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ジェフユナイテッド2012



奪還×脱甘

移籍動向

ジェフユナイテッド千葉 - J's GOAL | 2011-2012移籍情報

外国籍選手を除く補強はほぼ完了という事で振り返ってみたいと思う。

まず、出ていった選手達。

ドワイト監督時代に呼び寄せた、ゲッセルとマット・ラムは、それぞれ契約満了。

ゲッセルは、長身であり、ボールをさばける選手というのはあったが、Jリーグでなアジリティのなさが目立ってしまった印象。どうしても、ずるずる下がってしまうところがあったので、メリットを差し引いても、このまま使い続ける目はなかったのかなと。

マットは、ドワイト監督が先発起用した時期もあったが、J2のレベルでもついていけず。途中からはベンチにも入れずでした。

林、村井、茶野といった出戻り組も退団。茶野は引退となりました。

村井と林はトライアウトを受けて、村井は大分移籍が決まりましたが、林はまだ移籍先が決まってないようです。

村井は、サイドの選手という印象から、中盤でボールを運べる貴重な選手として活躍してくれましたが、年齢的なものもあってか放出となりました。怪我が多かったのも影響したかな!?

経験を伝えてくれると思われた藤田俊哉も退団。ほとんど出場機会もなく、残念な結果に終わりました。

どうして使われなかったかというところは計り知れませんが、チームとして期待していたものと違っていたのかもしれません。

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大島はレンタルバック。オーロイが大怪我した後に補強されて、出場したゲームでは活躍してくれたが、怪我がちで実労時間が少なかったのが残念。でも、大島がいてくれて助かった試合もあるので感謝してます。

太田も退団。右のウイングで出場機会をえていた時期もあったが、ことごとくゴールに嫌われる不運。

運もあるが、得点という結果を残せなかったのが多少は響いたかなというところ。ただ、運動量はジェフでも随一だったし、新天地ではやってくれると思います。

福元も退団。大分時代の実績からすれば、ここまで起用されないのが不思議なくらいだのだが・・・。

安定感に欠けるという事なのでしょうか!?元々、持っているものはあるだけに、心機一転奮起してもらいたいところです。

セレッソにレンタル移籍していた中後はこのまま退団。ヴェルディに移籍する事になった。

ジェフU-18出身選手で期待も高かったが、ジェフでの戦術に合わなかったのか、レンタルに出されてそのまま退団となりました。いい選手だけに、もったいないとこころですが、実力者だけに新天地での活躍に期待しています。

その他、孝太と益山はレンタルに出される事に。序盤では先発起用も多かった孝太だが、サブに周りベンチにも入れない試合も多くなった。今年こそはブレイクをという年だっただけに残念です。甲府にいって、元々もっていた得点感覚をまた蘇らせて欲しいですね。

