東北地方太平洋沖地震の発生から4ヶ月が経ちました。

本来なら、3ヶ月の時点でブログ記事を1回書く予定だったのだが、丁度3ヶ月の区切りという事で、テレビでドキュメンタリー番組などがあった関係で、それを見てからと思ってたら、あっという間に1ヶ月経ってしまってました。

さきほど、1ヶ月まえのNHKスペシャルなどを観てましたが、なんだろうか、不思議なんだけど1ヶ月前なのに今とそんなに状況が変わっていないんじゃないのか!?と思えてしまった。
もちろん、1ヶ月前よりは少しは状況がよくなっている事もたくさんあるはずだが、そこまで変わったという感じがしない。

震災から1ヶ月、そして2ヶ月と経過した頃は、道路が復旧したり、新幹線が再開したりといった、目につくところの復旧があった。それから、さらに時間が経過した訳だが、最近の被災地の状況を見ても瓦礫が撤去されたところはまだよくて、いまだに多くの瓦礫が残ったままのところもある。
三陸地方では、腐敗した魚でハエが大量発生したりだとか、蚊もたくさん発生して問題になっているだとかという話を聞く。あるいは、未だにインフラが復旧してないところもある。避難所生活を送っている人もまだ万単位でいるという話だ。

んー、なんだろうな。本来なら、そろそろ復興にむけたビジョンが少し見えてきていいはずなんだが、国政の方はくだらない政争に明け暮れて、まるでスピード感がない。
ホントに被災地、被災者を第一に考えてるのかな!?いや、そうとは到底思えない。この1,2ヶ月の停滞感ってのは、そこからくるのも大きいね。

原発の問題も大きい。あの事故さえなかったら、いがみ合う必要がなかった人達までもが争う事になってしまっている。ホントあら、地震・津波からの復興へ同じベクトルで進めるはずのものが、みんなバラバラの方向を向いてしまっているような感じだ。
もちろん、原発事故は収束させなきゃならないし、原子力の事、今後のエネルギーの事考えなきゃならない。それらの事はもちろん大事だし、並行して考えなきゃならない。ただ、やっぱり今困っている人をなんとかするのが先だと思うんだよね。まずは、被災地を復興させるってのが最優先だと思う。そこは忘れちゃいけない事。

もちろん、原発の事、これからの事、自分なりに考えている思いはある。ただ、今はデリケートな時期でもあるし、個人的には他に優先して考えなきゃいけない事、支援していかなきゃならない事があると思ってるので、今はあらたまって言う気はない。

昨日も大きめの地震がありました。東北地方では、震災以来初めて津波がやってきたそうです。まだ、大きい余震はあるという話ですし、油断なりません。
今回の余震も気になるところですが、各地で地震が起きやすい状況になっているという話もあります。もちろん、南関東、東海地方は、かねてから予想されていた、東海地震の心配もあります。連動型になれば、中部・関西などの西日本も心配です。まぁ、言ってしまえば、日本中どこにいても地震が起きる可能性があるといっても過言ではないでしょう。

でも、今はまずは被災地が優先です。そして、余力があるなら近い将来へ備えよう。
ま、そんなところです。