船橋市で、東日本大震災の発生を受けて作成をしていたハザードマップがこの度完成し、全戸配布となりました。
東京新聞:津波・地震被害を予測 船橋市、初のハザードマップ:千葉(TOKYO Web)
三年前の東日本大震災の発生を受けて、船橋市は津波や地震の被害想定を予測した「ハザードマップ」を初めて作った。 ...
今回配布されたハザードマップは、南海トラフ地震を想定したもので、津波、液状化、揺れ具合、避難所情報をまとめたものとなっています。
船橋市|ハザードマップ(津波・地震)を市内各戸にポスティングで配布しています
市では、日ごろからご家族や地域の皆さんの防災に関する意識を高め、対策を促進するため、地震や津波の被害想定をもとに作成した「防災マップ(地震・津波)」を市内全戸に配布します。 ...
船橋市からもリリースがありました。実際に、3月19日には郵便受けに配布されていました。
配布されたハザードマップが以下になります。A4サイズにたたまれていますが、広げると、これの8倍になります。
防災マップには、避難所情報があり。避難所の設備なども書かれています。防災井戸のある避難所があったり、寝泊まりが可能な避難所、または福祉施設がある避難所とそれぞれの設備などによって違ってきますので、最寄りの避難所だけではなく必要な避難所を確認しておくといいですね。
うちは一番近いのは、前原小学校になります。選挙の時に使っていますが、少々古い感じがするので、実際の地震時にちゃんと使えるのかは不安がありますね。ただ、防災井戸を完備しているので、水が使えるのはいいかもしれません。
裏面裏面には、津波ハザードマップ、地震ハザードマップ、液状化予想があります
液状化の発生予想図と、地震時の揺れが大きい地域は見事なまでに被っています。湾岸地域は、埋立地である事もあり、やはり軟弱な地盤のようです。
うちは、液状化の心配はなさそうで、揺れ方も船橋市全域はどこも同じ感じなのでさほど変化はありません。最大震度6弱の予想です。
津波に関しては、水門が開いたままの状態での浸水状況なので、実際にはここまで浸水しないかもしれません。ただ、地震で、堤防などが壊れた場合は、また違ってくる可能性もありそうです。
なお、浸水時もっとも高いところで3mほどの予想です。避難所となっている湊町小学校や、船橋市市役所の辺りも浸水域となっているので、念の為高い場所に避難していた方がよいでしょうね。
今回の想定地震では南海トラフ地震のものなので、首都圏直下型地震だと、揺れ方がまた違ってくるでしょう。震源に寄っては震度7クラスの揺れが起こる場合もありえそうです。
船橋市のリリースにもあるように、今回の防災マップの全戸配布は"日頃から近くの避難施設や避難経路などを確認するなど、防災意識の向上や啓発、更に具体的な個々の対策に繋がることを期待して"との事なので、意識付けとしてはいいと思いますね。