2010年 J2 第26節 vs柏レイソル 力負け【J特】
今節もフクアリまで、ジェフユナイテッド市原・千葉vs柏レイソルの千葉ダービーを観に行って来ました。
さすがに、千葉ダービーだけあって、客入りもいい。前回のホームゲーム岡山戦と天皇杯は寂しい感じでしたからね。
人がたくさん入って、活気のあるスタジアムはやっぱりいいですね。
この日は、柏、千葉、市原の各市長も来場。
千葉県の国体選手の紹介と激励もありました。千葉県女子代表は、ほとんどジェフレディースで占められているんですね。
そして、この日の目玉企画である、千葉vs柏対抗のPK合戦がありました。
そんな中、アクシデントがwww。横っ飛びしたジェフィの頭が・・・。
直後のシーンが、J's GOALにすぐに掲載されてましたが、仕事早い!!
試合前になって、フクアリのボルテージも上がる。超満員となって盛り上がってきました。最終的には、18,000人以上が入って、フクアリ史上最高の観客数になりました。
さて、試合です。ジェフの先発は、GKに岡本、CBに福元と茶野、右SBに良太、左SBに和田、ボランチに山口と勇人、トップ下の谷澤、右WGに太田、左WGに工藤、トップに孝太という布陣です。
29.青木(孝) | |||
10.工藤 | 24.太田 | ||
16.谷澤 | |||
7.佐藤勇 | 6.山口 | ||
13.和田 | 31.青木(良) | ||
33.茶野 | 15.福元 | ||
1.岡本 |
試合は、攻勢に出たいジェフが積極的にボールを取りにいく。
だが、左サイドを崩されて、いきなり危ない場面。相手が外してくれて助かった。
ジェフにもチャンスがあったが、ものにできず。
逆に9分、再び左サイドを突破されて、逆サイドに展開される。最後は、林に決められて、早々に失点を許す事になる。
追いつきたいジェフだが、なかなか主導権をものに出来ない。
それでも、再三左サイドを突かれていた和田が、逆に裏を取る。和田からのアーリー気味のクロスに谷澤がうまく合わせてゴール。ジェフが同点に追いつく。
この後、ようやくジェフが主導権をつかみ、再三のチャンスを掴む。だが、固いレイソルの守備をこじ開けられない。
逆に、33分には右サイド深くに侵入を許し速いクロスに北嶋が飛び込む。これが決まって、レイソルに勝ち越される。
この後、反撃をしたいジェフだったが、ゴールが奪えず1-2で前半を終える。
後半、追いつきたいジェフだったが、序盤は完全にレイソルペース。再三、危ない場面を作られたが、岡本のファインセーブもあり、なんとか追加点を奪われずに済んだ。
主導権を奪えないジェフは、15分太田に代えて伊藤大介を投入。
徐々にペースをつかみだしたジェフだが、なかなか決定機がつくれないまま時間が過ぎる。
28分、栗澤が2枚目のイエローで退場に。
ここで、ようやくベンチが動く。30分、工藤に代えて、倉田を投入。
倉田が、左サイドで粘って、最後は山口がシュートもGKに阻まれる。
35分、山口に代えて林を投入する。
前線の動きが活発になりチャンスを作れるようになってきたが、逆にカウンターを食らう。37分ゴール前でボールを繋がれて、最後はレアンドロ・ロミンゲスに決められて3失点目。
時間がないが、攻めるしかないジェフは必死の反撃。
大介からのパスを受けた孝太が利き足とは逆の右足でシュート。これが決まって1点差となる。
ロスタイムは6分。怒涛の攻めを見せるジェフ。
試合終了間際には、孝太のシュートのこぼれ球を谷澤が狙うが、惜しくも枠を外れてしまう。
結局、このまま3点目を奪えず、悔しい敗戦となった。
11.林 | 29.青木(孝) | ||
14.倉田 | 16.谷澤 | ||
7.佐藤勇 | 28.伊藤 | ||
13.和田 | 31.青木(良) | ||
33.茶野 | 15.福元 | ||
1.岡本 |
千葉ダービーという事もあり、白熱した試合展開とはなった。だが、個々のスキルや、チームの完成度では、完全にレイソルの方が上だった。試合内容・結果以上の完敗だった。力負けだったと思う。
この日、やはりサイドの攻防で後手を踏んだのが大きかった。特に左サイドは、再三の突破を許してしまった。和田と工藤のポジショニングが曖昧で、やすやすと小林祐三に突破を許してしまった。特に、和田が絞っているときは、工藤が対応する事になるんだが、なんともミスマッチというか、不安いっぱいになる。
守れないんだったら、せめて高い位置でボールをキープして相手を押しこみたいところだが、工藤は個人で突破できるタイプではないし、クロッサーでもない。相手の自陣深くに入っても、パスの出しどころがなければ、ボールを下げるしかなく、また一から攻撃を組み立て直さなければならない。ダメならやりなおすというのは致し方がない部分でもあるが、サイドで持ったら突破するという選択肢がないと相手は非常に楽だと思う。
この日の工藤の出来からすれば、早々に交代してもよかった気がするが。倉田は不調なのか、怪我なのか随分と遅いタイミングでの投入になった。
サイドを突破するんであれば、深井なり村井を投入してもよかったと思うし。
選手層が厚いとみられていた今シーズンだが、ネット、アレックス、ミルジーと3人の外国人が抜けると途端んに戦力ダウンした感がいなめない。
前節の一つ試合数の少ない福岡戦に敗れてで4位に転落した直後の連敗。そして、完敗は堪えるものがあるが、まだまだ試合数は残っているし十分にチャンスはあると思う。
ただ、やっぱり今まで通りやってては、逆転の望みは薄くなるばかりだし、勝利に対する執着心をもっともっと持たないと難しい。
この日完敗したレイソル戦。借りを返したければJ1に上がるしかない。J1の舞台でリベンジ!! そんな動機付けでもいいんじゃないのかな!?
J1昇格に向けて苦しくなった訳だが、この日の負け自体は大きな問題ではなかったと思う。それよりも、勝てる相手に取りこぼしてきてしまった事が問題で、特にアウェイでの勝ち点が伸びていないのが一番の原因だ。
それ自体は、江尻監督の問題でもあるけれど、どちらかというと選手の方の問題であると思っている。監督とて決して万能ではない。ましてや、経験の少ない江尻監督が指揮をとっている訳だから、自ずと出来ることは限られてくる。
江尻監督の目指しているサッカーを突き詰めて行くのか、J1昇格を最優先にするのか!?クラブとしても大きな決断を問われていると思う。
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