大河ドラマ「青天を衝け」。感想です。
第二十四回 パリの御一新
あらすじ
パリ万博で、パリを訪れていた篤太夫は、その進んだ文化に驚く。一方、日本では、慶喜が大政奉還を果たしていた。
パリから日本へ戻っていた、杉浦愛蔵(志尊淳)は、渋沢家を訪れていた。篤太夫(吉沢亮)からの文、そして民部公子(板垣李光人)と、篤太夫自身の写真が届けられた。
慶応4年1月、ようやく篤太夫たちの元にも、慶喜(草彅剛)が政を返上したとの報せが届くのだった。
篤太夫は、証券取引所へ連れて行かれる。債券を買って政府や会社を助けるというのだ。
そして翌月も、御用状が届く。慶喜は大阪城を引き払ったというのだ。平九郎(岡田健史)からの文。そして、長七郎(満島真之介)が釈放されたとの惇忠(田辺誠一)からの文も届いていた。
3月、さらに情報が届き、御用状御情勢 にて、鳥羽・伏見の戦い。さらに、慶喜が江戸へ帰られた事などがわかる。同じく、民部公子には、慶喜からの直書が届いていた。得太夫は、文にて慶喜に建白するのがよいとした。なぜ戦となったのか。戦となったのならなぜ江戸へ逃げ帰ったのかと。
4月、栗本たちが先に日本へ帰る事となる。
閏4月、成一郎から文が届く。慶喜は、蟄居の身となり、生きるか死ぬかといった状況だと。成一郎自身も戦で負傷していた。
篤太夫は、各国へ留学していた学生たちを無事に日本へ帰すため尽力していた。
5月、新政府より公文が届く。民部公子には急ぎ帰朝するようにと書かれていた。
7月、水戸藩主が亡くなったと知らせが届き、民部公子が次の水戸藩主にと。
ロッシュが日本から帰国し、今変えれば危険だと知らされる。だが、民部公子は帰る事を決断するのだった。
帰国の準備をする、篤太夫。国債と鉄道債で、儲けを得る。一人一人の小さな力が合わさり、この世の中を代えられる事に感銘を受けていた。
民部公子、篤太夫一行は帰国の途につくのだった。
感想
パリから見えた、幕末の情勢。遠く日本から届く文だけが頼りなだけに、なかなかリアルタイムな情報とは行かず。まあしかし、慶喜が政を返上するという自体は、日本にいたとしても信じがたい事でしょうから、パリにいた栄一たちからみたら、そりゃなんだって事にはなりますね。
さらに、不穏な自体に。薩摩が攻め込み、幕府軍と戦になっていると。しかも、肝心の慶喜は江戸へ帰ってしまったと。これは、文からの情報だとホントに何が起きてるだろうかという事態ですよね。
栄一たちからすれば、まずは留学を続ける事が第一ではあったのでしょうが、新政府から帰国を迫られ、昭武も水戸藩主にという話もあり帰国せざるをえなくなりました。
日本では、惇忠、成一郎、平九郎は戦に身を投じる情勢。平九郎は、悲しい最期が待っています。この事は、帰国したあとに知るのでしょうが、栄一もなんともやるせないものがあったでしょうね。
次回、栄一たちが日本へ帰国。明治の世が始まります