大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。感想です。
第35回 苦い盃
あらすじ
実朝(柿澤勇人)と婚姻するため、後鳥羽上皇の従兄弟である、千世が鎌倉にやって来る。
一方、重忠(中川大志)の息子・重保より、政範(中川翼)が亡くなった日の事が語られる。平賀朝雅(山中崇)が何者かと話をして、毒を盛ったのではないかと。
その頃、平賀朝雅は、りく(宮沢りえ)に政範に「毒を盛ったのは、重保だとそそのかすのだった。りくは、時政に畠山を討伐すべしと迫る。
義時は、朝雅に疑いの目を向け、なぜ骸を持ち帰らなかったのかと問いただしていた。
この事態に、軽率に答えを出してはいけないとする義時。だが、時政はりくの事もあり、畠山を討つべしと迫る。それでも、義時はたとえ執権であろうとも、鎌倉殿の花押がなければ兵は動かせないと話す。
義時に、重忠はいざとなれば立場を帰れるやつだと義村は話す。優男だがなと。
義時は、政子(小池栄子)に話して、りくをなんとかなだめようとする。だが、りくはそんな話は知らないとし、政範は病で死んだのだと話すのみ。
重忠は、息子と平賀のどちらが嘘をついているのかはっきりさせたいと迫る。だが義時は、平賀は疑わしいが、上皇に近いものとして、討ち取れば京を敵に回すと渋る。
実朝は、泰時(坂口健太郎)を引き連れ、義盛(横田栄司)の家へやってきていた。和田は、面白いものをみせると、歩き巫女のところへ連れて行く。
実朝を占い、雪の日には出歩くな、災が待っていると伝えるのだった。
平賀朝雅が疑わしいとし。政範を殺して、次の執権を狙っていると話す。畠山討伐は待つのだと。
時政は、これに応じて、りくを説得しようとするが、逆にりくに畠山討伐を迫られてしまう。鎌倉殿の花押が必要とならば、御所に出向いてほしいとも言われる。
時政は鎌倉殿に会いに御所に向かうが、実衣(宮澤エマ)に止められる。その頃、御所では、鎌倉殿が行方不明となっていたのだ。
実朝は、そのころまだ、歩き巫女の元にいて、相談をしていた。悩み事は誰にでもあるとし、お前一人の悩みではないのだと語って聞かせる。
和田のところにいた実朝を八田知家(市原隼人)が見つける。実朝は御所へと戻っていた。
そこに時政が現れ、花押を押してもらいたい文があるとして、花押を押して貰う。
義時は重忠の元にいた。時政は一旦納得したとし、鎌倉に戻り鎌倉殿に起請文をと話す。重忠は、時政と戦になったらどちらにつくか問う。鎌倉のために、時政につくのであろうと。鎌倉のためというならば、どちらにつくべきかはわかっているのだろうと義時に問うのだった。
感想
重忠との戦が始まるのかと思ってたら、そこまでいかなかった。登場時より、ちょっと面倒くさい奥方という感じだったりくが、いよいよもって手に負えなくなってきました。のちに、時政の追放につながる牧の方事件につながるわけですが。
それでもって、義時は義時で、実は女を見る目はやっぱりなかったと判明。ここらへんは、義村がさすがに目利きがいい。息子に嫁の事で心配される義時よ。
重忠は、義村が言っていたように、やるときはやる男。そう、優男であっても。たとえ、非道な事であっても、決めたら迷いはない。義時も、重忠を相手に戦をしたら、ただでは済まないとはわかっている。だからこそ、りく面倒せぇだ訳ですが。
次回、いよいよ畠山重忠との戦回になりそうです。また一人いなくなりますね。