来年も木山監督でいこう【J特】
実のところ、J1昇格プレーオフ準決勝前に書いておこうと思ってたのだが、時間とタイミングがなくて結局かけなかったのだが、ちょうど木山監督の去就の話がスポーツ紙に出始めてきているので、J1昇格プレーオフ決勝の前に書いておきたいと思う。
J1昇格プレーオフの結果が出てからだと、後出しジャンケンぽい感じになってしまうのも何なので、今のうちに書いておこうかなというところ。
要は、来年も木山監督でいいかどうかという話だ。
今シーズン初めに書いたブログエントリーから。
あらためて読むと、まとまりがないが、こう書いている。
クラブとしてはJ1昇格を目標とあげてるし、それを否定するつもりもない。
ただ、今年もJ2は混戦になるだろうし、3位以下はプレーオフになる。決して、容易い目標ではない。
しかも、監督が変わってチームを作りなおしている過程でもある。
ここ2年の経過をみると中盤戦以降の失速が大きい。逆に、下から上がってきたチームが昇格を果たしている。
序盤戦で、結果が欲しくなるのもわかるが、まずはじっくりとチームを作ってほしいところ。
個人的には、J1昇格も大事だが、じっくりとチームづくりもしてほしいと考えていた。この時点では、木山監督の事をよく知らかなったので、書いてはいなかったのだが、まぁ自動昇格は出来なくても、プレーオフに残れば来年も任せてもいいんじゃない!?という気持ちだったと思う。
まぁ、とは言え、シーズン始まってみて、最初は好調だったけど勝てない時期もあり、GWからの5月の連勝もあり、その後もまた勝てない時期があって、しかも残留争いをしているチームに連敗するなど、このままでいいのかという時期もあった。
実際、木山監督の采配や、チームづくりに疑問を持つ声もブログやTwitter上で散見されたし、自分自身もオヤッ!?と思う事もあったのは確かだ。
そもそも、木山監督の経歴からして、まだまだ実績としては物足りなく、かと言って隠れた逸材を見つけてきたというほど、現在のジェフの強化スタッフの目利きがいいとも思われてはいないだろう。
はっきり言えば、すごいスーパーな監督ではないって事。ここ数年ダメダメだったジェフも1年で見違えるように強くして、J2優勝もしてってのは期待し過ぎだろう。
という事を考えると、まぁ木山監督はよくやってくれたかなという気がする。この1年山あり谷ありではあったが、シーズン終盤からプレーオフにかけてのチーム状態を見れば十分成果はみてとれる。
少し、話は戻るが、昨シーズンのまとめエントリーでも引用してたのだが、「犬の生活」の西部さんがJ2降格年に書いていた事をもう1度引用してみる。
さて、来季は「1シーズンで昇格」が目標として掲げられるのでしょうが、あまりそれにこだわらない方がいいと思います。今季の戦力を維持できれば、昇格は可能かもしれません。しかし、厳しい言い方をすれば、降格した戦力のまま2年経過して、見違えるように強くなるとは考えられません。主力の半数以上が入れ替わっているぐらいでないと、上がってもすぐに降格の危機を迎えるでしょう。
カギを握るのは育成になりそうです。補強もいいですが、自前でチームを支えていく選手を作るのが第一でしょう。とはいえ、それは1年や2年ではできません。中長期的な展望を持って計画的に、ある程度時間がかかることも覚悟して、腹を据えてかかるべきではないでしょうか。どんなチームならJ1で安定的に勝てるのか、ファンの支持を得られるのか、それには何が必要なのか。そのイメージを持つ必要があります。
現実としてはチームは2年連続でJ1昇格を逃したあげくに、監督も毎年変えてしまってる。
J1昇格を逃したら、監督を変えるのは簡単だ。プロの世界だから結果がすべてというのもわかる。でも、監督の首一つで責任を取ったような顔してる人がいるでしょう。
J1昇格を果たせば木山監督続投と堂々と言えるというのはわかるが、プレーオフからJ2残留が決まった場合でも監督続投はありだと思う。あとは、フロントがサポーターにきっちりと説明を果たして木山監督でもう1年やらせてくださいと言えば済む話だと思う。
今のジェフのチーム状態が1年通して維持できれば、たとえJ1昇格を逃しても来年は2位以内で自動昇格する事は難しくないと思う。実際には、夏場はバテるだろうし、勝てない時期もあるだろうし、怪我人が出て来たらどうなる!?って問題は続くだろうが。
それでも、今年の成績から2,3勝上積みするか、または負け数を一桁に抑えるかのどちらかを達成すれば2位以内になれると思うのだ。ほんのちょっとだけ、今年より勝ち点を増やせばいいと考えると、かなり木山監督に対して否定的に見ても可能なんじゃないのかなと思える。
J1昇格を逃しての2年目となれば、ハードルを少し上げてもいいだろう。プレーオフではなく自動昇格。あるいは、J1で戦えるくらいのチームづくりといったプラスアルファの要素も加味して、3年目も任せるかどうかを決めればいい。
少し話は変わるが、今J1で優勝争いをしているベガルタ仙台の手倉森監督。J2時代に監督に就任した初年度はリーグ戦3位で入れ替え戦で敗退だった。翌年、続投してJ2優勝を果たした。J1初年度は14位で残留争いをしていたが、去年は4位、今年は優勝争いをしている。
コーチとして仙台にいたとはいえ、監督として采配をふるうのは初めてで、監督としての手腕は未知数だったと思う。それでも、継続する事で毎年成績を上げてきた。
別にJ1に上げれなかった監督を使い続けるのは甘さじゃないよと言いたい。目指すべきものがあるなら辛抱も必要。まずは、もう1年続けさせてもいいんじゃないかなと思うんだ。
と、ダラダラ書いてみたが、J2残留なんて事は考えてもいない。J1昇格を疑ってはいない。監督も選手もそうだろう。
ただ、フロントは想定外をなくしておかないといけない。バッサリとJ1に上がれなかったら切るのも一つのやり方。いやいや、それでも継続性を考えて、もう1年やらせてみようというのも考え方。そこら辺がちょっとあやふやというか煮え切らない感じがするのがね、今のジェフのフロントだと思ってる。
来年も木山監督でいこうというのが個人的な結論。今のジェフがやっているサッカーのもう少し先が見てみたいと今は思っている。
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