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20世紀少年 第2章

TOHOシネマズ 市川コルトンプラザまで、「20世紀少年 第2章」を観てきました。

原作で言うところの、ともだち歴が始まるまでを網羅した第2章ですが、さすがに中身が濃かった。割と時間長いんだけど、あっという間でした。
第1章は、原作原理主義ってな事が書かれたが、さすがに分量的にも無理があるって事で、第2章は原作から省かれているエピソードや、ストーリーが変わっているところが多々ありました。それでも、大筋の話を変えることなく、違和感なくあの時間内に収めたものだなぁというのが正直なところです。

※これ以降、ネタバレ含みます。

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前回のときも、カンナ役の平愛梨はかなり似ているなぁと思ってたんですが、小泉響子役の木南晴夏がメチャ似ていてよかった。喋り方とか、リアクションとか、ほぼ完璧です。ある意味、カンナより完成度高いです。
展開がシリアスなんで、貴重な笑いのシーンも多い、小泉響子はホントにいいキャラです。

映画版の登場人物は、基本的に原作にかなり似せているんだけど、タイマフィアのボスとか、仁谷神父がかなりいい味出していてよかった。

ニューハーフのプリトニーは少しキレイ過ぎるだろって感じはあったけど、あれはあれでアリかなと。マライヤ役の前田健は、そんなに似てないと思うんだけど、なんていうか汚い感が出ててよかったかなと。
あと、ホクロの警官役の佐藤二朗は予想通りの配役というか、ものすごいピッタリだったな。

第1章でもそうでしたが、それぞれのキャラがものすごくよく再現されていて、それだけでも唸ります。

15年分歳をとった、原っぱメンバーは老けメイクだったんですが、これもなかなかよかった。おっちょの豊川悦治は、原作では禿げ上がってるんだけど、どうもうまくいかなかったようで禿げてませんが、雰囲気は出ています。

ユキジの常盤貴子は、老けメイクといっても若々しい感じがします。50代くらいのはずですが、どうみても40代前半って気がします。

老けメイクとは別によく再現されてたのがヨシツネの香川照之ですかねぇ。第1章のときよりもむしろヨシツネっぽい感じになってました。

蝶野刑事は、藤木直人がやってたんですが、ちょっと原作より年上なんで、そこら辺どうかなぁというところはあるんだけど、ちょっとダメっぽい役って元々よく似合ってるんで、意外と違和感はなかったかなぁと思いました。

サダキヨは、ユースケ・サンタマリアだったんだけど、これが一番自分の中では違和感があったかも。ユースケ・サンタマリアって顔的には割とまともなんで、サダキヨの気味が悪い感に欠けていたかないうところがあって・・・。
サダキヨのセリフの「僕はいいもの、悪いもの」ってのも少し違和感が・・・。これは、個人的にそう感じてるだけかもしれないけど。

で、原作では理科室で殺されて、正体までわかってしまう、"ともだち"なんだけど、映画では場面が変わっていた。しかも、覆面は取られずじまいでした。
映画としての3部作を考えた場合、この段階でフクベイの顔が割れるのは微妙だったのかもしれない。それが、さらに生き返ってっていう先の展開を考えても。
原作では、最終的にも死んだはずのフクベイの顔が現れるわけなので、この段階で覆面が剥がさなくても特に問題はないのかもしれません。

そういえば、映画のシーンで割と血しぶきがとんだり、ちょっとしたスプラッターありではあったんですが、PG指定とかはなかったような・・・。

ラストで、第3章のシーンが少しでますが、復活したケロヨンとか、再登場のケンジが出てきていました。キリコも、3章ではちゃんと出てきます。
3章は8月らしいんで、今から待ち遠しいです。

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