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大河ドラマ 麒麟がくる 第三十三回 「比叡山に棲む魔物」 ネタバレあり感想



麒麟がくる

大河ドラマ「麒麟がくる」。感想です。

第三十三回 比叡山に棲む魔物

あらすじ

朝倉と浅井は延暦寺の助けもあり比叡山に陣を貼る。信長は佐和山城で2ヶ月も攻めきれずにいた。
比叡山は、僧兵たちに地の利があり、御仏の山であると。
十兵衛(長谷川博己)は山崎(榎木孝明)からの文を受け取り、比叡山にへいくと宣言する。

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京では義昭(滝藤賢一)が、なぜ朝倉と織田の戦は終わらないと摂津に嘆く。
駒(門脇麦)は、虫は全部死んでしまったといい、義昭に籠を渡す。
織田にも朝倉にも死なせたくない人はいるとし、十兵衛もその1人だと。
明智十兵衛は、自分が言われたくない事を正直にいうとし、そんな奴は他にはいないと。

十兵衛は比叡山で、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)と面会。再会を果たす。
かつての恩を返しに来たという十兵衛。越前は、雪に阻まられるとし、2万の軍をここへとどまらせるには金がかかるとし、そろそろこの戦潮時ではというのだ。
義景は、覚恕には目通りしたかと聞き、十兵衛に付いてくるように言う。
覚恕(春風亭小朝)が叡山に帰ってきた。義景は、ここに陣をひいた以上覚恕にないがしろには出来ぬとする。
十兵衛は、あの座主が大事なのかと問う。長年一向宗とと戦ってきてわかったことあると。念仏を唱えるものとの戦には勝てぬという事だと、義景は言うのだった。

十兵衛は、覚恕と対面する。覚恕は、生まれてからの事を話す。醜きものという自分は、金と力を得たと。帝も、金を融通してくれといってきたとし、美しきものに勝ったと。
織田信長はそれを掠め取っていくと。領地も金も。今日はワシのものだ返せと叫ぶのだ。

信長が攻めあぐんでる間に、長島一向一揆が尾張をおそい、織田信興が絶たれる。
覚恕は、摂津と話し、これで信長は袋のネズミと。助けてやる必要はないと。成り上がり物に夢は見させぬと言うのだった。
十兵衛は、家康の忍びからこれを聞いたとし、信長に言う。信長は、弟が死んだとし美濃に戻らねばとする。
しかし、このまま逃げ帰っては帰蝶に笑われると十兵衛はいう。
十兵衛は今一度和睦をと言う。信長は、帝へ使いをだして、和睦を進めようとする。

天皇(坂東玉三郎)と碁を打つ東庵(堺正章)。将軍は、何度も仲裁にはいっていたがと。
弟・覚恕は、兄に頭を下げさせないのだと言うのだった。信長を助けたいと言うのだ。

天皇より勅命がくだされ、浅井・朝倉・叡山と織田との叡山の要求を飲む形で和睦が成立する。

京につかの間の平和が訪れる。義昭に招かれていた、筒井順慶(駿河太郎)をみた松永久秀は怒っていた。

これは罠だと。大和に戻り、順慶と戦をするとし立ち去るのだった。

摂津があらわれ、公方様が読んでいるという。十兵衛は、なぜ松永久秀(吉田鋼太郎)を呼んだといい、ここに呼べがいかなる事がおきるかと。
摂津(片岡鶴太郎)はただ、皆過去のことは水に流してほしいというするのだが・・・。十兵衛は、覚恕と会って和睦を阻んでいた事を問いただす。戦は終わったとする摂津に、信長の戦は終わっておらぬとし、古き悪しきものがいる限りと。

信長は挙兵し、叡山を攻め立てる。比叡山焼き討ちである。信長の号令の下、比叡山は攻め落とされるのだった。

感想

光秀の所在が完全に信長の家臣になってしまいましたなぁ。天台座主・覚恕か。これまた強烈なキャラが出てきました。これが、摂津と組んでいる絵面が酷すぎる。

光秀とすれば、義景と会い和睦を目論んでいたはずですが、裏で手をひいいていたのが覚恕。まあ、金ものを言わせるタイプの人物。帝の弟であるという覚恕ですが、京で営利を貪っていたのは覚恕であり、御所を修繕したのは信長。帝は、恩なる信長を助けようと和睦させるわけですな。

ここで、東庵がなぜ帝と親しくしているかという設定が出てきました。それにしても、どこへ行っても東庵は東庵というべきなのか。まあ、帝からすれば一回の医者でありながらも、様々な情報を持つ東庵は貴重な存在という設定なのでしょうね。

筒井順慶と信長を引き合わせようとしていた光秀でしたが、いつのまにか義昭のところへ。久秀と同じ場に呼んだのが摂津だったとしても、これは火種の下。元々、信長と引き合わせようとしていた光秀からしても慎重を期さなければと思っていたはずです。それが、この状況ですからね。

絵叡山焼き討ち。今回の光秀は、女子供には手を出すなとしてました。この比叡山討伐は、光秀も噛んでいたでしょうが、ここまでの残虐非道をするとは思ってはなかったのでしょうね。

次回は、焼き討ちの後の話。久秀と順慶の戦に発展しそうな状況もあり、光秀もどう動くのか。

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