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東日本大震災から1年

東日本大震災から1年が経ちました。

感じ方は人それぞれだと思うが、個人的にはあっという間の1年でした。あっという間ではあったけど、濃密な1年でもありました。

1年の節目という事もあり、テレビでは震災の特集番組が盛んに放送されています。おそらく、ここまでの大特集が組まれるのは、これが最後になるだろう。

震災から1年目のこの日は、穏やかな日だった。土曜まで降っていた雨も上がって、午後からは久しぶりに日差しも出ていた。
1年前の、あの日の天気は覚えていない。雨は降ってなかったと思う。

特になんてことのない日だった。翌日には、ジェフのホーム開幕戦が控えていたので、残り半日仕事すれば明日はフクアリ行きだなと思ってたくらいだった。

揺れ始めてすぐ、嫌な感じがした。数日前に前震の揺れがあったばかりだが、揺れの強さから東海地震を疑った。でも、実際には震源は東北だった。宮城県で震度7という事で、どれほどの被害が出るのか心配ではあった。ただ、今回の震災で最大の被害が出た大津波の被害を知り始めたのは、その日の夜になってからだった。

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津波警報が出て、しかもかなりの高さだったというのは認識していたと思うが、元々津波が警戒されていた地域でもあり、あまり危機感がなかったと思う。実際に襲った津波は、予測をはるかに超える大津波であったわけだが。

津波がこんなに恐ろしいものだっていう感覚は、これまでなかったかもしれない。日本海中部地震での津波被害の話を聞いたり、スマトラ沖地震での津波映像も観たりしたが、日本であの規模の津波が起こるとは思ってもなかった。大堤防でも、津波を防ぎきる事は出来なかった(軽減はされていたのだが)。

津波の被害にあった地域の復興はこれから。しかも、広域に渡る上、地域ごとの住民の感じ方も違う。高台移転が出来ればいいのだろうが、地方の農村・漁村ではお年寄りも多く、利便性の悪さは大きなネックになる。どういう支援をすればいいのかも、地域ごとにバラけてきている。直接的に支援できる事もあれば、遠くの人間が手出しできない事もある。結局のところ、いま自分に出来る範囲で支援するしかないというところだ。

あの震災以来、全国的に防災意識が高まっているという事は感じている。首都圏や、太平洋沿岸の地域では将来起きるであろう地震・津波の被害規模の想定を大幅に引き上げている。想定外と言われてる津波が今起こったら、大都市圏を含む地域が被災して東日本大震災を上回る犠牲者が出るかもしれない。なんとか、それまでに対策が十分にとられればいいのだが。

ある意味、この震災は人事ではなく、近い将来の自分たちという意識もあるのだ。

あらためて、書くことなんて、そうないなと思っていたが、長くなってきてしまった。相変わらず、整理できてない。

 

話は変わって、日曜日ということもあって、鉄腕ダッシュではダッシュ村2時間SPをやっていた。

10年寄り添ってきた福島。多くのテレビ番組の中で一番被災地に寄り添った番組かもしれない。しかも、原発事故の影響もある地域で非常にデリケートな部分もある。

今回、山口達也くんが、チェリノブイリの近く、ベラルーシを訪問している。現在のチェリノブイリはどうなのか!?
事故から年数が経っている分、放射線量が下がっている場所もあるが、除染もされず線量が下がってない場所もある。

ただ、現地で農業を営んでいる人たちが、普通に農作物を作ったり、牛乳を出荷しているのはおどろいた。検査体制や、放射性物質を取り込まないようにする対策が出来てるのだ。

子供の内部被曝に対する取り組みも紹介されていた。そして、正しい知識を子供たちに教育する事も。放射能の危険性を十分理解した上で子供たちも平穏に暮らしている。

向こうでやっていた方法が福島でもそのまま応用できるわけではない。元々の土壌が違うからだ。でも、線量が高めの地域でも、安全な作物を作れるという事がわかったのは大きな励みになるだろう。

そして、ダッシュ村自体が、それを実践する事が出来るはずだ。ある意味、ダッシュ村は今後大いなる実験場としての役割がある。

Twitterで誰かが言っていたが、この番組では政府や東電への批判は一切していない。誤解されやすい事柄は、必ず但し書きをつけて補足している。

Togetterに放送中のツイートがまとめられていたので載せておきます。

最後に、 @NHK_PRさんが、とてもいい事をツイートしてたので、載せておきます。

悲しい出来事があった日ではありますが、誰かにとっては祝うべき大事な記念日であったりもします。ついつい忘れがちな大事な事です。やっぱ、@NHK_PR△ですわ。

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