今週も「バケモノの子」公開記念として、細田守監督作品が「金曜ロードSHOW!」で公開されました。
「時をかける少女」は映画館でも観たし、テレビでの放送も何度か観ていたと思います。それにしても、何度見てもいいですね。
今回はリアルタイムで観れたので、Twitter上でTLを追いかけながら振り返ってみます。
「時をかける少女」、原作は筒井康隆さんが1967年に発表したSF小説。広い世代から愛されてきた作品で、これまで何度も映画化やドラマ化がされてきました。代表的なのは、大林宣彦監督が原田知世さん主演で映画化した1983年の作品です。 pic.twitter.com/PkJHLnCH2c
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2015, 7月 17
大大前提ですが、このアニメ版「時をかける少女」は映画版の後の世界となっています。
この映画の舞台は倉野瀬という架空の街です。商店街の坂道は新宿区・中井付近を参考にしているそうですよ。細田監督いわく「中井は坂がきれいな街で、前から目を付けていたんですよ」とのことです。「時をかける少女」放送中! #時かけ pic.twitter.com/AhQXlO2CnK
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「時をかける少女」の中で象徴的な、踏切へと続く坂です。あの坂にも、元になった風景があるんです。
和子「この絵が…描かれたのは、何百年も前の歴史的な大戦争と飢饉の時代…『世界』が終ろうとしていた時、どうしてこんな絵が描けたのかしらね…」
これは「白梅ニ椿菊図」と名付けられた絵で、現実には存在しません。 pic.twitter.com/ZeInyCJp7m
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作品の中で、和子が修復していた絵です。これは過去に、「『世界』が終ろうとしていた時」に書かれた絵ですが、千昭がやってきた未来も、いろんなものが無くなって、まさに「『世界』が終ろうとしていた時」のような状態なのかなとか想像すると、この絵を見るためにタイムリープしてきたのが判る気がします。
この落書きについて細田監督は「おそらく千昭が書いたんでしょうね」と話しています。千昭はどんな思いでこの言葉を書き残したのでしょうか…。ちなみにその下の(゜Д゜)ハァ?は、監督がロケハンした学校に実際にあった落書きを再現したのだとか。 pic.twitter.com/ceHZvAZdXv
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Time waits for no one
「時は誰もまってくれない」
「未来で待ってる。」
うーん。深い。
#時かけ
#時をかける少女
— ゆき@Next⇒COF東京夜 (@crown_music_) 2015, 7月 17
千昭の書いたと思われる「ハァ?」は「歳月人を待たず」を否定しているから、人を待つ時間もあるということだよね。誰を待っているのかは明らかだけど、真琴がやりたいことがあると言うのと、最後に『時をかける少女』と出てくるのは暗示、と解釈(みなまでは言わず) #時かけ
— Rakuna (@rakuna_rakuna) 2015, 7月 17
千昭が書いたと思われる黒板のシーン。
「Time waits for no one.
↑
( ゚Д゚)ハァ?」
この時点での千昭は、結末までは想像していないでしょうから、どういう意図で書いたのかはわかりませんが、非常に暗示的になっているのがおもしろいですね。
Scene34. 千昭「未来で待ってる」 か、感動ですーーーーーーーーーーーーーーーーーー(((o(*゚▽゚*)o)))
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真琴「うん、すぐ行く、走っていく!」 pic.twitter.com/q6IF6mN6xq
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時かけの中でも、もっとも感動するシーンでしょうが、この「未来で待ってる」の意味をどう受け取ったかは、意見が分かれてるようです。でも、作中で真琴は「うん、すぐ行く、走っていく!」と即答してるんですよね。2人の間では通じ合っていたという事なんでしょう。
時かけの魔女おばさんは原作の主人公。おばさんの昔の写真は原作の表紙。
おばさんはタイムリープしたことあるって言ってたのは冗談じゃなく本当のことで同じ過ち繰り返すなって言ったのは過去に自分がタイムリープして未来人に恋してたから。 #時かけ
— 鈴音@夏を制したい。 (@Rinnne1640) 2015, 7月 17
このアニメ版で魔女おばさんと呼ばれている和子が原作での主人公なのは有名は話ですが、この作品を上映された時期を考えると原作や映画版を観ていない人も結構いるのでしょう。知らなかった人も結構いるようです。
(・∀・)細田監督のスタジオ地図、ロゴと意味♪ #時をかける少女 #時かけ pic.twitter.com/nWc10ogssR
— サム(アイカツ紳士) (@n1369) 2015, 7月 17
細田監督がのちにつくったスタジオ地図のロゴマークです。「時をかける少女」での真琴がジャンプするシーンになっているんですね。
時かけ見るといつも「未来で待ってる」ってえ?どうやって会うんだろ、ん?ん??みたいなこと深く考え過ぎて割とモヤっとしたまま見終わる。答え知ってる人いますか。私の理解力の無さだろうか。それともあれか、ふわっとさせとくのが正解なやつか。 #時をかける少女 #時かけ
— つきみ (@mashaxork82) 2015, 7月 17
未来って何年後?結構進化してるし100年後くらい?
