大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。感想です。
第12回 亀の前事件
あらすじ
伊東祐親(浅野和之)の死を八重(新垣結衣)に伝える、義時(小栗旬)。自刃されたという話が本当なのかと疑われる。
義時は、江間に来てほしいとし、今はゆっくりと休まれるのがよいとした。
美衣(宮澤エマ)と全成(新納慎也)が結婚する事となった。そして、義時に話が振られるが、八重の事を話すのみだった。
美衣がなにげなく、北条の跡継ぎは誰になるのかと問う。静まり返るが、何事もなければ義時だと。ただし、りく(宮沢りえ)に男子が生まれれば、その子がなると話す。
そんな折、比企尼が頼朝を訪ねてくる。頼朝は皆を集め、京より降ってきた文官3名を紹介する。頼朝は生まれてくる子の乳母を比企に任せるとした。
さらに鶴岡八幡宮へ奉納する神馬の綱取りに、義経(菅将暉)と重忠(中川大志)が指名されるが、義経は不服だった。義経がつっぱねた事もあり、もう1人は義時となった。
役立たずだという義経を、義時と政子(小池栄子)が必死になだめる。
後日、出産が近づいた政子は比企の館に移された。政子は男子を出産した。のちの、頼家であった。
義時はある館に招かれる。そこは、頼朝の隠れがだった。そこに居たのは亀(江口のりこ)であった。
一方で美衣も全成から亀の存在を聞かされていた。義時は、この事は内密にしておけとだけする。
だが、誰かに話したい美衣は、範頼(迫田孝也)に話し、それが時政(坂東彌十郎)に伝えられる。さらにりくから政子に話が届いてしまう。
義時は、相手が誰かを問い詰められる。そして、亀の居所を教えてしまっていた。
政子は、りくにそそのかされて、亀の家を打ち壊そうとしていた。
義時は、義経に頼み館を見張りをさせる。義経は、取り壊しにきたものを素通りさせるだけでなく、武蔵坊に屋敷を破壊させるのだった。挙げ句、翌朝には屋敷は燃えてしまっていた。
義時は、政子のところへ行き誰がやったのか問いただす。牧にやらせたとする。義時は黙っていた方がよいとするのだが。牧の事は、さておき、義経が屋敷が燃やしたことまで発覚する。
頼朝の元に2人が呼ばれる。火をつけたのは義経だという牧。義時は、自分が頼んだと言うが。義経は謹慎となる。牧には、髻を取れとする。
この仕打に、りくは頼朝の元に詰め寄る。さらには、政子もやってきて、頼朝を問い詰めるのだった。追い詰められた頼朝は思わず怒鳴ってしまうが、これに時政が怒ってしまう。時政は下りたと言い出し、伊豆へ帰ると立ち去ってしまう。
感想
政子の懐妊と、亀の前事件。これはまたとんだ事になったものです。
頼朝と亀の仲は以前からわかっていたわけですが、こういう形で政子の伝わるとはという感じですね。美衣がとんだ、トラブルメーカーぶりです。
そして義経もこまった子。頼朝からすれば、武芸だけでなく、いろいろこなしてもらいたいというのはあったのでしょうが、義経自身は平家打倒以外に目がない。ここらへんの齟齬も後々響いてきそうではあります。
鎌倉殿となった頼朝ですが、なんだかんだで火種はくすぶっている感じですね。義時も、頼朝を利用する立場ながらも骨が折れます。
次回は、義仲登場回。どちらが源氏の棟梁となるのか。おもしろい事に