9月9日から11日にかけて、北関東及び東北地方での豪雨被害が「平成27年8月関東・東北豪雨」と命名されました。
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気象庁では、甚大が被害を起こした自然現象について「命名」する事があります。例えば、昨年8月に広島で土石流がおきた豪雨は、「平成26年8月豪雨」と命名されています。
また、気象庁では今回の「平成27年9月関東・東北豪雨」についての詳細データも資料として発表していました。
また、気象庁気象研究所では、「平成27年9月関東・東北豪雨」の発生要因について解説しています。
概要を抜粋すると以下のように書かれています。
最初は台風第 18 号から変わった低気圧、後には台風第 17 号の周辺からの南東風が主体となり、大気下層に温かい湿った空気を継続的に流入させ、上空では気圧の谷の東側で南風が強まっていました。このような大気状態が持続したことによって、台風第 18 号のアウターバンドから変わった幅 100~200km の南北に伸びた降雨域の中に、多数の線状降水帯が近接して発生し、降水の集中が引き起こされました。
これまでの報道にも合ったように、台風18号から伸びたアウターバンドから台風17号からの風も相まって、線上降水帯が出来たようです。
普段は、自分たちが済んでいる地域の天気予報しか見ないのですが、今回は台風18号の接近もあって、広域での雨雲の移動を見ていました。
確かに、台風18号から伸びた線上の降水エリアがなかなか抜けていかないなと思っていました。
素人が判断するには難しいところもありますが、割と特徴的なところもあったので、こういった現象について覚えておいた方がいいのかもしれません。