PRIDE 1観戦記
1997年10月11日 東京ドーム
16時頃水道橋駅に仲間と集合。東京ドームへと向かう。
開始時間は17時となっていたが実際に始まったのは17時20分すぎだった。
オープニングがはじまって、簡単なルール説明があったが音響が悪くってよく聞き取れない。
第1試合
● ジョン・ディクソン (1R 1:34腕ひしぎ逆十字) 村上一成 ○
先に上をとったのはディクソンであったが、形勢はすぐに逆転、村上の逆十字が決まり勝利!!
第2試合
● オレッグ・タクタロフ (1R4:57 TKO) ゲーリー・グッドリッチ ○
序盤はお互いけん制しあい均衡していた。グッドリッチが上になりかける場面もあったが外れる。
勝負は一瞬だった。グッドリッチのパンチがタクタロフを捕らえる、ここですでにタクタロフは
KOされていたが、倒れたタクタロフに更に2発グッドリッチのパンチが入る。ここで、レフリーが
割って入り、グッドリッチのTKO勝ち。
はじめのパンチでタクタロフはすでに意識がなかったように思える。後のパンチはなんだか後味が
非常に悪いものとなった
第3試合
△ ヘンゾ・グレイシー (時間切れ引き分け) 小路 晃 △
前評判ではヘンゾの方が圧倒的優位であった。しかしながら小路の予想以上にうまかった、研究
もしていたのだろう。何度となくヘンゾにマウントポジションをとられかかるが決定的形を作らせ
なかった。逆に小路がマウントを取る場面もあった。グレイシーも対策次第では倒せる可能性はある
そう感じられる一戦であった。
ここで、格闘バンドとかいうののライブをやった。でもはっきりいって会場は引いてた。ほとんど
休憩時間と化していた。どうやら、ボーカルは藤谷美和子だったよう。
第4試合
● ネイサン・ジョーンズ(1R2:14 腕固め) 北尾光覇 ○
勝負は草々についた、ネイサン・ジョーンズを倒した後上になった北尾が腕を固める、これで勝負あっ
てしまった。これは北尾がどうこうというより相手が実力不足といった感がある。
ここで休憩が入る。しかも20分。ほとんどの人が格闘バンドの時に休憩をすませてたので結構暇だった。
スペシャルマッチ T
ブランコ・シカティック (1R1:52 ノーコンテスト) ラルフ・ホワイト
シカティックがやや優勢で試合を進める。が、シカティックのパンチを避けようとしてラルふがスリ
ップダウン。ここで倒れたラルフにシカティックの蹴りが入る。しかしこれは反則である。
ここでアクシデントが発生。ラルフ・ホワイトの額に大きなたんこぶができてしまったのだ。これ
には会場もどよめいた。オーロラビジョンでもはっきりと確認できる。これで試合続行不可能となり
ノーコンテストの裁定となった。
スペシャルマッチ U
○ イゴール・メインダート (3R1:16 TKO) 黒澤浩樹 ●
黒澤の蹴りの連発で始まったこの試合。しかし、メインダートは黒澤を執拗に捕まえようとする。
しかし、黒澤はロープエスケープで逃げる。これの繰り返しのさなか、黒澤は足を痛めてしまう。
2R、3Rと黒澤はテーピングして試合を続けるが、3Rに入って蹴りの連打から、下段回し蹴りを狙うが
倒れ込んでしまう。立ち上がれない状態となりここでレフリーが試合を止めメインダートのTKO勝ちと
なる。
怪我さえなければ違った展開も考えられたが、あまりにもメインダートとは体格差がありすぎる、ボ
ディへの蹴りもあまり効いてないように見えた。
第5試合
ダニエル・スバーン (時間切れ引き分け) キモ
非常につまらない展開となった。お互い相手を警戒し、パンチを放つのみ。時折見せる蹴り以外は攻撃
らしいものはほとんどみられない。たまにタックルに行くが、決定機とはならない。イライラする展開の中
会場にはブーイングの嵐。今日の試合の中でもっともつまらない試合であったろう。
試合後キモが観客席にいた前田に寄っていった為オーロラビジョンに大写しとなる。結構迷惑だったと思う。
ここで再び20分の休憩が入る。前の試合が試合だけに高田・ヒクソン戦には期待が寄せられていた。
第6試合
○ ヒクソン・グレイシー (1R4:47 腕ひしぎ逆十字) 高田延彦 ●
序盤、高田がヒクソンに捕まりかけロープ際へ、ここで高田がロープをつかんでしまい注意を与えられる。
その後一瞬のうちにヒクソンがマウントポジションをとる。高田も体をヒクソンに密着し少しづつ体をづらし
外しにかかる。その為ヒクソンのパンチは決定的なものはなかったように思われる。
しかし、マウントポジションから一瞬外れかかったと思った瞬間に逆十字が決まってしまう。一瞬に高田が
自分の腕をもって逃げたかに思えたが、ヒクソンのそれは速かった。高田はたまらずギブアップ!!
ヒクソン強しを印象づける試合となった。強いというよりは巧いといった方がよいだろうか。こういう形式
での試合におけるヒクソンの技術は卓越している。この後ヒクソンを破るものはあらわれるのであろうか・・・。