フジテレビの月九の新ドラマ「流れ星」第1話を観ました。

出演、竹野内豊、上戸彩、松田翔太、北乃きい、稲垣吾郎となかなか豪華な面々です。

一見すると、幸せそうに見える親子、幸せそうに見えるカップル。
表面上見える部分とは違い、それぞれの苦悩を抱えている。本来関わり合いのあるはずのない2人が出会ってしまうという感じのドラマですかね。

冒頭、踏切上で立ち尽くす槇原梨紗(上戸彩)を、岡田健吾(竹野内豊)が助けようという場面から始まります。

水族館に勤める、岡田健吾には、年の離れた妹の岡田マリア(北乃きい)がいて、婚約者の相沢美奈子(板谷由夏)もいて、順風そうな人生を歩んでいた。

一方、槇原梨紗(上戸彩)も、恋人がおり幸せそうにも見えたが、借金を抱えており風俗嬢として働いていた。

そんな、健吾と梨紗は、水族館で一度であっていた。ふわふわ漂っている、クラゲをずーっと観続けていた、梨紗に健吾が話しかけていたからだ。

ある日、学校にいたマリアが倒れてしまう。どうやら、マリアは肝臓に持病があるらしく、検査結果で余命一年と主治医の神谷凌(松田翔太)に宣告されてしまう。
助かるには、肝臓移植しかないという状況で、健吾と母・和子(原田美枝子)はドナーになると申し入れる。

ところが、健吾の方は過去に肝炎になっており移植できない体とされて、和子は肝臓が小さい上に血液型が一致しないという事で適合しない。
親戚などを頼りに、ドナーを探す2人だけど、なかなかうまくいかない。

梨紗のところには、兄・修一(稲垣吾郎)が舞い込んでいた。この、兄がまたクセモノで、借金の元はこの兄が原因のようだ。すったもんだの末に、家を飛び出した梨紗だが、残された携帯から修一が梨紗の恋人に電話をかけてしまう。

口八丁な修一は、梨紗の恋人からまんまと300万円を騙しとる。まぁ、そんな事は言わないけど、実質的には返してくれる見込みがないので、そういう事だ。

梨紗は、なんとか借金を返しおわって、風俗嬢も辞める事になっていたんだが・・・。
恋人といるところに兄が現れる。梨紗は、300万円の事を初めて聞かされた上に、修一が勝手に風俗嬢をやっていた事をバラしてしまい大混乱。
結局、帰って来る見込みのない300万円を梨紗が立て替えて、再び風俗店の店長に借金を作ってしまう。

梨紗は、また水族館に向かっていたが、あいにく閉館済み。一人でビールをかっくらっていたところを、健吾に見つかる。健吾は、梨紗から貰った、風俗店の名刺を見て、妹と同じO型である事をしり、「どこにでもいるのになぁ」と思ってしまう。
特別に館内に入れてもらった、梨紗はまたクラゲを見てる。

何も悩まわずにふわふわ漂って、死んだら溶けてなくなる
生まれ変わったら、クラゲになりたいなんて言ってる。

その後、梨紗は恋人と上手く行かずに、さらに兄・修一を包丁で傷を負わせてしまい、家を飛び出る。
健吾も、婚約者の美奈子に母・和子がドナーになってくれるよう頼んでみたりするが、両親に反対された事もあり、ドナーにはなれない、家族にはなれないと言われてしまう。

ここで、冒頭のシーンに戻る。
踏切にいた、梨紗を健吾は助けるのだけど、その場で突然、
「結婚してください」
とプロポーズをする健吾。
借金を返すかわりに、妹と同じ血液型の梨紗に肝臓を提供してもらいたい一心からでた言葉だ。

序盤の展開から一転して、どんどんシリアスな展開になる。
そして、上っ面の付き合いがどんだけ薄っぺらいものなのかってのが見えてくる。
そういう事を感じる第1話でした。

予告にもあるように、梨紗に肝臓を提供してもらうために、健吾は結婚を申し込んだわけだが。何しろ、梨紗には、曲者の兄・修一がいるわけで、どんどん事は悪化するのではと予想される。

しかし、自分だったら、肝臓くらい提供してあげるのになとか思ってみるけど・・・。まぁ、肝脂肪のついた肝臓じゃ使ってもらえないだろうけど。

ところで、タイトルの「流れ星」っていうのは、どういう事なのかなぁ!?

それにしても、上戸彩ちゃんは、随分と大人っぽい顔つきになってきましたね。昔は、北乃きいちゃんと変わんない感じだったのにね。

主題歌は、コブクロの「流星」です。これ、最後に流れてくるの、なんか反則ですねぁ。