昨年暮れ、東京都内の小学校で、学校給食で出たチヂミに含まれていたチーズを食べて事による「アナフィラキシーショック」で女の子が亡くなるという悲しい出来事がありました。
その報道の後に、聞かれた言葉で「エビペン」なるものがありました。自分自身、子供もいなければ、アレルギー持ちでもないので知る由もないのですが、気になったので調べてみました。
エピペン - Wikipedia
エピペンとは、ハチ刺傷、食物アレルギーなどによるアナフィラキシーに対する緊急補助治療に使用される医薬品である。アナフィラキシーを起こす可能性の高い患者が自宅に常備することで、アナフィラキシー発症の際に医療機関へ搬送されるまでの症状悪化防止に役立っている
こういう薬剤があるんですね。あくまで緊急用ですが、これがあれば一時的にショック症状を改善することが出来るという事です。
この事故の際にも女の子はエピペンを所持していたそうです。
実際はお子さんが不調を訴えたのが13時24分、校長がエピペン(アナフィラキシーに対する緊急補助治療に使用される医薬品で、使用者は患者本人か患者が未成年の場合は説明済みの保護者であるが、必要に応じて救命士、保育士、教師も使用可能)を注射したのが13時35分、13時40分の救急車到着後すぐに心肺停止が確認されているので、あっという間のことだったようです。
女の子がエピペンを射つ事を拒否したため、担任の先生も躊躇してしまったようです。
アレルギーの効果や、エピペンの事は聞かされていたのでしょうけど、この状況で無理にでも注射針をさせるのかというと難しいと思いますね。
なお、これより後に読売新聞にも同様の内容が掲載されていました。
▼自己注射薬、迷ったら打て…アレルギー女児死亡 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
迷ったら打てとはあるが、知識がないとなかなか難しいと思います。ただ、こういう薬剤があるというのは知識として知っておいてもいいかもしれません。