大河ドラマ どうする家康 第38回 「唐入り」 ネタバレあり感想
大河ドラマ「どうする家康」感想です。
第38回 唐入り
あらすじ
秀吉(ムロツヨシ)の子、鶴松が亡くなる。秀吉は、朝鮮を従えて、明国を取りに行くとした。
肥前名護屋に城を構え、連戦連勝。活気に湧いていた。秀吉は関白職を甥の秀次に与え、自らは太閤として栄華を極めた。
日本は、朝鮮の大半を制し、秀吉が乗り込む手はずを整えていた。
秀吉は、石田三成(中村七之助)、大谷吉継(忍成修吾 )に、朝鮮での侵攻を報告させた。漢城を落として、朝鮮の王は逃亡。まもなく、平壌も落とせるだろうと。
秀吉は唐入りしたあとの展望を話す。唐の都に天使様を移すとし皇帝となってもらい、自らは寧波に隠居所を設けて商いを行うと。
これに浅野長政が異を唱える。これに斬りかかろうとする秀吉だが、家康が割って入る。家康が話してきかせるとし、納めた。
その夜、家康は阿茶と話す。浅野殿と同じ考えのものは多いかもしれぬと。この戦は、あまりに用意が足らぬとし、秀吉は数で押し切ろうとしていると危惧していた。
そんなある日、家康のもとに、なんと足利義昭(古田新太)がやって来る。あちこちの陣で、昔話をして宴を設けさせているのだとか。
忠勝(山田裕貴)らは、そんな義昭を追っ払おうとしてした矢先、服部半蔵(山田孝之)から噂話を耳にする。島津の陣中で、藤堂高虎の水軍がやられたとの報が入っているのだと。
この事は、家康にも知らされる。本当の事は伝えられてないのではと疑う。半蔵に、状況を調べてもらう事にした。
家康は、この戦を取り仕切っている、石田三成を問い詰める。忠勝も、朝鮮が水軍に力を入れてるとしたら、海路を断たれて、補給ができずかの地に取り残された軍勢はどうするのかと。家康は少なくとも、秀吉の渡航はとりやめるべきだと説く。
三成は、秀吉に嵐が多いとし、渡航を取りやめるように進言する。家康も、今殿下がいなくなったら、再び天下が乱れるとし、とりやめるようにと話す。そこに茶々がやってくるが、秀吉は外してもらうように申し付ける。
家康は、お子がなくなり、茶々の心を思うと苦しいのはわかるが、それと政は違うと進言する。秀吉は、茶々を慰めるためにこの戦をしているのかと問い。指図をするなと激怒する。
三成が自ら朝鮮にわたり指揮をとるとし説得するが、秀吉は止まらない。家康は、立ちふさがり、どうしても行くというなら、ここで腹をめすとした。秀吉は、無言で立ち去るのだった。
7月、秀吉の母・大政所(高畑淳子)が危ないとし、秀吉は大坂城へ帰る事となった。茶々(北川景子)には、困った事があれば、前田利家(宅麻伸)に相談しろとした。秀吉が、大坂城に帰ったころには、大政所は亡くなったあとであった。寧々(和久井映見)は、大政所がずっと誤っていたと話す。息子が迷惑をかけてとすまないと。あれは、本当は何がほしいかわからなくなっているのだと。
一方、茶々は家康の元へ顔を出していた。茶々は家康とずっと話がしたかったのだと言う。かつて、母から家康の事は聞かされていたとし、なぜ北ノ庄城へ助けに来てくれなかったのかと問う。
家康はすまなかったと詫びる。茶々は、父と母を殺した者の妻となっている事がいたたまれなくなると。家康の事は、もしかしたら本当の父かもとし、父のようにお慕いしてもよいかと家康に迫る。お守りしてほしいとした。
そこへ、阿茶局(松本若菜)がやってきて挨拶する。殿下に取り憑いている狐がいるとし、殿に取り憑いていたら成敗しようと着いてきたと茶々に話す。
その後、半蔵からの調べてで、明国の援軍が入り、現地では滞っているとの報を得る。兵糧も尽きかけていると。さらに、朝鮮の冬はこちらの比ではないとし、かの地は地獄と化していると思われると続ける。
家康は、大坂から帰った秀吉と対面する。秀吉は、皆がわしがあほうになったとしているとし、狐に取り憑かれているとも。それでも、家康は、茶々は人に取り憑いてくる怪しさがあるとし注意するが、秀吉は受け付けない。茶々は離さないとした。さらに、図に乗るなとし、徳川など取り潰せると。
家康は、かつての底しれぬ怖さがあった秀吉ならば、そんな事は口にしないだろうとし。目を覚ませ、惨めぞ猿と一喝する。
そこへ、のこのこと義昭がやってきて、勝手に酒をついでいた。かつててっぺんにいた頃は、皆の事がよく見えていたようにみえていたが実際は霞がかかっていたと話す。叱ってくれるものがいて助かったと。てっぺんは一人ぼっちだとし、信用するものを取り違えるなと義昭は話した。ひとしきり話したかと思えば、伊達のところへ行くと去っていった。
秀吉は、おめえさんはいいのうと話し出す。生まれたときから慕ってくれる家臣がいてと。わしには誰もいなかったと続け、わしを見捨てるなとつぶやいた。
その後、秀吉は、茶々に大坂に帰るように伝えた。さらに明との戦を休止し、和睦へ向けて動き出した。
帰国した、思うような成果をあげられかったとし、三成らは頭を下げて謝る。だが、秀吉は慣れぬ異国での戦に対して労うのだった。
そんな折、茶々から書状が届く。なんと、茶々に子が宿ったというのだ。
感想
秀吉の朝鮮出兵を絡めてはいたが、家康自身は朝鮮には向かっていないので、当地での戦は描かれてないのだな。
この頃の、秀吉が本当に狂っていたのかもしれないが、それが茶々が原因かどうかはわからない。ただ、家康の言うように、あまりに準備が足りない戦いだったのだろう。
それにしても、茶々恐ろしいわ。秀吉のおらぬ間に、家康に取り入ってみせる当たり。阿茶局とのバトルも怖すぎる。家康が久しぶりに、目が泳いでいたよ。
家康が、秀吉を一括。太閤秀吉にこんな事いえるのは、家康だけだったという事か。いや、ほんとに秀吉驚いてたと言うか、お互い老いてきていたとはいえ、力でねじ伏せられちゃったのよね。ここで、空気をなんも読まないで現れた義昭がまた、全然狙ってはいないだろうに、核心を突く事いっちゃうのよね。てっぺんは一人。かつて、信長に担がされて将軍になった人の言葉だよ。
一旦、明と和睦ってなったおりに、茶々のご懐妊。いや、ホントこれ、秀吉の子かよってやつ。
次回、いよいよ秀吉逝く。やっぱり怖すぎる茶々。どうする。
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