東日本大震災から12年目となった3月11日に、映画「すずめの戸締まり」の2度目の鑑賞してきました。
現在日に2回の上映でしたが、ちょうど14時45分からの回でした。まさか、狙ったわけでもないでしょうけれど。
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初見の鑑賞のあと、2回目も行こうとは思っていたのですが、ちょっとだけ3.11のお話なところで気が重いところもありまして。ちょうど、今年の3.11が土曜日だったので、どうせならその日に行こうと思っていました。
大ヒット中ではありましたが、その日まで上映続いているかなとか、上映時間がちょうどいい時間にあるかなあとかもあったのですが、都合のいい時間帯での回があってよかったです。
初見のとき、深海監督踏み込んできたなという感想だったのですが。今になって思うと、自分自身、東日本大震災のその日を体感していて、リアルタイムでニュース映像などを観ていたので、このタイミングで震災の事を明確に含んだ内容の作品を作るんだと思ったからです。
その後の、深海監督のインタビュー記事などを見たりして、その辺の感じ方は多少変わって来ています。震災から12年。当時生まれていない子どもたちを含めて、小中学生くらいだと、震災の経験がないか記憶にないのですよね。既に震災を知らない世代が、どんどんと増えている事になります。
そういう意味では、震災が伝承ではなく、リアルタイムを経験している人がたくさんいる今に、扱うのはアリなんじゃないかって思いました。それに、震災当時のすずめに現在すずめが語りかける「明るい未来が待っている」は、まさにこの作品が伝えたいメッセージの一つなんだろうなと感じました。
あらためて、震災から12年を越えて、あの震災を先に紡いでいかなければと。