大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第27回 「鎌倉殿と十三人」 ネタバレあり感想
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。感想です。
第27回 鎌倉殿と十三人
あらすじ
京の後鳥羽上皇(尾上松也)に、頼朝の死の報が届いていた。
頼家(金子大地)は、御家人たちに、意思表明をする。しかし、比企能員(佐藤二朗)は、鎌倉殿への意見は自分を通すように言うと、時政(坂東彌十郎)もまた譲らぬ。
景時(中村獅童)が制して、頼家はすべて直に意見するようにと伝える。
この自体に、比企能員、北条時政はそれぞれ思惑を巡らせる。
義時は、頼家が景時を信頼していると、政子(小池栄子)に伝える。頼家からの依頼もあり、頼時(坂口健太郎)、時房(瀬戸康史)を頼家の近習とするとした。
京で事件が起こる。後鳥羽上皇の後見人、土御門通親(関智一)の暗殺計画である。捕らえられたのは、一条家の者だった。
鎌倉にも、この件が伝えられる。一条家はかつて大姫を嫁がせようとしていた先。
きっと、頼家を待っていると話す。だが、頼家は景時の意見もあり、不逞の御家人たちを処罰するように命ずる。
頼家は募っていた若い近習たちを集めて、三善康信より政を指南してもらっていた。その頼家の元の、数多の裁きを求める文が届いていた。
侍所別当となっていた、景時に、和田義盛(横田栄司)が意義を唱えていた。頼朝から言いつけられたのは自分だと。
頼家はその場を立ち去り、つつじ(北香那)の元へ向かうが、そこには政子もやってきていた。さらに、せつ(山谷花純)もやってきる。その場のやり取りに嫌気がさしたか、またもやその場を立ち去ってしまう。
頼時は、経験がない事で苦しんでいるのだろうと、義時に話す。義時は、助けてやるべきかどうかと悩む。比奈の助言もあり、一案する。
義時は景時を通して、文官と景時ら5人衆が取次、最後の裁きを頼家に任せようと。景時は、これを頼家に進言し、このかたちが始まる。
義時は、この事を御家人たちに伝えて歩くが、比企能員も時政もこれに加えろと。さらに、それぞれ味方を加えて、どんどんと人数が増えていく。
時政は、和田義盛に声をかけ、さらに畠山重忠にも声をかけるが断られる。気づけば12人となっていた。
義時は、これを政子に知らせる。最後に、義時に加わるように、申しつける。頼家は、何人になったと義時に問う。最終的に13人になったと伝え驚く。
義時は、頼朝も最初から鎌倉殿だったわけではないとし、皆が鎌倉殿を支えるとし、御家人たちを信じてほしいと訴える。
鎌倉殿を前にして、改めて13人が紹介される。それでも、頼家は御家人たちを信じてはいないと話す。頼家は自らの手足となって働く若い衆を呼び寄せる。皆で切磋琢磨して、新しい鎌倉を築こうではないかと話す。
感想
いよいよタイトル回収回。いやいや、最初の5人からどんどん増えていって、最終的に13人まで膨れ上がるのが面白すぎる。文官をのぞけば、比企と北条の権力争いそのものなんだなぁ。この状況だから、頼家も面白いはずはないですよな。
頼朝が死ぬのが早すぎた。まあ、景時がこぼした言葉がすべてを物語っているんでしょうね。ここにきて、義時はあくまでも鎌倉殿を刺させるという役目。それに徹しているわけです。義時を最後の13人目においた政子の考えも、わかる気も
ここまできて、御家人集と鎌倉殿はある種の対立関係となってしまいました。これは、どうあれこうあれうまくいくはずはないわなと。
次回、早くもその軋轢が。梶原景時の変へと続く流れとなるようです。
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