大河ドラマ「青天を衝け」。感想です。
第二十二回 篤太夫、パリへ
あらすじ
フランスへ向かう篤太夫(吉沢亮)は、船酔いと戦っていた。
長い船旅を乗り越えて、いよいよパリへ。篤太夫は凱旋門の上に居た。
当地のグランドホテルに到着。現地の通訳は、シーボルトが付いてきている事に訝しがる。さっそく、篤太夫は当地で入用なものなどを揃えようとするのだった。
そして、篤太夫は高松凌雲(細田善彦)とともに、万博博覧会へと出かける。見るもの聞くもの、驚く事ばかりであった。日本の展示物を見に来た篤太夫たちは、その展示数に驚くが、近くにあった琉球・そして薩摩の印。日本と薩摩が分けられて展示されている事に驚く。
その後あらわれたモンブランが薩摩とともに手掛けたものだった。モンブランは、薩摩の五代才助(ディーン・フジオカ)と通じていた。薩摩の目論見でもあったなぜか、琉球国王ではなく、薩摩太守という名目で落ちつく。その後の新聞記事では、日本は連邦国家とされ、将軍は一大名のうちの1つに過ぎないと書かれていた。
そんな中、昭武は、ナポレオン三世との謁見に臨むのだった。昭武(板垣李光人)は、慶喜の名代としての役目を見事にやり遂げる。
その頃、慶喜(草彅剛)は、フランス大使ロッシと会談していた。各国の大使との宴席に臨む慶喜。これまでの徳川とは違うと言わしめる。
慶喜の改革に対して、島津久光(池田成志)はかつての参与を二条城に集める。慶喜はカメラを前に皆の写真を撮ってみせる。久光の目論見は崩れ去る。
血洗島では、平九郎が養子になる事となっていた。栄一から届けられた懐刀をもらうのだった。
その頃、パリでは使節団の経費がかさみ、節約を迫れていた。篤太夫らはホテルぐらしを諦めアパルトマンでの生活を始めていた。さらに篤太夫は、民部公使・昭武のために物件を探し値切る事に成功する。
慶喜を前にしてやられた久光であったが、薩摩は五代を介してイギリスと結びつき力を得ていた。薩摩は倒幕へと向かうのだった。
感想
ほぼ1話、パリでの生活について描かれました。当時の日本人からすれば、見るものすべてが驚く事でしょうね。閉ざされた国に住んでいたわけですから。
しかし、栄一はそれでもめげない。この見るもの聞くものすべてを吸収しようとしている。これが良いと思えば、その制度を持ち帰ろうとしている。使節団のうち、昭武の側近たちは別として、栄一とともにパリでの生活に順応していっていますね。むしろ、昭武が窮屈そうでなりませんね。
フランスはナポレオン3世の時代。こうやって比べてみると、日本の幕末と同じ世界線で繋がっているのが不思議な感じもしてきますね。
次回は、いよいよ大政奉還となります。パリでの栄一たちと、幕末の日本。この時代の面白さが出てきますね。最後の将軍となる慶喜。栄一たちがかえった頃には日本は変わってるのですよね