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薔薇のない花屋 最終回

薔薇のない花屋」の最終回を観た。

前回のラストからの続き、英治(香取慎吾)が、雫に自分が本当の父親じゃないと告げるシーンから。
確かに、神山(玉山鉄二)との取引で、美桜(竹内結子)の父親を助ける為ってのもあったんだけど、いずれは自分の口から告げなければと思っていた事。神山の言った無理難題ではあったんだけれど、それが最後の一押しとなって真実を告げる事が出来た結果となった。

神山の方は、それを見てすでに病院に向かって、美桜の父の手術を始めていた。途中、心臓が止まって蘇生しようとしてるときに、美桜を連れてきて、「呼び戻せ」とか言う辺り、神山の意外なヒューマンな部分を見た感じがした。
結局、美桜の悲痛な叫びもあって、父親の手術も無事に成功。

神山は神山で、何を感じたのか雫の様子を見に行っていた。さすがに、英治からの告白を受けて、どうだったか気になったのかも。

それを見た、小野先生(釈由美子)が美桜に報告。で、その流れで呑みに出かけてしまう。なんて事のないシーンなんだけれど、美桜が英治たちと知り合う前。看護士をしてた頃の美桜とは随分と自分を出せるようになったという描写なのかなと思った。なんだかんだ言って、美桜があんなに笑ってるのって、騙して英治に近づいていたときくらいだったから。

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神山の事を恨んでいる安西(三浦友和)だったが、医者としての腕は認めざるをえなかったよう。恨みとは別に医者としての評価はしていた。
安西は、随分と丸くなった感じがした。

で、神山が帰路へ。英治だけが見送り。この2人の関係は、それでもやっぱりよくわからない。小野先生が、ホントに光と影だと言っていたけれど。そんな簡単に理解できないなっていう関係だな。
神山は英治から渡された瑠璃(本仮屋ユイカ)のDVD。それを観た神山が涙する訳だが・・・。正直、あのDVDを見て神山がなぜ泣けたのかイマイチよくわからんかった。これまでの英治の行動や、雫を見ての事なんだろうけれど、ちとよくわからんかった。

英治と雫の関係。思ったよりもあっさりと復活した。桂子(池内淳子)談によれば、毎晩泣いていたという雫。見かけ上はあっさりと親子に戻ったようにも見えるけれど、雫なりの気丈さが見えた。
雫と英治の再会は、もう少し時間がかかるのかと思ったけれど、割と早い段階で実現してしまった。

結局、この後の展開としては、手紙を残して去って行った、美桜との再開だけになった。
序盤の回であった、渋谷で私を探してじゃないけれど、意図したのかどうかわからないけれど、ちょっとしたヒントがあった。花屋を復活させた英治に薔薇の花を仕入れ先が美桜と父がやっているバラ園だった。「平川バラ園」。直哉(松田翔太)の話によると、白土は母方の苗字で、父方の苗字が平川。これに気付いた英治が、雫を連れて美桜との再開。
ここだけは、英治が直球勝負。美桜曰く、ボキャブラリーが不足してるだけってことだけれど。薔薇のもう一つの花言葉は「忘れる」。美桜が英治を騙していたことは忘れるって事。
ってか、なぜかお姫様抱っこ。そして、キス。ってか、美桜の父親も、雫も見てるんだが・・・。

美桜が花屋に戻ってきて、英治の誕生日パーティ。安西もいる。直哉もいる。みんないる。
英治が泣き出してしまう。で、逃げ出そうとするけれど、美桜に止められる。"幸せの真ん中"にいるのにふさわしい人と、美桜は言っていた。逆に、英治はそういうのに慣れていない。自分は、ここにいちゃいけない人間って思いと、幸せだなっていう思いからくる涙だろう。
ちょっと、ウルっとくる。

そして、ラスト。美桜が花屋で雨宿りしている誰かを見つける。そこに、英治も出てきて声をかける。
知ってる人なのか、「君は・・・」って。さらに、「今君に言えるのは、"それでも人生はすばらしい。"っていう事だけだ」と告げる。
で、花屋の中に迎え入れる訳だが・・・。
って、誰だったの?最初、施設に行ったあの子かと思ったけれど、デカ過ぎる気がしたんだけれど。雫と同学年だしね。中学生くらいに見えたし。最初、神山かとも思ったんだけれど、格好みて違うなとは思ったんだけれど。ある意味、謎のラストシーンでした。

とりあえず、べつやくメソッドで最終回の感想です。

薔薇のない花屋 最終回の感想

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