ロンドン五輪女子アジア最終予選 なでしこジャパンvs韓国
ロンドン五輪 女子サッカーアジア最終予選 のなでしこジャパンvs韓国女子代表の試合をNHK総合の中継でテレビ観戦しました。
タイ戦からメンバーを入れ替えて、W杯決勝と同じメンバーが先発。
GKに海堀、CBに熊谷と岩清水、右SBに近賀、左SBに鮫島、ボランチに澤と坂口、右MFに大野、左MFに宮間、2トップに安藤と川澄となった。
序盤は、日本が完全にペースを握る。韓国の方は、日本の勢いに飲まれた格好となり、自陣に釘付けとなる。
そんな中で、前半10分CKから坂口がヘディングで合わせて日本が先制する。
その後も日本がペースを握っていたが、日本のやり方に慣れ始めた韓国が反撃を見せだす・
前半20分過ぎからは、韓国に押される展開が多くなり、いつものパスワークが見られなくなる。
それでも相手にいい形でシュートを打たれずにしのいでいたが、前半30分岩清水からのパスを受けるはずだった熊谷が足を滑らせて、このボールをかっさわれる。
日本は、なんとか攻撃を遅らせたものの、チ・ソヨンがゴール右上に決めて、韓国が同点に追いつく。
その後も、韓国がペースを握る苦しい展開が続く。
なんとか、無失点で前半を終えられれば恩の字という展開だったが、ロスタイムに最期の攻撃。
澤が安藤とのパス交換でペナルティエリアへ。川澄に折り返して、このボールをうまく流す。走りこんでいた大野がシュート。これが決まって、いい時間帯に勝ち越す。
前半はこのまま2-1で終了。
後半は少し落ち着くかと思ったが、韓国の勢いが止まらない。
日本は、安藤の1トップ気味にして、なんとかしのごうとするものの、中盤と前線が間延びする形になって、攻撃も守備もハマらない。
パスが繋がらずにいつものペースとならずに、韓国に何度も攻め込まれる展開。
後半はほとんど、チャンスらしいチャンスも作れなかったが、それでもなんとか韓国に失点を許さない。
後半25分、安藤に代えて永里を投入。
投入直後こそ、ボールが収まらずに目立った動きが出来なかった永里だが、終盤は彼女の突破力とキープ力が効いてくる。苦しい時間に時間を稼いでくれたプレーは非常に助かった。
ロスタイムには、大野に代えて上尾野辺を投入。川澄を右サイドに回して、完全に1トップにする。
終盤の韓国の攻撃も凌ぎ切りなんとか2-1で勝利。苦しい戦いだったが、2連勝となった。
ベストメンバーになったものの、1試合目を欠場したメンバーはこれが初戦。身体は切れていたものの、逆に序盤で飛ばし過ぎたかなという印象。逆に、タイ戦に出場したメンバーは途中から切れがなくなってきた印象。
そういう中で、中盤のバランスが崩れてしまっていたという印象。前から守備をしたかったけど、中盤がビルドアップ出来ずに、間延びしてしまった。
韓国もボールがある程度つなげるので、中盤が空いてしまうと、やっぱり苦しい。
ただ、韓国も怖い選手が何人かいて、そこを押さえればなんとか凌げるという感じだったので、最後の最後で身体を張って勝利をものにしたという感じ。
ペナルティエリア内での守備もファウルしないようにうまく守っていた。
総合力ではなでしこの方が力が上だなという感じだが、ペースが握れない試合だとこんな感じになってしまうかなと。
中1日の試合の最後はオーストラリア戦。フィジカル的には一番苦しいタイミングでの対戦だが、ここで勝てれば大きく五輪出場に前進すると思う。最低でも引き分ければ、十分な相手だ。
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