2012年 J2 第20節 東京ヴェルディvsジェフユナイテッド市原・千葉 首位攻防はセットプレーに沈む
東京ヴェルディvsジェフユナイテッド市原・千葉の試合を観戦しに、味の素スタジアムまで行って来ました。
試合前
飛田給の駅前で食料を買い込んで、味スタに着いたのが16時半前くらい。アウェイ側の入場口までいったところ、まだ開門前だった・・・。
大体、どこでも試合開始2時間前からの開門なのだが、この日は16時半開門だったのだ。して、やらてた。
入場口からアウェイ待機列は駐車場の方までずらっと続いており。日が出て、湿度も高く蒸し暑い中、延々と歩いてようやっと入場しました。
ちなみに、この日はアミノバイタルフィールドでアメフトの試合が行われており、場所によっては丸見え。それなりに人は入ってたけど、ヘタすると味スタのアウェイ待機列の方が人多いんじゃないかとか思ったり・・・。</>
TwitterのTLで、スタグルが味スタより美味そうという情報が!!?どうせなら、味スタで売って下さいという心境はわかる気がする。
いきなり、アウェイの洗礼を浴びたような心境。しかも、マッチデーが、巻とか挑戦的w
時間帯的に、お昼ごはんにしては遅すぎるし、夕食を取るには少々早い時間帯だったので、コンビニで少しばかりのお菓子と飲み物をかっただけ。
スタグルもそこまで魅力的なものもなかったので、何も買ってません。
会場入りの時間が遅かったせいか、気がついたらあっという間に試合開始の時間となってました。
試合経過
ジェフは、武田が体調不良という事で、渡邊が久しぶりに先発に復帰。ガイナーレ戦から大介と健太郎を入れ替えてきた。
GKに岡本、CBに智と竹内、右SBに大岩、左SBに渡邊、ボランチに勇人と健太郎、右SHに佑昌、左SHに兵働、藤田と米倉の2トップという布陣でした。
11.米倉 | 18.藤田 | ||
15.兵藤 | 19.田中 | ||
16.佐藤健 | 7.佐藤勇 | ||
27.渡邊 | 29.大岩 | ||
5.山口智 | 3.竹内 | ||
1.岡本 |
立ち上がりはジェフが攻勢に出る。
やや押し気味に試合をすすめるが、ペースを握り切れていない。
ヴェルディの方はここまでチャンスがなかったが、前半12分のCK。杉本にヘディングで押し込まれて、ジェフが先制を許す。
ゾーンで守っていたジェフだが、渡邊が競る形となってしまい、競り負けてしまった。
反撃に出たいジェフだったが、ヴェルディがうまくボールを回して、なかなかボールを奪うまでに時間がかかってしまいペースをつかめない。
ボールは持てているが、ヴェルディのプレッシャーも厳しくて、なかなか攻撃に回れない時間が続く。ヴェルディのチャンスも多くはなかったがが、ジェフペースにはならず。
それでも、前半30分を回ったあたりから、連続してセットプレーのチャンスを迎える。何度となくCK,FKのチャンスがあったものの、最後はヴェルディに守りきられて、ゴールを奪えないまま前半を終える。
後半、追いかけるジェフが攻勢に出る。
米倉が右サイドから切れ込んでシュートも枠を外れる。
右サイドの佑昌からのクロスは藤田には合わず。
チャンスは作れているがゴールが奪えないまま時間が過ぎていく。
後半11分、健太郎に代えて大介を投入する。
ジェフペースで試合が続くものの、最後のボールの精度がわるくチャンスを潰す事が多い。
そうした中、後半26分、渡邊がペナルティエリア内で相手を倒してPKを取られる。
このPKを阿部に決められて、2-0とされる。
ジェフは、この直後に佑昌に代えて深井を投入。そのまま右サイドに入る。
深井が切れ込んでシュートを狙うが枠を外れる。
ジェフが攻勢に出ているが、ヴェルディが粘り強く守ってる。ジェフは少し慌てる場面が多い。
後半39分、渡邊に代わってオーロイを投入。藤田と2トップに入る。米倉が2列目に入って、兵働がやや引き気味だが3バックに近い状態。
