大河ドラマ「麒麟がくる」。感想です。
第六回 三好長慶襲撃計画
あらすじ
三好長慶(山路和弘)は、密かに京へとやってきて松永久秀(吉田鋼太郎)の屋敷へ来ていた。歌会のためにやってきていた長慶だったが、その裏では襲撃計画が寝られていた。
伊平次より、長慶、久秀の襲撃計画を聞いた十兵衛(長谷川博己)は、三淵藤英(谷原章介)の屋敷へと向かう。この襲撃を止めさせるためだ。おそらく、細川晴元(国広富之)の指しがねだろうという藤英は、内輪もめに口をはさむ理由がないという。だが、藤孝(眞島秀和)は、長慶が亡くなれば、晴元を抑えるものはいなくなるだろうと言う。藤孝は急ぎ人を集めるという。藤英は、今動けば義輝が動いたということになるとするが、十兵衛は将軍家は武士の棟梁であるとし、これをおさめなばならぬと飛び出すのだった。これを聞いていた義輝は十兵衛を追わせるのだった。
一方、歌会の場を襲撃が始まっていた。久秀が応戦していた。長慶も刺客に襲われるが間一髪のところで十兵衛に救われる。藤孝も加わり、応戦し三好長慶、松永久秀を逃がすのだった。
肩に傷を負った十兵衛は望月東庵(堺正章)の家の前で倒れていたところを救われていた。目を覚ました十兵衛には駒(門脇麦)がつきっきりで看病していたのだった。その10日後、藤孝が十兵衛を見舞いにやってくる。松永久秀より水飴の入った壺をたずさえて。京にとどまらぬかという藤孝だったが、美濃に帰らねばならぬという。京と同様、美濃も斎藤家がおさえているが、土岐家のように皆が従っているわけではないという。そんなおり、東庵より、美濃で戦が起こっていると報せがはいる。
美濃では、斎藤利政(本木雅弘)が大垣城を奪取すべく、織田信秀(高橋克典)と戦を始めていた。利政は大垣城を奪回するのだった。そして、十兵衛は駒とともに美濃へと帰るのだった。
感想
京での三好長慶襲撃を食い止めた光秀の話。後に盟友となる細川藤孝ともこの頃から親交があったという事ですね。細川晴元と三好長慶そして、将軍家とここら辺の時代はよく分かっていないのです。まだ織田信長が躍進する少し前の時代。細川晴元と三好長慶は主従関係にあるはずですが、ここも争っていて、細川晴元は将軍家を脅かしている。後に松永久秀は、主君三好長慶と争うようになるわけで、ほんとグッチャグチャです。
この頃の足利将軍家はもはや武士の棟梁としての立場は崩れ去っているのですが、それでも光秀は将軍としての役割を尊重するのですね。後に、足利義昭を信長とともに京へおくったのも光秀でしたし、わりと秩序にこだわる方なのかなと思ったりします。
光秀との仲が深まる駒ですけど、どういう役割どころなのかまだ不明。次回は、いよいよ信長登場か!?というところ。帰蝶が嫁入りするかどうかという話のようです。すこしづつ時代が動いていきます
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