2010年 J2 第31節 アウェイvs横浜FC 1点の重み【J特】
ニッパツ三ツ沢競技場で行われた、横浜FCvsジェフユナイテッド市原・千葉。
いよいよ試合です。
そういえば、試合前の選手紹介時に、谷澤の字が矢澤という風に誤字になっていて、ゴール裏他から非難轟々でした。
一応、試合中の表記は直ってましたが。これも、アウェイの洗礼でしょうか!?
ジェフの先発は、GK岡本、CBに茶野と良太、右SBに鎌田、左SBにアレックス、ボランチに山口と勇人、トップ下に大介、右WGに深井、左WGに倉田、トップにネットという布陣でした。
20.ネット | |||
14.倉田 | 9.深井 | ||
28.伊藤 | |||
7.佐藤勇 | 6.山口 | ||
3.アレックス | 25.鎌田 | ||
33.茶野 | 31.青木(良) | ||
1.岡本 |
試合は、序盤横浜FCのCKからのトリックプレーに肝を冷やすなど、セットプレーからのピンチが続く。
序盤のピンチを切り抜けて、徐々に反撃に出るジェフではあったが、最期のラストパスのところでミスが出てしまい、カウンター気味に攻め込まれるというパターンが多い。
横浜FCの守備陣も体を張って守っていて、特にネットのところでなかなかボールが収まる事が出来なかった。
加えて、この日は大介も消えている場面が多かった。これは、大介が動きまわる事によってリズムが出来ていた、ここ数試合を観て研究されていたのかもしれない。
カウンターやロングボールからのピンチはあったものの、この試合ではよく守れていたなという印象を持っていた矢先だった。
カットされたボールから大きくジェフの右サイドに展開される。このボールに難波が追付が、茶野が対応する。しかし、あっさりとあげられたクロスに中央で山口が競り負けてしまい西田にヘディングで右上隅にゴールを決められてしまった。
あそこまで、完全に頭一つ上をいかれてしまうと強いシュートが打てる。しかも、ゴール右隅のコースに飛んでしまって、ゴールキーパーも届かない場所。
良太も中央で待ち構えていたが、あまり体をなしてなかった。
なんでもないところから、あっさりと1点を奪われてしまい、前半はこのまま終了する。
前半、いいところがなかった大介に代えて、谷澤を後半の頭から投入する。
前節、累積で欠場してた、この谷澤がキレていた。
序盤は、左サイドからパスワークで上手く崩してゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定。この場面は、非常にキレイにボールがつながって、あれがオフサイドでなかったら、非常にいいゴールだったと思う。
この序盤のいい流れもあり、後半は完全にジェフペースとなった。
縦パスが前半よりも入るようになり、リズムが作り易くなった感じがする。
だが、この日のジェフは、とことんシュートが枠に飛ばなかった。
前節は、バーに当たったり、相手GKのファインセーブにあったりというのがあったが、この試合はほとんど自滅に近いものがあった。
ここでシュートというイメージが合っていただけに、ボールをふかしてしまうと、なんとも腰砕けになる。
後半30分には、鎌田に代えて太田をサイドバックとして投入。同時に、倉田に代えて幸太も投入し、ネットと2トップ気味になり、谷澤が左サイドに入る形になった。
太田もサイドバック経験がない訳ではないが、この日はいつもよりもクロスの精度が悪くて、深井と連携も乏しく、今ひとつの効果だった。
結局、猛攻を続けるジェフであったが、1点が遠い。
ただ、この日の横浜FCは守備ではほぼノーミスであったと思う。あれだけ、ノーミスだと、ジェフの方の攻撃陣も、もう一つ二つ手を考えないと難しい。
試合は、4分のロスタイムを守り切られて、悔しい敗戦となった。
20.ネット | 29.青木(孝) | ||
16.谷澤 | 9.深井 | ||
7.佐藤勇 | 6.山口 | ||
3.アレックス | 24.太田 | ||
33.茶野 | 31.青木(良) | ||
1.岡本 |
シュートは打てども枠へは飛ばず。どうにも、シュートが入らない。
まっ、そんな試合は年に1度や2度はあってもおかしくはない。でも、この切羽詰った時期にこんな試合をしなくてもよかったのになぁ。
この試合の結果で、またアビスパ福岡との勝ち点差が4に開く可能性があるが、残りの試合数もあるし、まだまだJ1昇格を諦める必要はないだろう。とはいえ、アビスパとの直接対決を終えている以上、他力本願には変わりはない。もちろん、アビスパが残りの試合を全勝出来るとはおもっていないからこそ、十分に逆転J1昇格も可能だと思っているわけだが。
今シーズンは、アウェイにめっぽう弱いアウェイ病というのはあるのだけど、この日はジェフサポも半分近くいて、芝の状態もよさそうだったし、首都圏だから移動もそれほど大変じゃないだろうし、キックオフ時刻も16時。
立地面や、時間帯、環境などアウェイ病の原因ともされる部分のうちのかなりが問題なかっただけに、そういったものとは関係ないという事なんだろう。
ハッキリ言うと、今のジェフにはJ2をダントツで勝ち抜けるような強さはない。もちろん、ジェフがJ2にいるようなチームだとも思ってない。
これは、残留争いを続けていた、ここ数年から続いている事ではあるけれど、勝ち方を知らないというか、悪くても勝つというようなサッカーが出来ないのが大きい。
J2レベルなので、大差で勝つという試合もあるが、僅差での試合に競り勝つという勝負強さに欠けている。
今のジェフの状況からすれば、アビスパ云々よりもまずは目の前の試合に勝ちきるという事が重要なわけだけど、難しい試合を勝ちにつなげるというところの経験値がチーム全体として少なすぎるのだよなぁ。
もちろん、2008年の残留争いを乗り切ったメンバーや、オシムさん時代の強かったジェフのサッカーを知るメンバーもいる訳だけれども・・・。
11月はアウェイ2連戦が2回あって、今シーズン最大の正念場になるだろう。ここで、勝てなければJ1昇格は風前の灯となろう。全勝しろとは言わないが、最悪でも最終節までJ1昇格の可能性がある状況で試合をして欲しいものです。
今シーズン通してJ2にいて判ったのは、やっぱりJ1の舞台で試合をする事の意味は大きいなぁという事。ジェフは、J2の中では露出の多い方だとは思うけれど、それでもJ1にいるときとは段違い。同じJリーグでありながら、Jリーグではないような感じにすら思える。
ここまできたら、J1への渇望がどれほど大きいのかって事になってくるでしょう。また、J1の舞台で試合をやりたくないのか!?って事です。
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