一関からまず向かったのは気仙沼でした。昨年、一昨年と訪れていた事もあり、定点観察の意味合いも含めて今年も立ち寄ってみようと思っていました。
当初は考えていなかったのですが、震災時に津波で内陸まで運ばれてきた大きな漁船、第十八共徳丸がお盆明けにも解体されるとの事で急遽見に行く事にしました。
▼打ち上げ漁船「共徳丸」の保存断念 気仙沼市長が表明
▼共徳丸、保存断念 市民7割「必要なし」 気仙沼市
震災遺構として、これだけのインパクトのあるものはないと思います。ただし、その分負のインパクトも強いのも事実です。そして、あれだけの大きさの船を残すには維持費もかかります。場所的にも、鹿折唐桑駅のあったばしょの目前であり、今後復興する過程であの場所に、あの大きさの船があるというのはどうしても邪魔になってしまう可能性が大きいでしょう。
住民感情の問題だけではなく、解体はやはり、やむをえないのかなとも思いますね。
一関から1時間ちょっとで気仙沼に着きます。ちょっと道を間違えて遠回りになりましたが、共徳丸の前まできました。これが見納めという事もあってか多くの人が訪れていました。
昨年は、近くまでは行かなかったのですが、あらためて間近でみたところ、昨年に比べて大分痛みが酷くなっている気がしました。
この後、一路南三陸町のさんさん商店街へ向かいました。目的は2つで、イースター島から寄贈されたというモアイを見るのと、昨年は食べれなかったキラキラ丼を食べる事です。
気仙沼から1時間半ほどで南三陸町の復興商店街「南三陸 さんさん商店街」までやってきました。
一昨年、昨年と同じ経路で通っていますが、少しづつですが新しい建物が増えていました。道路の方は橋の落ちてしまった歌津バイパスの辺りを除けばかなり元通りになっている気がしました。途中、砂をあたらしく入れ替えたのか、砂浜で水遊びをしている子どもたちがいたりしました。
到着して、駐車場に入ったところでさっそくモアイがいました。このモアイは、チリのイースター島から寄贈されたものです。震災以前にもあったようですが、頭部が流出してしまっていたのでが、あらためて一体が運ばれてきたという事です
そして、おまちかねのキラキラ丼。昨年は値段にびっくりなのと、定休日になっている店が多くて断念したのでした。
お店はどこも混雑して、注文してからかなり待たされました。ウニたっぷりです。途中で、ワサビの塊を食べてしまい咳き込みそうになったのはご愛嬌です。
キラキラ丼はちょっと値が張るので、他のものでもよかったかのですが、2年後しという事でね奮発してみました。
南三陸を後にして石巻市へ向かいました。当初、お昼前に着きそうだったら、田代島に行こうと思ってたのですが、時間が遅くなってしまったので予定を変更して石ノ森萬画館へ向かう事にしました。
石ノ森萬画館は震災で閉鎖していたのですが、昨年ようやく再開。今年になって完全再開しました。
石ノ森萬画館自体は復活、中瀬に架かる橋は欄干が修繕されてましたが、周囲はまだ修繕されていない箇所もありました。
石ノ森萬画館か石巻駅方面へ向かうときに、行きとは違う道を通った事もあり少々道に迷って遠回りしてしまい18時を回ってしまいました。
石巻から一路仙台を目指しました。途中、渋滞もありホテルに着いたのは20時頃になりました。