大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。感想です。
第7回 敵か、あるいは
あらすじ
京では、清盛(松平健)が後白河法皇(西田敏行)に、頼朝(大泉洋)が挙兵。そして、鎮圧されたと話す。頼朝は死んだと。
だが、宗盛より、福原遷都は誰も彼もが反対しているとし。さらに、頼朝が生きて安房へ逃げたと報告する。
和田義盛(横田栄司)と主に義時(小栗旬)は、上総広常(佐藤浩市)を味方にするべく向かっていた。広常は、頼朝が来ていない事に、がっかりとしていた。先程まで梶原景時(中村獅童)がいたとし、まだどっちに着くかは決めていないと。この戦、自分がついた方が勝ちだと言ってのけるのだった。
そして、襖の向こうにはその梶原景時が居たのだった。景時は、大庭につけば望みの官職につけると話す。
和田は、敵から奪った所領を差し出すとするが、広常は困っていないと言い返す。義時は、われらについても得はないかもしれない。だが、我らは、坂東武者のために戦っているのだと。
広常は、頼朝を担いでいるのだと言い切り。利用するだけの勝ちはあるのかと尋ねる。義時は、頼朝は天に守られているとし、その運の強さに惹かれて集まっていると。担ぐだけの価値はあると言い切る。
屋敷を出ると、景時になぜ頼朝を助けたかと尋ねる。天に守られているという先程の言葉と同じ事を感じたとし、助けねば神に罰を受けると感じたと。
翌日、義時は広常を尋ねるが、門前払いされる。だが、中では頼朝に加勢するという千葉常胤(岡本信人)がやってきていた。広常にも加われと。
大庭は、長狭常伴(黒澤光司)に夜打ちさせるとするのだった。
頼朝は、時政に今一度、武田に兵を出すように命じろと向かわせる。
義時は、まだ広常のところにいた。平将国を謀反し西に追いやる。新しい坂東を作るのだと。長狭常伴が頼朝の宿を狙っているとし、頼朝が天に守られているというなら生き乗るだろうと。
その頼朝は、漁師の妻・亀(江口のりこ)を連れ込んでいた。そのせいで、夫がやってきて逃げ出していた。
長狭常伴がやってきたが、既に頼朝は逃げた後だった。
頼朝の元に千葉が馳せ参じる。そして、上総広常もやってくるのだったが、頼朝は遅いとし帰れと言い出す。
広常は遅参したことを詫び、これよりは頼朝のために身命を賭すとするのだった。
その頃、奥州では、源義経が頼朝の元へ馳せ参じようとしていた。
感想
安房から再起をはかる頼朝。果たして、この人は天から守られているのかどうかはわからないが、味方の軍勢を増やしていきます。千葉、上総も味方につけてどんどん兵を増やしていくわけですな。
もう少し、簡単に味方についてくれるのかと思ったら、上総広常もなかなかにしたたか。まあ、そりゃあ、源氏の棟梁と言われても今や謀反人。手を貸しても得になるかどうかはね。なんだかんだで、義時が頼朝を担いでいるだけというのも見抜いているあたりも、大物感があります。
こっから頼朝の反撃開始というところですよね。武田も味方にして、平家方を打ち破っていく。まさに反撃の狼煙。次回は、そんな感じに