義時(小栗旬)は、実朝が次の鎌倉殿は京から招くとしたと義村に話す。 それは、おかしいと義村は憤るが。実朝は、軽々しく話はしないとしたが。 その

実朝(柿澤勇人)は、公暁を前に、京より養子を取ると話し、継いでもらうと。 公暁には、よき相談相手になってほしいと話した。
公暁は、千日参道に入り、義村はその間に実朝を説得するとした。

実朝のもとに、後鳥羽上皇より、次の鎌倉殿が決まりそうだと知らせがはいる。 一方、義時たちは、この件に関して、手立てはないか考えていた。

実朝は、宿老たちを集める。 実朝は、自らの口から養子の話をしようとするが、義時がこれを止める。
大事な事は、先代の頃より皆で決めていたと話すが、実朝は大事な事だから自分で決めたいとするのだった。 実朝は、上皇より、親王を養子にと文が届いていたのだと話す。この上ない事だと。
義時、義村に、これで御家人たちも納得するだろうと。

実朝は、さらに上京したいとするが、それでは仰々しくなるとなる。そこで、代わりに政子が向かう事となる。
上京した、政子は藤原兼子と謁見する。両者の舌戦が始まる。 兼子は、上皇(尾上松也)は実朝のためになりたいと思っているが、何かと不穏な鎌倉に親王をやるのはどうかと考えていると話す。
政子は頼仁親王が次の帝になられる事はないのではと話す。ならば鎌倉殿になってもらえれば、この上ないと。 さらに、そうなれば兼子も大事な方となられると続けるのだった。

その裏では、同行してた北条時房(瀬戸康史)が、蹴鞠の名手とされ、上皇と会う事になる。 上皇とは知らずに蹴鞠をするが、無礼を働いてしまう。だが、上皇は逆に、すぐに鎌倉へ向かわせる親王を選ぶようにとするのだった。

京より、次の鎌倉殿になる親王が頼仁親王になると決まった。さらに、実朝は左大将になることも決まる。
源仲章(生田斗真)は、頼仁親王が鎌倉殿になったら、関白として支え、政をおこなうと話す。決まったような話しぶりと義時は返す。 執権殿は、伊豆にでも帰ってゆっくりと過ごせば良いと続けるのだった。

義時は、泰時と2人になり、讃岐守になる事は断ってほしいと話す。いずれ、執権になるであろうと。 自分が目指していてなれなかったものになれるだろうと。源仲章の好きにさせてはならぬと。

公暁は、義村を呼び寄せ、頼仁親王が次の鎌倉殿になる事が決まったとし、自分が鎌倉殿になる芽は立たれたのかと問う。義村はただ、残念だとだけ答えた。
なんのために戻ってきたのかとこぼす公暁に、義村は父・頼家がどういう結末を迎えたのは話せぬとした。無二の友である義時を裏切る事になると。 しかし、義村は、頼家は北条のものによって殺されたと話す。公暁は、幼きときに見知らぬ老婆が北条を許してはならぬと言ってきたと。

4月、政子が鎌倉へ帰ってくる。実朝は、1日も早く、親王に鎌倉に来てもらって鎌倉殿になってもらいたいと話す。 源仲章は、その前にやる事があると。左大将の拝賀式を行うと、義時は話す。

感想

実朝の思惑、義村の思惑、義時の思惑。様々な思惑が交錯しながら、翌年の悲劇へと向かっていっているなという感じがします。

何気に、これまでになく、義時のピンチなのかもしれません。思いの外、実朝の思い通りに事が運んでしまっているので。ただ、やっぱり、不穏の種だった公暁がね。どちらかというと、義村側の都合もあるのだろうけど、火種となってくるわけですね。

こういう中で、義時が泰時を認めて、次の執権とはっきり話したのは驚きですね。まあ、最後の最後まで義時は執権ではあるんですけど。

次回は、いよいよ実時の悲劇の回でしょうね。

鎌倉殿の13人　完結編

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