オーロイに当ててチャンスを作ろうとするが、なかなかチャンスにならない。
それでも、後半43分、オーロイが足元におさめたボールを強シュート。これが、うまく決まってジェフが1点を返す。
AT4分。時間はあったが、ヴェルディがジェフ陣内でうまく時間をつかってきて、ボールを前に送れない。少ないチャンスもゴールが奪えず。
試合は、2-1でヴェルディが勝利。ジェフはわずか3日で首位を明け渡す結果になった。
8.オーロイ | 18.藤田 | ||
11.米倉 | |||
15.兵藤 | 9.深井 | ||
20.伊藤 | 7.佐藤勇 | ||
3.竹内 | 29.大岩 | ||
5.山口智 | |||
1.岡本 |
戦評
力のある相手との対戦で、追いつくチャンスもあったし、最後は一矢報いたというところで、必ずしも悪い試合ではなかった。
ただ、セットプレーでの守備も含めて、あらためて課題が出たゲームになった。
水曜日にゲームがあり、前日まで雨だったことで、かなり蒸し暑いなかで行われたゲーム。ヴェルディの選手ともども消耗戦となった。
昨年もそうだったが、ヴェルディの選手はボール扱いがうまい。プレッシャーをかけても中々ボールを奪えない事で、どうしても攻撃に転じるラインが後ろになってしまう事が多かった。
ショートカウンターのような形で速い展開に持ち込めればよかったのだが、それもうまくいかず。セットプレーの数も多かったが、そこで1点も奪えなかったのが痛かった。
2失点共に、渡邊が絡んでしまったが・・・、1失点目は完全にミスマッチだったし、2失点目はボールの奪われ方が悪く、ファウルになってしまったのも致し方がなかった。もちろん、ゲーム感の問題もあったのかもしれないが、いづれもチームとしての失点と言っていいと思う。
この日は、パラグアイの審判団がレフェリーに入っていて、コンタクトプレーには寛容なのでは!?という試合前のみかたをしていたのだが、全然違った。
この日のファウルの数、ヴェルディが26で、ジェフが18。両チーム合わせて、44ものFKがあった。意外とコンタクトプレーでファウルを取られて、試合のリズムが悪かった気がする。
この日の収穫といえば、やはりオーロイの今シーズン初ゴールだろう。頭ではなく足ではあったが、強烈なシュートだった。試合前のピッチ練習でもシュート練習していたが、割と枠を外す事が多かったように思えたが、本番ではきっちりと決めてくれた。
2点差で負けている状況だったので、もう少し早くオーロイを投入してもよかったとも思えたが・・・。なるべく、これまでの形を崩したくなかったのが、投入まで時間がかかった。
結果的に、オーロイが1点を取って追い上げムードになったのだが、オーロイにボールを当てる戦術は必ずしも機能していなかった。
長い時間は無理だろうが、短い時間ならばオーロイもある程度走れるし、なんと言ってもオーロイの高さは武器。
今年のジェフのサッカーには合わないのは確かだが、こういったビハインドの試合で終盤に追いついたり、逆転したりというのが強いチームだと思う。まだ、そこまでの強さは今のジェフにはない。だったら、使える武器は使ったほうがいいんじゃない?!って思う。
ま、なんだかんだ言って、オーロイは愛されてると思うんだよね。戦術ががらっと代わって、先発要員からは外れてるが、オーロイがピッチ脇に立つと沸くもの。。
選手評価
GK 岡本 6.0
DF 竹内 5.5
DF 山口智 5.5
DF 渡邊 5.0
DF 大岩 5.5
MF 健太郎 5.0
MF 勇人 5.5
MF 兵働 6.0
MF 大介 6.0
MF 田中 6.0
FW 米倉 6.0
FW 藤田 5.5
FW 深井 5.5
FW オーロイ 6.5
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