ポジティブにいくか、ネガティブにいくか
クロアチア戦から1日、世間の反応はどうか!?
やっぱり簡単なシュートを外した柳沢への批判か、相変わらずのジーコへの批判か?
確かに残った事は残ったのだが、数字上の話だけだ。それで「望みをつないだ」っていう表現はなんだかなぁって感じである。選手のコメントも割りとポジティブな意見が多いのだが、ちょっと違うよなぁって気がする。ヒデの反応が妥当でしょう。勝ち点2を失ったんだから。
もっとも試合自体は引き分けが妥当かも。クロアチアがの方がチャンスが多かったしね。その代わりPKを外したり、シュートミスも多かった。日本は決定的チャンスはあったけれど、全般的には低調な出来。負けてても不思議じゃなかった。そういう意味では引き分けは妥当だ。
正直、ブラジル戦をどういうスタンスで観ればいいのか迷っている。あまりに望み薄な状況で奇跡を信じるような根拠のないポジティブシンキングもちょっと違うかなと。とは言え、あまりにネガティブな気持ちで観るのも苦痛でしかない。サッカーは何が起こるかわからないとは言え、一次リーグ突破は限りなく可能性が低い事はたしかなのだから。
さて、柳沢に関して。割と柳沢をよく書いている方だと思っている増島みどりさんでさえ、苦言を書いている。もっとも最後は柳沢は死んでいないとも書いてるが。
股抜きでも何でも、多くの選択肢がある中で、なぜ、ああして、もっとも気弱な、しかも中途半端なプレーを選択するのだろうか。彼の実力をこの代表で見てきただけに不思議で仕方ない。ハーフスイングばかりするスラッガーのようだ。
柳沢の決定機の場面。確かにありえない選択肢だった。慎重にいくならスライディングシュートで体ごと押し込んでもいいくらいの場面だ。なぜ、一番難しい選択肢を選んだのか不思議でならない。まぁ、こればっかりは本人しかわからない事だから、言ってもしょうがないのだが。まぁ、本人自身も選択ミスである事は認めているから、状況判断を誤った事は間違いない。
もう一つ、ポジティブシンキングの例。いや、ここまでは・・・。8年前のフランスW杯のときならまだここまでポジティブに言えたかもしれないが、さすがに今は無理だなぁ。
ということで第3戦はジーコ力を如何なく発揮して
日本 3-0 ブラジル
クロアチア0-0オーストラリアとなります。
今の日本は、Jリーグの人気も安定しつつあり、代表の活躍と関係なく盛り上がってくれるだろうけど。まだまだ、開拓の余地はあるんだよなぁという気がする。実際、今だけサッカーファンが多いこと。
これまでのW杯では、ここでサッカーが好きになった人があらたなファン形成に役立った訳だが、今回は一過性のファンからあらたな層が生まれる感じがしない。
代表が弱いというのは、まだ今の日本にとってはよい事ではないのかもしれない。正直に何も感じられないサッカーをしていたのでは・・・。記録にも記憶にも残りそうにない、ここまでは。
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