マツにお別れしてきた
職場が横浜界隈なので、仕事帰りにマリノスタウンに寄ってきた。
マリノスタウンに松田直樹の献花台が設置されているからだ。
今週末のJリーグでは、全ての試合前に黙祷、そして選手は喪章をつけて戦う事になっている。だが、日程の都合で、ジェフ(とコンサドーレ)は試合がないのだ。よりによってこんなときにという感じだ。もっとも、アウェイのコンサ戦なので、どっちみち観戦は出来ないのだが。
松本山雅のホームスタジアム、アルウィンで献花台が設置される話は知ってたが、マリノスタウンでも献花台を設置するとのこと。
今回、松田直樹の死に当たって、スタジアムでの黙祷すら出来ない状態だったので、仕事帰りにマリノスタウンに献花しにいく事に急遽決めた。
ちょっと予定より帰りが遅くなったり、献花用の花を買うのに手間取って、マリノスタウンに着いたのは19時近くになってからだった。献花台が置かれているのは、スタンド席下の奥。着いたときに、すでに長蛇の列が出来ていた。
結局、30分くらい並んだ事になるのかな!?無事に献花を済ませました。
まぁ。正直急遽決めた事なので、何を言おうか考えもせずにきてしまって、黙祷時に何か心のなかで言ってたけど、忘れてしまった。
あまり、テレビなどのマスコミで言われる事もないのだが、松田直樹って選手がすごいのは、単に日本代表やマリノスで活躍しただけじゃなく、マリノスや松本山雅のサポーターから愛されたという事だけではなく、かつての敵だったチームのサポーター・ファンからも、今回の死を悲しまれている事だ。
もちろん、選手としても人間としても素晴らしい人物だったが、敵サポーターからはブーイングの標的であり、忌み嫌われる存在だった。もちろん、代表での活躍もあったが、例えばカズなんかとは違って、皆から愛される存在ではなかったと思う。間違っても、敵チームから拍手されるような存在ではない。
そんな敵サポーターからが、深い悲しみに覆われている。おそらく、J1,J2でかつて松田のいるマリノスと闘った事のあるチームのサポーター・ファンは、マツが松本山雅をJリーグに上げてくれると思ってたはずだ。そして、いつかもう1度、松田直樹のいるチームと対戦したい、松田直樹にブーイングしたいと思ってたはずし、それを信じて疑わなかったと思う。
だから、今回はせっかくの機会なので、マリノスタウンに行って献花してきた。これによって、悲しみがなくなる事はないだろうが、お別れをして区切りを付けたかった。ただ、それだけだ。
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