大河ドラマ「麒麟がくる」。感想です。
第八回 同盟のゆくえ
あらすじ
十兵衛(長谷川博己)は、浜へ帰ってきた信長(染谷将太)を見ていた。釣ってきた魚を一切れ一文で売っていた信長は、十兵衛にとっても奇妙な男だった。
美濃へ帰ってきた十兵衛だった、このことをどう帰蝶(川口春奈)に伝えようか迷っていた。牧(石川さゆり)の進言もあり、十兵衛は帰蝶に尾張へ行くべきと進言するのだった。
帰蝶が尾張へ行くと宣言し、高政(伊藤英明)は喜んでいた。これで一滴も血を流さずに海に近づいたと。
十兵衛は、高政(伊藤英明)に呼び出され土岐頼芸(尾美としのり)の元に連れて行かれる。十兵衛は、頼芸に熱田の市は見た事があるかと問う。熱田の港にはと。熱田の市は賑わい潤っていると。美濃のものをそこで売れば美濃も潤う。一滴の血も流さずに、国が栄えるのはいい事ではないかと。高政は、守護でもない織田のところへ帰蝶を嫁にやるなどとして怒るのだが、頼芸はあっさりと引き下がり帰ってしまうのだった。
翌朝、京へ帰るという駒(門脇麦)のために宴が開かれていた。翌日、駒を送って峠道までついていった十兵衛。駒は、本当は帰蝶が稲葉山へ帰るのを送りたかったのではと問う。十兵衛は、そうであったかもしれぬと答えるのだった。
帰蝶は、織田への嫁入りのために尾張へと向かっていた。そのころ、駿府では、松平広忠(浅利陽介)が呼ばれ、織田へ攻め込むならばいまだと今川義元(片岡愛之助)より手を貸す言われていた。
信長を待つ帰蝶だったが、一向に現れる気配がない。平手政秀(上杉祥三)は、この非礼を詫びるしかなかった。
感想
いよいよ、信長の本格的登場回です。とはいえ、今回は海から現れて、魚をさばいて売っているという姿だけなので、どういう人物像なのかは計りきれない部分はありますが。ただ、光秀からすれば、どういう人となりなのか、簡単には理解できなかったのは想像に固くありません。
帰蝶は、まあ光秀への思いもあったのでしょうが、尾張へいくことを快諾しました。まあ、いきなりすっぽかされてしまいましたがね。これから、信長と帰蝶との関係がどうなるのかも楽しみなところです。
代役で入った帰蝶役・川口春奈ですが、なかなかどうして。可愛くも凛々しい立派な姫っぷりです。今回の信長は、これまでのイメージとは違ったところもあるので、どういう絡みになるのかわからないですね。楽しみにしたいと思います。
光秀は、この後どうなるのか。斎藤家とは離れる事になるわけですが、もう少し先にはなるようです。帰蝶への想いはあったのか、駒の事はどう思っているのか。今ひとつ顔に現れる人物像なので、どうにも読めません。その光秀ですが、次回はのちの正妻が登場するんですよね。
信長と帰蝶との場面も出てきて、こちらも楽しみです。松平家の動向も気になるところです。
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