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首都圏での活断層はどうなってるのか調べてみた

関東 活断層

熊本地震の発生で、再び話題になっているのが活断層です。

全国各地にあり、いつ巨大地震を引き起こすかもしれない活断層は、今回の熊本地震の震源でもありました。阪神・淡路大震災大震災では、兵庫県南部地震を引き起こしたのも活断層の一つの野島断層でした。

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全国いたるところにある活断層ですが、実際にどこにあるのかを知っておく事は大事かと思います。自分の場合は千葉県船橋市住みで、職場が神奈川県横浜市なので、首都圏一帯でおこる地震に注意しておく必要があります。

東日本大震災の発生以後地震活動が活発化している事もあり、度々関東での活断層が注目されてきました。

ちょうど、地震調査研究推進本部が昨年、関東での活断層の地域評価を発表したところでした。なお、今回発生した熊本地震のある九州での地域評価は2013年に発表済みでした。

この地域評価を元に、首都圏近くの活断層での想定を確認してみました。なお、兵庫県南部地震発生時点での30年確率は0.4%-8%でした。熊本地震のあった日奈久断層帯での2013年時点の30年確率は、ほぼ0-6%でした。

関東平野北西縁断層帯

関東平野北西縁断層帯は、関東平野と関東山地の境目にある断層帯になります。群馬県南部から埼玉県北部に渡る断層帯となります。

そのうちの北部の深谷断層帯では、最大M7.9程度の規模が想定されています。この30年間での発生確率は、0-0.1%となっています。

南部の綾瀬川断層では、M7.0~M7.5程度の規模が想定されています。この30年での発生確率はほぼ0%とされています。

なお、深谷断層帯と綾瀬川断層が同時に活動した場合はM8.0程度の規模となるようです。

伊勢原断層帯

伊勢原断層帯は、神奈川県中部から中南部にかけての断層帯となります。厚木市、伊勢原市、平塚市北部まで南北に伸びている断層になります。

この断層は5世紀から18世紀初頭以前に最近の活動があったようで、今後30年での発生確率はほぼ0から0.002%とされています。

神縄・国府津-松田断層帯

神縄・国府津-松田断層帯。神奈川県から静岡県にかけてある断層帯です。

そのうち塩沢断層帯での今後30年の発生確率は4%以下とされています。平山-松田断層帯での今後30年での発生確率は、0.09-0.6%とされています。いづれもM6.8程度以上の規模の地震が発生する可能性があるようです。

立川断層帯

立川断層帯は、埼玉県から立川市にかけてにある断層帯です。最大でM7.4程度の規模の地震が発生する事が想定されています。今後、30年での発生確率は、0.5%-2%とされています。

比較的、発生確率の高い地域とされています。ただし、東京大学地震研究所が調査した結果では北部の名栗断層や、南部の立川市の辺りは活断層ではないという調査結果がでています。これにより、想定される地震の規模は下がるのではとされています。

三浦半島断層群

三浦半島断層群は、三浦半島の中南部にある活断層群です。北部の衣笠・北武断層帯では最大M6.7程度の規模が想定されています。今後30年間での発生確率はほぼ0%-3%とされています。

南部の武山断層帯では、最大M6.6程度の規模が想定されています。今後30年間での発生確率は6-11%とされています。発生確率としては、高い部類に入ると思われます。

東日本大震災以後発生確率が高まっているともされているようです。

鴨川低地断層帯

鴨川低地断層帯は、千葉県の鴨川市から富山町に至る断層帯です。最大でM7.2程度の規模が想定されています。発生確率は不明となっています。

活断層としての活動を疑問視する研究もあり、まだまだ調査がいるという段階のようです。

東京湾北縁断層

市川市から船橋にかけてあるとされていた活断層です。その後の調査で、現在は活断層ではないという調査結果がでているようです。

各都道府県での想定地震

これらの活断層で起こる地震に関しても各自治体で想定地震とされています。防災ハザードマップも公開されているので、自分の住んでいる地域や、働いている地域などで、どの程度の揺れが起こる事が想定されているのかを確認しておくのがいいでしょうね。

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