TBSの「新参者」第3話を観ました。
今回は、柳沢商店のお話。
被害者、峯子(原田美枝子)が残した最後のメールの宛先にあったのが、柳沢商店の嫁、柳沢麻紀(柴本幸)であった事から捜査が始まる。
加賀は被害者宅にあった、キッチンバサミに注目する。さっそく、キッチンバサミを売っていた「うぶけや」に行って見る。
一方、柳沢商店では、姑の鈴江(倍賞美津子)と麻紀がひと悶着おこしていた。
柳沢商店に捜査にやってきた、加賀らだが、峯子はただのお客さんという事しか聞き取れなかった。
だが、峯子と麻紀との間で20万円ものお金のやり取りがあった事が判り、なんらかの関係があるのではと疑われる。
加賀が一人で柳沢商店を訪れた時、鈴江が店番をしていたが、旅行に行く伊勢志摩の話をするばかりで、キッチンバサミのことは知らないと。
一方で、峯子の葬儀に行くかどうかわからなかった息子の弘毅(向井理)が葬儀にやってきた。
それを予想していなかった、彼女である青山亜美(黒木メイサ)は葬儀会場から慌てて外に飛び出す。外に出たところを加賀に見つかってしまうんだが。亜美が一人で葬儀に来ていたのは、取材目的でもなく謎である。
鈴江が旅行に行く前日に、麻紀は鈴江の旅行かばんに何かを入れようとしているところを見つかってしまい、外に飛び出してしまう。
一晩立っても帰ってこない麻紀。鈴江は旅行用のお菓子を買いに行くと店を出てしまう有様。
夫の・尚哉(大倉孝二)は、麻紀に対して疑心暗鬼になってしまっていたが、加賀は既に謎を解明していたようだ。
実は、麻紀が買おうとしていたのは、キッチンバサミではなく食用バサミだったのでした。歯の弱くなった鈴江に、楽しみにしていた伊勢海老が食べやすいようにと用意してたのだった。
さらに、麻紀がこそこそと行動していたのは、パソコン教室に通う為。店のホームページを一人で作成していたのだった。
遅くに帰ってきた麻紀に、疑いをもっていた尚哉は感動するんだったが、さっそく食用バサミを旅行かばんに忍ばせる事にした。
遅れて帰ってきた鈴江。鈴江の方も、旅行先のパンフレットに丸をつけていた。麻紀の大好きなキティちゃんのご当地キティちゃんがあったから。
ケンカしていた、麻紀と鈴江がお互いの事を思いあっていたと言うのは、なかなかに思いつかない事。これは、男にはわからない心理。
鈴江は、頼りない息子の尚哉ではなく麻紀にしっかりして欲しかったのだ。
「柳沢商店を任せられるのは麻紀なのだから、しっかりしろ」と言って、麻紀を励ます、鈴江であった。
なお、麻紀が峯子に振り込んだ20万円はキティちゃんのデコレートをしてあるパソコンを購入したお金でした。パソコン教室でうまくいってなかった麻紀を励ますために、キティちゃんのパソコンを探してきてたのでした。
一方、間違えてキッチンバサミを買ったのは、峯子だったが、食用バサミを買って麻紀に渡していたのは亜美だった。峯子と麻紀の間に何があるのかという、また新たなる謎が生まれる。
今回も、ちょっといい話。どう見ても場違いなキティちゃん好きの嫁と、老舗商店の姑。よくある、嫁姑問題かと思いきあ、取り残されてたのは旦那の方だったとは。女同士の考える事は思いも及ばない事があるもんです。