昨日(4/14)、熊本地方を中心に、最大震度7の大きな地震がありました。
気象庁では、この地震を「平成28年(2016年)熊本地震」と命名しています(平成28年4月14日21時26分頃の熊本県熊本地方の地震について(第4報))。
- 熊本で震度7 M6.5 2人死亡、1人心肺停止 益城町、多数の家屋倒壊:朝日新聞デジタル
- 活断層近くに被害集中 益城町上空から専門家分析:朝日新聞デジタル
- 地震:熊本で震度7=午後9時26分 津波の心配なし - 毎日新聞
- 熊本で震度7 M6.4…新幹線などJRほぼ運転見合わせ - 産経WEST
地震発生前後
丁度、昨夜は21時前頃に、東京都を震源とした小さな地震があったところでした。
うちは、震度1。思いっきり都心が震源じゃないか。 https://t.co/KuXLNAd1ZD #地震 #fb
— こーいち@船橋 (@koichi99) 2016年4月14日
この後、録画したテレビを消化していたため、リアルタイムなテレビもネットも少しの間見てなかったのでした。
油断してた。熊本で震度7だと。これ、ヤバいやつだ。 https://t.co/LxQNzSNGn4 #地震 #fb
— こーいち@船橋 (@koichi99) 2016年4月14日
熊本の地震に気づいたのは、発生してから30分以上経過してからでした。たまたま、スマートフォンのLINE NEWSで速報が出ていて気づいたというところでした。
震源地は、熊本県益城町で最大震度7を記録していました。園周辺の熊本市などで震度6弱を記録したほか、九州全域で震度5から震度2の地震。さらに、中国、四国でも揺れていました。
この時点では気づいていなかったのですが、中央構造線沿いの各地でも震度1程度を記録していたようです。
最初の震度7で諏訪が震度1を観測してて妙だなーと思ったら中央構造線沿いなんですね
— つねスキ (@kknif) 2016年4月14日
はぇー勉強になる… pic.twitter.com/plREPoQMlW
直下型地震という事で直感的にも震源地周辺はかなりの被害が予想されました。慌てて、TwitterやテレビでNHKの中継をみて情報を集める事にしました。夜中の地震という事で、当初はなかなか被害状況がつかめなかったものの、時間が経過するにつれて崩れた家や火災が発生している様子が映し出されて被害の大きさが明らかになってきました。
現地では、その後も断続的に余震が発生していたようです。最大震度5強~6強といった大きな揺れも起きていました。
深夜に余震が立て続けに起こる状況は、すぐに5年前の東日本大震災の時を連想してしまいました。被害の大きい熊本だけではなく、周囲の県でも与信による揺れが続いていたので、おそらく不安感で眠れない人も多かったかと思います。
地震の発生地域
地震の起きた震源地は、布田川断層、日奈久断層がある当たりで、以前から大きな揺れが起こりうるとされている地域だったようです。
個人的に、すぐに思い浮かんだのが、つい先日のNHKスペシャルで放送された内容でした。
(© NHKスペシャル | 巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ)
従来のプレートテクトニクスで語られてきた大きなプレートでだけではなく、細分化したプレートが存在するのだということらしいのです。今回の地震のあった地域も、細分化したプレートの分かれ目の一部となっていました。
防災科学技術研究所の自然災害情報室では、今回の地震による被害状況などが推定されています。
平成28年(2016年)熊本地震これによると震源地に近い地域での倒壊が多く見られるようです。丁度、活断層の真上に当たる部分なのかと思われます。
熊本城の被害
今回の地震では、熊本城でも瓦が落ちたり、石垣が崩れたりといった被害が出ているようです。ただし、崩れた石垣は、すべて通し番号がつけられているのだとか。石垣は修復可能だという事で、周囲には近づかないようにという注意喚起もありました。
石垣は直せるから!!!全部通し番号つけてるから!!!全部記録してるから!!!文化財課舐めないで!!!今すぐ離れなさい!!!
— iwashida@筋肉痛 (@iwashida) 2016年4月14日
さらに、落ちてきた瓦に関しても、瓦の重さで建物自体が崩壊しないように、落ちやすくなっているのだとか。実際に、熊本城の建物自体は無事で済んでいます。