久しぶりに、本八幡の「TOHO シネマズ 市川コルトンプラザ」まで、映画を観にいってきた。
16:35からの、「GOEMON」を観ました。
時代背景は、信長亡き後の時代。秀吉が天下を取った後という辺り。
しかし、紀里谷さんらしい、デザインやら、CGを使った描写だなあと思った次第。
この作品では、秀吉はほぼ悪役なんです。
明智光秀と裏でつながっており、本能寺の変の首謀者という事になっています。
まぁ、根拠こそないものの、秀吉の黒幕説は聞く話だ。
そして、五右衛門は、かつての信長の召抱えの忍びで、霧隱才蔵と共に修行したという設定です。
秀吉が本能寺の変の黒幕だと知り、五右衛門がかつての主君の敵を討とうというのが当初の展開だったんだけど、途中から話がややこしくなる。
終盤まで、五右衛門の動向がわかりにくくなる事にもなる。
石田光成が秀吉暗殺をもくろんでいたりというのはあったが、徳川家康はいったいどうしたいのか、わからない行動をしていたりというのもある。
かの、釜ゆでの件も、この物語の独自の解釈になっている。
それが、最終盤の五右衛門の行動につながるわけだが。
途中、関が原の合戦とおぼしき展開があったりするが、あまりに急なのと戦局がものすごく狭い状況であったのが、なんだかなぁというところである。
ラストは、普通の解釈で言えば、ハッピーエンドではないのだが、物語の中の五右衛門にとっては、ふさわしい最後だったのかもしれない。
ゴリは、最後おいしい役どころだったなぁ。
パンフレットなんかでも語られているけど、グリーンバックのシーンが多くて、役者さんたちは大変だったみたいです。一部、そうじゃない人もいたけれど。
こりゃ、CGだろってところは多かったけれど、CGじゃないところって、かなり少ないのかなぁ!?
そういえば、今回の作品での石田光成役は要潤、大河ドラマ「天地人」での石田光成役は、小栗旬ってところで、石田光成のイメージってそいう感じなのかなと思ってみたりもした。
紀里谷さん風の解釈の物語はなかなかにおもしろかった。
回想シーンに何度も出てくる、信長が偉く魅力的に描かれているのも好き。
悪役ではあるけれど、秀吉の役回りも好きだなぁ。