大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。感想です。
第39回 穏やかな一日
あらすじ
時政(坂東彌十郎)が鎌倉を追われたのち、天然痘を患っていた実朝(柿澤勇人)が復帰する。
義時は、しばらくは自分が政をやると、政子の言う。北条が坂東武士のいただきにたつことを兄は望んでいたと続けるのだった。
自分の立場ないと思う実朝を、泰時(坂口健太郎)が慰める。実朝は、泰時に歌を送り、返歌を求める。
政務を行う義時の元に、源仲章(生田斗真)がやってくる。政を指南しに来たのだと。そして、鎌倉殿・実朝のもとには、藤原定家からの文を渡す。三善泰信は、余計な口出しをするなと追い出されてしまう。
実朝の元にやってきた、和田義盛(横田栄司)。上総守になってほしいと頼まれているとし、実朝に頼むと。実朝は、政子のところで、この事を頼むが、断られてしまう。
そのとき、政子に頼まれて家具をこしらえていた、八田は御家人たちは北条を苦々しく思っていると語る。相模守は義時、武蔵守は時房、北条でなければ国司にはなれぬのかと。
返歌に苦しんでいた、泰時のもとに義時がやってきた寝転ぶ。いささか疲れたと。伊豆へ行き、政時のもとへ行ってこいと。そして、鶴丸(きづき)には諱を付けるとし、盛綱と。氏は、平にと。
義盛は、義時の元で上総守の事について、正式に断られていた。鎌倉殿に直接頼みにいくのも、これまでだと忠告される。
大江広元は、和田は絵に描いたような坂東武者。御家人たちにも人気があるとしながらも、いずれいなくなると話す。ことは慎重にと話、和田には三浦がついていると続けるのだった。
そこへ義村がやって来る。義村は、つつじ(北香那)と善哉を連れ、鎌倉殿の回復を祝いにきたのだった。
義時は、鎌倉を変えると義村に話す。守護は2年おきに変えると。相模守護である、義村には賛成してほしいと。
平盛綱は、弓の腕で見事に射抜いて見せた。義時は、北条の家人で、泰時の幼なじみであるとし、実朝に御家人に推挙する。
だが、分不相応なものだとし、これを断られる。和田義盛の、上総守推挙を止めたのは義時だと責める。義時は、この場は、鎌倉殿の言う通りだと取り下げるのだった。
義時は、伊豆へ引き下がると話す。実朝は、引き止め、盛綱を御家人にしてよいと話すが、一度言った事を取りやめるのは、よくないとし。義時に褒美をとさせ、それを盛綱に与えると。
時房は、その実朝に、亡き頼家を重ねていた。時房は、真に頼れるものは身近にいますかと実朝に尋ねるのだった。
泰時は、源仲章より、実朝からもらった歌が恋の歌だと知らされる。実朝の元へいき、これは恋の歌だとし、別の歌を差し出した。
その後、善哉あらため、公暁は出家し京へと旅立った。
感想
確かに、穏やかな一日・・・、だったのかもしれない。戦もなかったし、誰も死んでいない。いや、しかし、うすら恐ろしい一日でもあったなと。
それにしても、義時怖すぎる。もう、誰も口出しできない。まあ、政子くらいだろうか、意見が言えるのは。それも、聞いてくれるだけで、特に気にもとめてないのだろうが。たしかに、兄・宗時の夢見た、北条が頂に立つ世界がそこにあるのだけれど。
義時は、盟友・三浦義村でさえも、付いてこれなくなってきているのに気づいていないのだろうなぁ。
実朝、まさかの鎌倉BLなのか、おい。鶴丸あらため、盛綱に対するものは、嫉妬だったのか。まさか、こういう捉え方をするとは、面白い。
そして、次回は、和田合戦。平穏な一日のあとは、やはり殺し合い