東日本大震災で被害を受けた様々な施設があります。その建物の中から震災遺構として残そうというものもあります。
そのうちの一つで、南三陸町の旧防災庁舎跡が、震災遺構として残される事になりそうです。
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これまで南三陸町で住民の意見などを聞いてきましたが、反対意見もかなり多く、また震災遺構としての管理費用などが町ではまかないきれないという事で、取り壊される話も出ていました。
この防災庁舎跡が震災遺構としての価値があるとして県有化する方向になりました。これにより町の財政への影響がなくなりました。
さらに住民の意見も残す事に賛成の方が多くなりつつあります。これは、震災から4年が経ったという事で、思い出したくないという思いから、忘れられる事の方が嫌になってきつつあるのではと思います。
震災以降、毎年宮城県を訪れています。南三陸町も2度ほど訪れていて、この庁舎跡も実際に自分の目で見てきました。
鉄骨がむき出しになった建物の後をみると、津波のすさまじさが伝わってくる気がします。やはり、現物があるのとないのとでは大きな差があるとは思います。
個人的には、この防災庁舎跡が残る事になったのは、よかったのではと思います。