孝太は、甲府キラーと呼ばれるくらい相性がよかった相手だが、甲府からすればありがたい存在でしょうね。

益山は、なかなか出場機会を得られず。再び、レンタルで修行に出ることになりました。

孝太と益山に関しては、試合に出て成長してもらいたいという意図もあるのでしょう。

逆にいえば、ジェフに置いたままでは、出場機会が限られるということでもあり、成長して返ってきてもらいたいところです。

益山は、松本山雅に行きますが、これまで接点のなかったクラブでもあり、いい関係が築ければと思います。

ミリガンは、オーストラリアにレンタル移籍。

当初はヨーロッパに移籍と思われてましたので、ちょっと驚きです。

ヨーロッパの移籍期限の関係で、移籍が出来なかったのでは?とも思われます。

ジェフ自体も、補強が固まり、ミリガンは移籍前提で考えられていたと思われ、ジェフに残るという選択肢はなかったのかもしれません。

メルボルンには短期のレンタル移籍のようなので、それ以降は未知数ですね。

2012年のチーム編成

2012年トップチーム

新加入選手を含めた今年の陣容を確認してみたいと思う。

昨年に引き続き、監督も代わり、メンバーも大幅に入れ替えて、一からの出直しとなった。

クラブとしてはJ1昇格が目標となってはいるが、簡単ではない。

そもそも、昇格したところで、チームとしての基盤が出来なければ1年で逆戻りという事も十分にありえる。

まずは、しっかりとジェフのスタイルを作っていく必要がある。

ポジション別にみていきます。

まずはGK。

今回、唯一変動がなかったポジションでもあります。

昨年は、岡本が安定してポジションを確保。

ライバルとみられていた大久保も出場機会がほとんどなく、櫛野は3番手という感じでした。

今年も基本的には、かわらない構図だとは思います。とはいえ、大久保もベンチに置いておくだけではもったいない選手なので、出場機会を得て欲しいですね。

ベテランの櫛野、若手の慎之介くんとバランスはいいので、切磋琢磨してもらい、いい結果を残してもらいたいところです。

DFは、山口智がガンバから戻って来ました。

U-23代表の大岩、マリノスからレンタルされた武田が新加入選手。

CBは、聡、竹内、良太が候補でしょうね。大岩も候補でしょうが、手薄なSBに回る可能性もありそうです。

SBは、坂本、慶、渡邊、藤本、武田がいます。

キャンプでは、田中が右SBで試されていたようだし、佐藤祥くんも右SBで試されています。

大岩もSB出来るようで、不安はあるが駒だけはいるという状況。

藤本はSBよりもボランチで試される事が多いようですが、どうなんでしょうか!?

昨年も即戦力の期待が高かった藤本だが、リーグ戦では先発起用される事がなかっただけに、どこのポジションで起用されるのか気になります。

MFは、町田くん、佐藤健太郎、兵藤、佐藤祥くん、井手くんが新加入。

兵藤は、ボランチでの起用かと思われたが、右MFでの起用のようです。

ま、ここら辺は、そのときのチーム事情で変わってくるかもしれませんが。

怪我人の関係もあったようだが、慶もボランチとして起用されてるようなので、最終的にどういう組み合わせで落ち着くのかみてみたいところです。

健太郎は、キャンプの段階では怪我で出遅れていたようで、ようやく復帰してきた段階。

大介と勇人が組むことが多くなっているボランチだが、まだ誰と誰の組み合わせになるかはわかりませんね。

祥くんは、SBも試されているようだが、まだまだ線も細いし、DFラインは不安が残る。

とはいえ、それだけ期待も大きいという事なんでしょうが。

井手くんも、新加入とはいえ、昨年トップデビューを果たしてるし、流れ次第では起用も考えられますね。

町田くんともども、刺激し合ってくれればいいと思います。

FW登録ではあるが、深井は左のMFでの起用が濃厚。役割的には昨年と余り変わらないでしょうが、今年は2トップになりそうなので、よりバランスを求められると思います。

昨年は、得点源となっただけに、今年も2桁得点。そして得点王争いに絡んでくれるとチームとしては助かります。

FWは、荒田、藤田、田中が新加入。

米倉は、2トップの一角としての起用されてるようです。

ヨネの相棒が、藤田か荒田かというところで、そこに久保が絡んでくる感じだと思います。

田中はキャンプ時は、右SBに入っていたようだが、攻撃としてはおもしろそうだが、守備の不安はあるので未知数ですね。しかも、怪我でその後は合流できていないようだし、どういう起用になるのかわからない部分もあります。

オーロイは、キャンプの時からずっと別メニューだったようで、まだ復帰できていません。

あの高さは武器にはなるが、木山監督のやりたいサッカーを考えると、運動量で不安のあるオーロイは起用しづらいところ。加えて、昨年と同じようにオーロイ目掛けてロングボールに頼ってしまうというのも、避けたいでしょうし。エルゴラではスーパーサブで起用か!?とあるようだし、終盤での起用が多くなるかもしれません。

正直、今年は新加入選手のプレースタイルとか知らなすぎで、何とも言えない部分が大きい。

シーズンが始まってから、見定めていくしかないという状況です。

クラブとしてはJ1昇格を目標とあげてるし、それを否定するつもりもない。

ただ、今年もJ2は混戦になるだろうし、3位以下はプレーオフになる。決して、容易い目標ではない。

しかも、監督が変わってチームを作りなおしている過程でもある。

ここ2年の経過をみると中盤戦以降の失速が大きい。逆に、下から上がってきたチームが昇格を果たしている。

序盤戦で、結果が欲しくなるのもわかるが、まずはじっくりとチームを作ってほしいところ。

一昨年の柏や、その前の広島なんかみたいに、独走できるチームはないだろう。どのチームも、浮き沈みがあると考える方が自然。序盤戦で、つまずいても巻き返すチャンスはあるわけで、最後の10節でどれだけ勝てるかが重要になる。(昨年は散々でしたなw)

上位2チームに入るのが手っ取り早いわけだが、6位までに入ればチャンスがあるというのは、いい方に考えた方がいい。

ただ、プレーオフに回った場合は、終盤戦での勢いが大事になる。そういう意味でも、十分に力をつけておく必要がある。尻上がりに調子があがるのが一番いい。ここ2年のような失速は御免だ。

週末のちばぎんカップを皮切りに、不安と期待が入り交じる新シーズンが始まる。

この時期のワクワク感は、やっぱりいい。

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