大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。感想です。
第28回 名刀の主
あらすじ
13人に協議制が始まり、訴訟の沙汰が始まる。評議が始まったかと思えば、まるで話が進展せず。これには、苦笑するしかない義時(小栗旬)。景時(中村獅童)も、これでは政にならないと、取り仕切る。
一方、頼家(金子大地)は、この御家人たちに不信感をつのらせていた。のけものにしようとしているのだと。自信の近衆に風紀を乱すものを取り締まように見回らせる。
政子(小池栄子)の次女・三幡が闘病の末、亡くなる。頼家は、狩りに出かけていて、おくれてやってくるのだった。美衣(宮澤エマ)は、結城朝光(高橋侃)より、琵琶を教わっていた。
朝光は、困った事があると話かける。雑談で、鎌倉殿・頼家のことを話したところ、景時から糾弾されてしまったのだと。さらに、謹慎をいいつけられる。
頼家は、なんと安達景盛の妻・ゆうを狩りへ誘っていた。これには頼時は人の道に反すると批判するが止める事はできなかった。頼時(坂口健太郎)は、景時に相談する。
その頼家は、影盛を呼びつけて、妻のゆうをくれと言い出すのである。もちろん、これには承服できぬと話す。父の安達盛長も承服出来ぬと突っぱねる。
安達親子の首をはねよと命ずる頼家。だが、景時はこれを止める。さらに、政子と義時もやってきて、頼家を叱り飛ばす。
景時は、結城朝光を死罪にするように沙汰をだすと言い出す。鎌倉殿が機嫌を損ねている事で、引き締めなければならぬと。
義時は美衣共々、結城朝光を助けるように、義村(山本耕史)に頼む。景時のところへ行き、御家人たちの気持ちを伝えてくれと。それでは弱いとし、連盟で訴状を集めて鎌倉殿に訴えると義村は言うのだ。義村が声をかけだすと、時政(坂東彌十郎)や能員(佐藤二朗)らが次々と名を連ねる。気がつけば多くの署名が集まっていた。
そして、頼家によって訴状の沙汰が始まる。結城朝光は、謀反の疑いはないと許される。一方、景時は申し開きせず。頼家は、このまま許せば66人の御家人は許さないだろうとする。頼家は、景時の役目を解き、謹慎を申しつける。
これに乗じて、後鳥羽上皇は、景時に声をかける。
景時も、このまま鎌倉にいても先はみえているとし、これに応じる構えを見せる。
この事が頼家に伝わる。景時は、忠義がないものとし、奥州外が浜に流罪とすると。この事態に、景時は一萬を連れ去り、京へ上ろうとする。義時は、これを引き留めようとする。京からの誘いがあったことを頼家に伝えたのは自分だと。
景時が京へ行けば討ち取ろうとするだろうと、そうすれば朝廷との間に禍根が残ると。景時は、刀は持ちてにより、名刀にもなまくらにもなると言い、なまくらにはなりたくなかったと。景時は流罪先の外ヶ浜へ向かうとした。
義時は、頼時へ兵を集めよと命ずる。景時は、京へ向かうはずだと。西へ向かうなかで討ち取ると。
感想
さて、梶原景時の変。その前に、頼家がなかなかですな。まあ、二代目のお坊ちゃんという感もあり、仕方がないのかと思ってましたが、なかなかの下衆具合。なんか、頼朝の悪いところだけ似ちゃったなという気もします。
まあ、政子や義時が物言える状況だったのがまだ、マシが状況ではありますが。頼家は、完全に御家人たちを信用出来なくなってしまったなぁと。
そして、もうこれ、義村が裏で手を引いてたのかと思うとゾッとしあすが。結城朝光の件を生き金に、景時を連判状で訴訟。これも、景時の悪いところだけど、申開きをしなかった事で謹慎に。しかも、京からお誘いが。
義時のちょっと怖いところ出たなぁという感じだけども、景時が京へ行けば朝廷との間に軋轢がというところまで見通しているのは義時だけでしょうなぁ。梶原景時は、この後亡くなるわけですが。最後まで、侍でありたいといのは本当だったのだろうな