半戦ではあるが、次節は2位の神戸戦。ここで負けると、自動昇格圏から勝ち点差12まで広がってしまい、前半戦で早くも昇格争いから後退という事になりかねない。
神戸戦の結果次第では、この先の事も見据えて、先発陣の入れ替えも考えた方がいいかもしれない。サブ組のナム、大塚や町田といったところに奮起してもらいたいところ。
選手評価
GK 岡本 6.5
DF 竹内 6.0
DF 山口智 5.0
DF 米倉 5.5
DF 大岩 5.5
DF 峻希 5.0
MF 勇人 5.5
MF 兵働 5.0
MF 大介 -
MF 谷澤 5.5
MF ナム 5.5
FW 田中 5.5
FW ケンペス 5.0
FW ジャイール 5.0
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