そんで真琴チアキの事忘れて
青春時代チアキが真琴ばあちゃんとくっちゃべる的な?
#時かけ
— めぐを。 (@megmog81214) 2015, 7月 17
まことが実は不死身な体で「どうせちあきのいる未来まで私は生きていられるんだから、今すぐ一緒に連れて行ってよ」っていうハッピーエンドを考えた #時かけ
— 神秘 (@GOD_shinpi) 2015, 7月 18
時かけでのクライマックスシーンでの、「未来で待っている」については、どういう意味があるのかは意見がいろいろあるようです。
個人的には、初見で映画館で見た時から、千昭が見たかった絵を真琴が未来まで残していく事なんだろうなと思っていました。
真琴本人が未来へタイムリープできるようになるとは思えなかったというのもあります。2人の間でだけわかる繋がりだっていう事が重要なのかなと思うのです。
ガーネット→真琴目線
変わらないもの→千昭目線
二つの曲聴いてからもう一回時かけみるとまた感じ方が変わると思う。
#時かけ
#時をかける少女 pic.twitter.com/KOHz2Cs1cG
— 彩香 (@stardrop0508) 2015, 7月 17
これはTL情報で知ったんですが、作中の主題歌「ガーネット」と挿入歌「変わらないもの」が、それぞれ真琴目線、千昭目線でのものらしいです。確かに、あらためて聴いてみるとそうですね。
こーすけが真琴の自転車の鍵を開けるとき、「ま、こ、と、っと」って言いながら“724”で開けてる。
全然“まこと”じゃない気がするけど携帯でまことって打つと“72222244444”になるとこからきている
#時をかける少女 pic.twitter.com/GhuDXMDALL
— 鬼才画像チャンネル (@kisaigazou) 2015, 7月 17
これも、TL情報で知りました。あまり深く考えてみた事はなかったんですが、確かになんで「まこと」なのか謎でした。しかし、これもスマフォでスワイプ入力が出てくると、ますますわからなくなり人が出てきそうです。
【悲報】ガーネットはカットされデデンデンデデン #時かけ
— 無機質 (@Hyper_Symphony) 2015, 7月 17
ええええええええエンドロールカット!!!!???奥華子のガーネットがカット!!!!!!!??????えええええええええええええええ!!!!!!!!!! #時をかける少女 #時かけ
— やきちょこ@7/19Free!大阪 (@yakichoco) 2015, 7月 17
今回の放送はノーカット版とされていましたが、エンディングは省略、奥華子の「ガーネット」の代わりに次週予告のターミネーターがBGMが流れたのでありました。
【話題の画像】細田守監督いわく「桃」にはなにか意味があるらしい。『おおかみこどの雨と雪』でも狼男が桃缶を持っていたり、森の主が桃を選んで食べたり・・。気づいた人いるかな。#時をかける少女 pic.twitter.com/bqwJgQ3f11
— ツイッター速報@未来で待ってる(イケボ (@twi_tenkomori) 2015, 7月 17
そういえばそうですね。どの作品にも桃が出てきます。もしかしたら、これからの細田作品では、どこで桃が出てくるか話題になるかもしれません。
仲里依紗さんの実写版もすごい面白いですよ、ぜひ見て欲しいです。 #時かけ
— ɐʞɐʇıɥsoʇ (@excts) 2015, 7月 17
真琴の声をやっているのが、仲里依紗なのは有名ですが。その後、2010年に実写版の「時をかける少女」に出演しています。その時共演した中尾明慶と結婚した訳ですから、非常に縁深いものがありますね。
今回のエントリーのメモ用にTogetterでツイートをまとめました。