大河ドラマ「麒麟がくる」。感想です。
第三十九回 本願寺を叩け
あらすじ
足利義昭を追放後も、信長(染谷将太)に抗う勢力は各地に点在していた。
本願寺の顕如もまたその1人。本願寺とは5年に渡り戦が続けられた。
信長は、右大臣に任ぜられるが、そのまま岐阜へ帰ってしまう。
三条西実澄(石橋蓮司)が、京の理に従ってもらわねば困ると言いにやってくるのだった。
信長は相わかったとし、京での仕儀は、信忠(井上瑞稀)にやってもらうというのだ。家督を譲るというのだ。
さらに、本願寺との戦はいつ終わるのかと問われるが、蘭奢待を毛利に送った件を言い返されてしまう。
信長は安土に居城を移し、信長の目指す世はあと一歩のところまできていた。
天王寺砦にて、軍議をおこなう光秀(長谷川博己)。松永久秀(吉田鋼太郎)らと打ち合わせ、他の砦とともに一気に攻め入るしかないだろうという。
そこへやってきた信長だったが、すぐさま攻め立てよというのだ。光秀が皆疲れていると言うと、ならばワシが行くと言い出す。
単独で出ていった信長だったが、流れ弾に当たってしまう。光秀が取り押さえ、なんとか伝吾(徳重聡)に砦につれて帰らせるのだった。
久秀が信長の事を憂いていると、光秀までもが倒れてしまう。
光秀は屋敷へと連れ帰られるのだった。
東庵(堺正章)を急ぎ連れてくるが、医者として手は尽くすが、あとは神仏の加護があるかどうかだと。
光秀は一命をとりとめ意識を取り戻す。
数日後、信長が見舞いにやってくるが、その足で本願寺攻略の手口を言い出す。
毛利が水軍で、鉄砲などを運び込んでいるとし、それを九鬼水軍でたたくのだと。光秀も妙案だとする。
さらに、大和の守護を筒井順慶(駿河太郎)にしようといいだすが、松永久秀の立場もあり戦の火種になると反対する。
秀吉(佐々木蔵之介)が、ならば筒井でも松永でもないものが、例えば秀吉などと言い出すが、大和の国衆は家柄にこだわるとし秀吉では駄目だとする。信長は、去り際にやはり筒井順慶を大和の守護にする言い立ち去るのだった。
一方、徳川家康(風間俊介)は武田勝頼に目を光らせていた。
菊丸(岡村隆史)より、京の様子を伺う家康。信長は三河の事は忘れているとし、安土の城で頭がいっぱいの様子とする。
信じるに足るとすれば、光秀だけかと。
光秀の容態がよくなると、煕子(木村文乃)が胸の病で伏せるようになる。
駒が伊呂波太夫の一座を連れてきて、和ませるのだった。
煕子は、麒麟を連れてくるのが光秀だったらと思いのうちを語る。
天正4年、煕子が息を引き取るのだった。
感想
いよいよもって、信長の横暴極まるといった感じです。ここまでくると、光秀でさえも信長を抑え込めずにいる事態。
光秀自体も無理難題を言われたりで、本能寺へのフラグが立ちまくりなのです。
その光秀も病に倒れてしまうくらい、本願寺攻めには手を焼いているようす。実際、本願寺との和睦には本能寺の直前までかかっていますから。
信長の方はすでに帝への信頼も消えつつある様子。京の事は、嫡男の信忠にまかせて、自信は安土城築城に執心。さらに、本願寺攻略に九鬼水軍を使います。まあ、ここらへんは、なんだかんだで信長も切れ者なのですよな。
そして、筒井順慶を大和の守護へ。光秀が言わずもがな、松永久秀が黙っているはずもなく、次回は、松永久秀の最期となるようです。久秀の謀反。
残りの話数も少なくなりましたが、本能寺までたどり着くのか心配になります。
NHK出版 (2020-01-11)
売り上げランキング: 416