Sports Graphic Numberの843,844で、bjリーグの青森ワッツの記事が載っていました。
スポートジャーナリスト金子達仁さんが書いた記事ですが、青森ワッツ立ち上げの経緯が書かれています。
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青森ワッツの社長である下山保則さんは、元々は青森銀行の支店長だった方でバスケットとは無縁の人でした。
最初は、社長を引き受けるつもりはなかったようですが、成り行きで社長をやる事に。
青森銀行支店長時代の伝や資金集めのノウハウもあり、青森という土壌でプロスポーツクラブを立ち上げるという重大なミッションをやり遂げました。
青森県にはこれまでプロスポーツクラブがありませんでした。Jリーグを目指そうというクラブはあるものの、J3にも入れていません。東北6県でJ3にもクラブがないのは青森だけです。
人口などを考えても集客面での苦戦は考えられます。実際、花巻はbjリーグを撤退していますから、青森でバスケが流行るのか不透明です。
ただ、山下社長がまず最初にやったのが棟方公寿をヘッドコーチに招聘した事でした。青森県出身の棟方がヘッドコーチをやるという意味は大きかったようです。バスケ界の事はよくわからないですが、棟方がヘッドコーチに就任したのは結構な事件なんだとか。
青森県民なら周知の事ですが、太平洋側の南部地方と、日本海側の津軽地方はあまり仲がよくないのです。そういった事もあって、開幕戦を八戸で開催しました。青森ワッツが青森県全県のものだという意味合いを強めるためだそうです。
心配された集客の方も思ったより健闘しているようです。
この記事にを見て気になったので、首都圏での青森ワッツの試合が観戦出来るか調べたのですが、ちょっと行けそうな試合がなくて残念です。
千葉には元々千葉ジェッツがありましたが、bjリーグを脱退してしまったのでゲームがありません。千葉県内ならかなり行きやすいんですがね。
プロスポーツ不毛の地青森で、青森ワッツがどれくらいやれるのか、暖かく見守りたいと思います。