2010年W杯を振り返る
南アフリカW杯も終わって、Jリーグも再開しました。
ここで、最後にW杯を振り返ってみます。
今大会は、個人的にはものすごく楽しめました。まぁ、日本代表もそこそこがんばってくれたしね。
何よりも、観れた試合数が多かったです。グループリーグが20時半、23時開始の試合があったんで、そこら辺は地上波中継があった試合はほとんど観れました。
やっぱり、リアルタイムで観れる時間に試合をやっていると、観れる試合数が増えますね。
決勝トーナメントも、地上波中継がある試合はほとんど観たので、かなりの試合数が観れた気がします。
今大会は、グループリーグでは欧州勢が苦戦しました。まぁ、フランス、イタリアという前回大会のファイナリストが姿を消してしまいましたしね。
グループリーグを勝ち上がった中でも、イングランドやドイツ、スペインと黒星を喫しています。逆に、躍進したのが南米勢。出場した全5チームがベスト16入りを果たしました。
開催国の南アフリカを始めとして、アフリカ勢はガーナ以外は決勝トーナメントにすすめず。南アフリカは致し方ないにしろ、コートジボワール辺りは組み合わせ的に不利でした。
ただ、ナイジェリアやカメルーンは悪しきアフリカ勢の伝統を引き継いでしまっている感がありました。
北中米は、アメリカ、メキシコが順当に決勝トーナメントに進出。メキシコは試合巧者だったし、アメリカは実に粘り強く勝ち上がってきました。
アジア・オセアニア勢は、日本と韓国が自国開催以外では初の決勝トーナメント進出。オーストラリアは初戦のドイツ戦での大敗が響いたが実力者ぶりは見せてくれたと思います。
北朝鮮もブラジル相手によくやったと思いますが、ポルトガル戦では集中力が切れて大敗を喫してしまいました。ニュージーランドは、堅守速攻でグループリーグを盛り上げてくれました。特にイタリア相手に引き分けた試合は、まるで勝ったかのようなよろこびようでした。
グループリーグでは、堅守速攻型のチームが勝利を上げるケースが多くて、パスで崩して勝ち上がったチームは少なかった。あのブラジルですら、守備が堅くて堅実なチームに見えましたからね。
それから、グループリーグでは、あの公式球ジャブラニにホントに各チームが苦しんでいるようでした。正直言うと、Jリーグで使われていた事もあり、なんでここまで苦しんでるか不思議なくらいでした。特に、ジャブラニ+高地のコンボは強烈でした。
決勝トーナメントに入ってくると、様相が変わってきます。6チームしか勝ち上がれなかった欧州勢が1回戦で直接対決などで半分になってしまったんですが、残った3チームがベスト4に勝ち進みました。一時は、ベスト4を南米勢が独占するんじゃと思ったくらいの勢いでしたが、終わってみればブラジル、アルゼンチン、パラグアイはベスト8で姿を消して、古豪ウルグアイが残る形になりました。そして、その他の地域ではアフリカのガーナのみがベスト8に残るだけとなりました。
このベスト8の壁というのは、まぁ日本代表もそうですが、まざまざと見せつけられた感じです。
そして、決勝に勝ち進んだのがオランダとスペイン。どちらが勝っても初優勝という組み合わせでしたね。しかも、欧州開催以外で初の欧州勢のチャンピオンが誕生しました。
今大会、どちらかというと守備が固いチームが勝ち上がって、今大会のトレンドになったかと思えたんですが、優勝したスペインはパスサッカーのチーム。決勝では、本来のサッカーを捨てた感じもあるが、オランダも攻撃的なチームで、一転してサッカーのトレンドが変わった感じになりました。
一大会でこれだけ目まぐるしくいろいろな事があるのも珍しい。そういう意味では非常におもしろい大会でした。
しして、W杯の中継ではお馴染みになっていたブブゼラの音も、途中からは慣れてしまって、あの音がないと物足りない感じでしたね。ブブゼラの音と共に、南アフリカ大会は記憶に刻まれる事になりそうです。
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