大河ドラマ「どうする家康」感想です。
第43回 関ヶ原の戦い
あらすじ
茶々(北川景子)は、秀頼を戦の場に出す用意があると、輝元(矢吹満)を催促する。輝元は、機を見計らっていると答える。
家康(松本潤)は、秀忠(森崎ウィン)の本軍が到着せず、動けずにいた。そんな中、黒田長政(阿部慎之助)を通じて、吉川広家、小早川秀秋(嘉島陸) の調略をすすめていた。
家康は、すでに小早川が徳川についているとの文を撒き散らすよう命ずる。
家康は、秀忠到着を諦め、大垣城を素通りし、関ケ原へ向かうとした。大谷吉継(忍成修吾 )のみがいるところを攻めれば、大垣城にいる武将らも出てこざるを得ないと。
いよいよ関ケ原へ出陣する。この報を聞き、三成(中村七之助)らの軍勢も関ケ原へと向かう。
徳川勢が配置につく中、三成の軍勢は徳川をぐるりと取り囲む形となる。この状況の中、霧が晴れ、まずは井伊直政(板垣李光人)の軍勢が先陣を切る。 序盤は、地の利を生かした、三成勢が押し気味にすすめる。この状況でも、小早川秀秋の陣は動かず。
それでも、家康の背後をとる吉川広家の軍勢は動かず。大坂城にいる、輝元は広家は徳川についていると見ていた。さらに秀秋もまた徳川に寝返ったとの噂があり動けずにいた。
茶々は、輝元を催促し、秀頼を出そうとするが、客人がやってくる。阿茶(松本若菜)である。
阿茶は、茶々と謁見する。阿茶は徳川の調略が進んでおりまもなく戦は決着するとした。秀頼を預けてほしいとした。 一度は激昂した茶々だが、阿茶に帰るように命じた。
家康は、秀秋も広家も動かぬのを確認し、一気に前へ出る策を取る。この状況をみた、小早川秀秋は、山を降りて大谷吉継の軍勢に攻め込むと命じた。 これにより、東軍が攻勢に反転。西軍は一気に総崩れとなり、三成も逃げ去った。
ほぼ勝敗が決したなか、徳川の陣を横切ろうとする島津の軍勢に挑んだ直政の軍勢。直政は、鉄砲傷を負ってしまう。
関ケ原での決着がつき、大坂城にも、その報が入る。輝元は、三成がしくじったとする。だが、茶々は輝元に平手をかますと去れと恫喝した。
毛利輝元は、大坂城を退去し減封。宇喜多秀家は、改易・配流となった。上杉景勝は、減封の上移封。真田昌幸、紀伊九度山に蟄居。小西行長、斬首。大谷吉継、自害。嶋左近、行方知れず。石田三成、敗走。
後日、石田三成が捕らえられ、家康の前へと連れてこられる。
家康は、戦なき世に出会いたかったとし、さすれば無二の友となれたと話す。甚だ残念だとした。 それでも三成は、豊臣のためにしたこととし、未だに微塵もゆらいでいないと返した。
かつて同じ星をみて、戦なき世を目指した。それがなぜこの未曾有の死人をだしたこの戦をおこしたと責める家康。
三成は笑い飛ばす。何も代わっていないと。戦を求むる心が私にもあったのだと。一度ついたら抑えられない火種が。 この戦を引き起こしたのは私であり、あなただと。さらに、この戦に勝利したあなたこそ、戦乱を求むる者だと言い放った。
石田三成は、六条河原にて斬首となった。
感想
関ヶ原の戦いがあっという間に集結しました。
関ヶ原に誘い込んだところまでは、三成の思惑通り。だがしかし、家康の方が上手だった。毛利勢や小早川秀秋が手を出さぬなかで、一気に前へでて士気を上げる家康。今回の、小早川秀秋は自らの判断で、大谷吉継を攻め込んだ事になっているのが面白い。
その裏で繰り広げられる、茶々vs阿茶局の女の戦い。茶々おっかねー。阿茶もかなりビビってたのね。
概ね上手く進んでいたはずなのに、最後の最後で負傷してしまう直政。この怪我が元で、若くして亡くなるのよね。
そして、捕まった石田三成。なぜ変わってしまったのか。その答えはそれでよかったのか?!
これにて、家康が天下をとる事となる。次回は、家康が征夷大将軍に就任します。。