Twitter本の3冊目は、神田敏晶さん(@knnkanda)の、「Twitter革命」です。
はじめに
Twitter本を読んでみるにあたって、入門書的な本をセレクトしたつもりだったんですが、ちょっとこの本は毛色が違う感じの本でした。
もちろん、基本的な事の解説も書いてあるんですが、Twitterが広まる事に対する効用的な話が多かった気がします。
全体として
Twitterの歴史的な事から始まり、Twitterの機能や使用法といった事にふれています。
その他、Twitterならではの特徴や、他のソーシャルメディアとの比較的な事も書かれていました。
後は、割と企業向けの話とか、ビジネスでの使い道的な話が割と多かったような印象です。
海外サイトの情報が多い
どうやら、神田さんは海外サイトも普通に読めるくらいの方らしく、海外サイトからの情報や、海外で起こった事例が数多く書かれています。
個人的な感想ですが、それがどうもピンとこないんですよね。海外の企業なんかはDELLの事例を除けばほとんど、どういう事をやっているかわからないし。もちろん、解説はしてあるけれど、やっぱりどうしても、ふ~んって感じで流してしまいがちになります。
つぶやきからツイートへ
Twitterが当初登場したとき、そして日本語化されたときに、"つぶやく"という表現がされていたんです。それは、Tweetという英語をどう訳すかってときに、日本人には"つぶやく"という表現があっているという感じだったんだと思います。
この本では、"つぶやき"ではなくツイートと表現するとまず始めに書かれています。
実際、今の日本語サイトの表現はツイートという風に変わっていますし、ツイートという表現の方がしっくりくるというのは、自分もそう思った次第です。
なんともタイムリーな選挙とネット
最近、インターネットの選挙利用に関しての取り決めが話題になっていましたが、この本では実際に選挙に出馬した経験を元に、選挙のインターネット利用に関して言及しています。
先日決まった取り決めに対して、この本に書かれている事は、かなり突っ込んだ事も書かれています。結局のところ、まだまだ日本では選挙でのインターネット利用に関しては未熟としかいいようがないという事ですね。
Twitterに関しては、結局法令的にはウヤムヤになって、自粛するようにという感じになったようですが、Twitterの利用しないで何を伝えようというのだろうかと思ってしまいますよね。
Twitterの近未来
この本は、昨年の11月に発行されたんですが、実際に執筆したのはもう少し前だと思います。
昨年から今年にかけてTwitter人口が一気に増えた感じがありますが、普通の人がTwitterを利用するようになって、どういう事が起きるのか、どういう問題が起こるのかという事も書かれています。
結構、当たってるんじゃない!?って事もあるし、読みが甘かったという部分もあったりしますが、昨年の時点でここまで見据えていたのはすごいなと単純に思いました。
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