フジテレビの月9ドラマ「信長協奏曲」の第5話を観ました。
いよいよ、本物の信長が再登場となりました。ここから、物語はまた一歩進んでいく事になります。
第5話 「指輪に託す想い…戦国の定めと叶わぬ愛」
あらすじ
織田家では、ホトトギスを前に一句を読む会が行われていた。
藤吉郎(山田孝之)は、「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」と詠む。
そして、信長が詠んだ句は、「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」という一句だった。
普段のサブローからは想像も出来ない一句に、一同ざわめくのだった。
それもそのはず。道三の墓参りの後に、サブロー(小栗旬)は本物の織田信長(小栗旬)と出会っていた。その信長は今は"明智光秀"と名乗っているという。
これからは、明智光秀として織田信長を支えさせてくれというのだった。
そこに、前田犬千代(藤ヶ谷太輔)が、サブローを探しにきたのだが、先に見つけた信長を城に連れ帰ってしまったのだった。
上洛するためには、近江の浅井家を通らねばならぬ。そこで、同盟を結ぶ事になるのだが、お市(水原希子)を嫁がせようと竹中半兵衛(藤木直人)は提案する。これに、信長はあっさりと承諾してしまうのだった。
信長は、家臣たちや帰蝶の変わりように驚きつつ、迎えにきた沢彦とともに越前に向かう事となる。
入れ替わりで城に戻ってきたサブローは、お市が浅井に嫁ぐことになったと聞かされて、猛反対するのだった。
サブローが言う結婚とは、"好きな女の子に指輪を渡して、結婚して下さい"とするものだと話すのだった。
サブローは、お市を嫁がせる事なく同盟を結んでもらえるよう、浅井家に向かうのだった。
一方、ゆき(夏帆)はサブローの持っていた日本史の教科書を何者かに渡していた。その様子を見ていた、藤吉郎は怪しむのだが・・・。
浅井長政(高橋一生)のところを訪れたサブローは、お市を嫁がせることなく同盟を結んでほしいと懇願するのだが、浅井久政(村井國夫)の反対もあり断られてしまう。
諦めきれないサブローに対して、久政は、お市を嫁がせる代わりに、織田が戦をせぬという証があればと言うのだった。
サブローは、敵方に嫁がせるお市をかわいそうと帰蝶に言うのだが、帰蝶は「わからぬだろう」と答えるのだが・・・。
悩むサブローに藤吉郎は奇襲をかけてみてはと提案する。砦の一つでも落としてみせるという言葉に、サブローはひらめくのだった。
なんと、サブローは浅井との間にある砦を壊してしまうのだった。これで、浅井家には攻め込まぬという意思をみせるのだった。
これに対して浅井長政は感服し、気持ちを受け止めると言うだった。
この頃、織田信長=明智光秀は、足利義昭に会いに行っていた。
これで、同盟が結ばれるかと思われたが、久政の反対もあり同盟は結ばれぬ事に。
これにより、織田家では浅井との戦になるかに思われたが・・・。池田恒興(向井理)の頼みもありお市が浅井家に嫁ぐ事となる。
その夜、お市はサブローと話をする。"市は男に生まれたかった"と、そして、"天下を取ってください。戦のない世の中を作ってください"とサブローに頼むのだった。
浅井に嫁ぐ事は、"これは市の出陣にございまする"と。市の門出を笑顔で見守ってと言う。
サブローは、何も出来なかった事を悔やむが、帰蝶は"たとえ望まぬ祝言だったとしても、幸せになる事はできる"というのだった。
そして、お市が浅井に嫁ぐ事となり、城下では家臣一同そろってお市の門出を祝うのだった。だが、そこには恒興の姿はなかった。
"幸せになってほしいなぁ。浅井さんと"、サブローは言うのだった。
浅井家に嫁いだ市に対して、長政はなんと指輪を差し出すのだった。
サブローは、帰蝶に「オレ達、夫婦なんだよね」と言い、帰蝶を"でぇと"に釣れ出すのだった。
馬に乗り、サブローと楽しげにしている帰蝶を遠くから見つけていたのは、足利義昭のとの会見を終えて帰ってきた本物の織田信長であった。
感想
いよいよ上洛へとむかう訳ですが、お市を嫁がせるにあたって一騒動となりました。
物語の中では、恒興がお市に思いを寄せるという感じになっていたので、それもあって、戦国ラブストーリーといった風でしたね。
結局、史実どおりにお市は浅井家に嫁いでいく事になる訳ですが。同じように敵方に嫁いでいた帰蝶は、それでも幸せになれるというのは、なんとなくわかりますね。
一方、本物の信長は、影で暗躍する役回りですが、冒頭の一句といい何やら危なげな一面を持つ人物のようです。当初は、病弱なイメージなのかと思っていましたが、ある意味・史実の信長通りの暴君ぶりは、こちらのサブローではなく信長のイメージなのかもしれません。
木下藤吉郎の村を攻め込んだのが、この信長だとすれば、なんとなく判る気がします。
次回は、いよいよサブローが京に上洛します。さらに、サブロー、斎藤道三に続く第3の現代人として松永久秀が登場しますね。