大河ドラマ 青天を衝け 第八回 「栄一の祝言」 ネタバレあり感想
大河ドラマ「青天を衝け」。感想です。
第八回 栄一の祝言
あらすじ
千代(橋本愛)に思いを告げた栄一(吉沢亮)。千代は、ずっと嫌われていたと思っていたと涙を浮かべる。
栄一は、旅での話をしつづける。登りつめた先にある青の話を。
そして、人は弱いばかりでも強いばかりでもないとし、世の中を変えると。
そこへ喜作(高良健吾)がやってくる。長七郎(満島真之介)の文には、千代が嫁に欲しければ栄一と勝負しろとあったのだ。
皆が見守る中、栄一と喜作の剣術勝負が始まる。一進一退の中、僅差ながら喜作が勝利する。
しかし、喜作は、千代に栄一の世話を頼むとし、自らは身を引くのだった。 栄一は、に千代を嫁にくれと頼み込み、千代もいっしょに頼む。栄一は、千代と祝言をあげる事となる。
喜作は、この勝負で応援にやってきていた、よし(成海璃子)と夫婦となる。
江戸では、井伊直弼(岸谷五朗)が大老職に就任していた。 しかし、直弼は皆からの信頼は得られていなかった。円四郎(堤真一)も、慶喜(草彅剛)を再三説得するのだった。
弱気な直弼だったが、家定(渡辺大知)は斉昭(竹中直人)や、松平慶永(要潤)らが慶喜を将軍に推している事を知り、慶喜を世継ぎにするのは嫌だと。
直弼は、その言葉に承知するのだった。紀州家を世継ぎにすべきと話すのだった。
直弼は、その流れのまま紀州家を将軍世継ぎに推す。その後、直弼により一橋派への弾圧が始まる。
安政5年6月19日 日米修好通商条約が締結される。 しかしこれは、天皇の許しをえておらず、違勅とされた。
斉昭は、この違勅を根拠に、直弼を大老職から追いやろうとする。
条約締結の報せを書簡のみで済ませた事で、慶喜は天子様は怒るのではないかと思案する。 慶喜は、大老・井伊直弼を呼びつけようとする。
慶喜は、条約締結を書簡のみで済ませた事に対しては怒るが、世継ぎに紀州家を選んだ事には安堵していた。
翌日の、斉昭との会見では、条約締結の件はまもなく上洛して知らせるとし、世継ぎの件は一橋様も了承しているとするのだった。
世継ぎは、紀州藩主 徳川慶福に決まる。だが、この頃から家定は病に伏せる事となる。家定より、水戸、越前、さらには慶喜を処分せよと命ぜられるのだった。
直弼は、斉昭や、松平慶永、慶喜らに処分を言い渡す。その翌日、家定は亡くなるのだった。のちの、安政の大獄の始まりである。
冬になり、千代が嫁入りする。栄一と千代の祝言が開かれるのだった。
感想
栄一の話は冒頭のみで、ほぼほぼ井伊直弼のお話だった気がします。井伊直弼の大老就任から、安政の大獄までをぎゅぎゅっとまとめた感じですな。これまでの直弼のイメージからすると、かなり弱気な直弼という感じがします。恐れたてまつりますが、もう決り文句のような人。
しかし、慶喜の事は、思った人とは違ったとも思っていたようです。元々、慶喜は将軍職に固執はしていなかったので、徳川家が安寧ならそれで良かった人ですから。
とはいえ、直弼が頼った、家定はあっさりと病死。家定最後の言葉をまもり、安政の大獄が始まりました。しかしながら、これが桜田門外の変を呼び起こすわけですよ。長七郎の顔も観られましたが、長七郎自体は、桜田門外の変には関わってなかったと思われます。
次回は、その桜田門外の変がメインとなるようです。ここより、少しづつ、栄一と慶喜との再会が近づくのでしょうか。
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